昨日、日本スペイン協会の文化の集いCDQで、秋田酒類製造株(高清水)の輸出アドバイザー田村幸道氏から「米国での日本酒の広がりと最近の現地状況」について話を聞いた。かって僕は”大酒のみとして知られ、日本酒についても多少知識があると自負していたが、まったく知らない新しいことばかりで、面白かった。
田村氏によると、近年の日本食(和食)ブームを背景に日本酒の対外輸出総量が増えている。2014年度の総料は1万6316万KL(キロリットル)、金額115億円で、少額ながらここ連続5年増加している。輸出先は62か国に上るが、全体の75パーセントは、米国、韓国、台湾、香港、中国向けだが、うち米国が数量27パーセントで一位を占めている。米国内ではすでに「月桂冠」「宝酒造」など5社が現地生産しているが、一方では日本食ブームが追い風になって、輸入酒が高級酒(Premium Sake)として好まれる傾向にあるという。「高清水」では、高級純米大吟醸酒を「pure night」というラベル名で輸出している。
米国内での日本酒の主な消費先はホテルや日本レストランだが、最近の傾向として「Japan Fusion」型レストランでの需要も伸びているそうだ。「Japan Fusio」型とは日本食を中心にアジア、西欧料理など他のジャンルも一緒に提供するレストランで、最近はかなり大型店舗も登場してきているとのことだ。
日本の酒造メーカーが海外に販路を求めるようになった背景の一つにには、国内での日本酒の消費の不振がある。田村氏から頂いた資料によると、日本酒の消費量は全酒類の僅か7パーセントにすぎず、ピーク時の約三分の一だという。そういえば、僕もここ30年ぐらい、家では日本酒を飲んだことがない。宴会やパーテイでも日本酒党は、あまり見かけなくなった。海外ではワイン感覚で日本酒を好む人が多いようだが、せっかくの和食ブームだ。和食にはお酒が一番相性がよく健康だという点をもっと宣伝すれば、さらに需要を掘り起こせるかもしれない。
田村氏によると、近年の日本食(和食)ブームを背景に日本酒の対外輸出総量が増えている。2014年度の総料は1万6316万KL(キロリットル)、金額115億円で、少額ながらここ連続5年増加している。輸出先は62か国に上るが、全体の75パーセントは、米国、韓国、台湾、香港、中国向けだが、うち米国が数量27パーセントで一位を占めている。米国内ではすでに「月桂冠」「宝酒造」など5社が現地生産しているが、一方では日本食ブームが追い風になって、輸入酒が高級酒(Premium Sake)として好まれる傾向にあるという。「高清水」では、高級純米大吟醸酒を「pure night」というラベル名で輸出している。
米国内での日本酒の主な消費先はホテルや日本レストランだが、最近の傾向として「Japan Fusion」型レストランでの需要も伸びているそうだ。「Japan Fusio」型とは日本食を中心にアジア、西欧料理など他のジャンルも一緒に提供するレストランで、最近はかなり大型店舗も登場してきているとのことだ。
日本の酒造メーカーが海外に販路を求めるようになった背景の一つにには、国内での日本酒の消費の不振がある。田村氏から頂いた資料によると、日本酒の消費量は全酒類の僅か7パーセントにすぎず、ピーク時の約三分の一だという。そういえば、僕もここ30年ぐらい、家では日本酒を飲んだことがない。宴会やパーテイでも日本酒党は、あまり見かけなくなった。海外ではワイン感覚で日本酒を好む人が多いようだが、せっかくの和食ブームだ。和食にはお酒が一番相性がよく健康だという点をもっと宣伝すれば、さらに需要を掘り起こせるかもしれない。