98歳の大先輩から新しい”情報宅急便”が届いた。大きな封筒の中には先輩の近況と朝日新聞の切り抜きが入っていた。僕が朝日の読者でないのを先輩はご存じなので、僕の関心のありそうな記事をこうして送ってくれる。今回の”宅急便”の中には朝日新聞の元慰安婦写真展を巡る一連の記事が同封されていた。朝日の読者には旧聞だが、簡単に整理してみると、次のようなものだ。在日韓国人の写真家(42)が韓国のいわゆる”従軍慰安婦”の写真40点を撮り、新宿のニコン.サロンで写真展をすることになった。ニコン側も一度はこれに同意したが、諸般の事情からキャンセルになった。これに対し写真家は東京地裁に異議申し立ての仮処分を申請、地裁がこれを受理したというものだ。
僕が購読している新聞にはこの問題は一行も報道されていない。ネットの情報にもない。多分伝えるに値しない記事なのでネグったに違いない。朝日新聞は何故か慰安婦問題になると熱心である。慰安婦問題で韓国側に謝罪した「河野談話」も元はと言えば、朝日新聞が伝えた慰安婦強制連行の誤報から出ている。いわゆる”従軍慰安婦”問題は、今さら言うまでもない。日本軍による強制連行はなかったし、軍が売春を強要したこともない。売春は民間人の女衒が行ったものだが、ただ募集の段階で広告の行き過ぎから犠牲になった女性がいたのも事実のようだ。
残念なことにわが国でも戦後の昭和33年まで売春は政府公認であった。全国各地に”赤線”という売春地帯があった。現在でもオランダのアムステルダムには”飾り窓”という公認の売春地帯がある。数年前、僕は友人夫妻と旧和蘭東インド会社跡を訪ねた際、この地帯に紛れ込んで大恥をかいたことがあった。
大先輩の手紙には”戦後67年もたって、いまだにこんな問題がグジグジしているのには参ります”とあった。先輩は戦争中の大部分をニューギニア海の慰安施設もない小さな孤島で守備に就いていた。トカゲや蛇を食べていた先輩にとっては、いまだに慰安婦問題というと新聞が大きく取り上げ、旧日本軍の兵士全員が悪いことをしていたかのように伝えられるのが耐えられないというのである。
僕が購読している新聞にはこの問題は一行も報道されていない。ネットの情報にもない。多分伝えるに値しない記事なのでネグったに違いない。朝日新聞は何故か慰安婦問題になると熱心である。慰安婦問題で韓国側に謝罪した「河野談話」も元はと言えば、朝日新聞が伝えた慰安婦強制連行の誤報から出ている。いわゆる”従軍慰安婦”問題は、今さら言うまでもない。日本軍による強制連行はなかったし、軍が売春を強要したこともない。売春は民間人の女衒が行ったものだが、ただ募集の段階で広告の行き過ぎから犠牲になった女性がいたのも事実のようだ。
残念なことにわが国でも戦後の昭和33年まで売春は政府公認であった。全国各地に”赤線”という売春地帯があった。現在でもオランダのアムステルダムには”飾り窓”という公認の売春地帯がある。数年前、僕は友人夫妻と旧和蘭東インド会社跡を訪ねた際、この地帯に紛れ込んで大恥をかいたことがあった。
大先輩の手紙には”戦後67年もたって、いまだにこんな問題がグジグジしているのには参ります”とあった。先輩は戦争中の大部分をニューギニア海の慰安施設もない小さな孤島で守備に就いていた。トカゲや蛇を食べていた先輩にとっては、いまだに慰安婦問題というと新聞が大きく取り上げ、旧日本軍の兵士全員が悪いことをしていたかのように伝えられるのが耐えられないというのである。