昨日、僕はリハビリをかね老妻につきそわれて理髪店に出かけた。老人とはいえ、のび放題の頭で新年を迎えたくはなかった。とはいえ、暮れの30日、店は客が立ちこんでいて果たして刈ってもらえるかどうか心配だった。ところが、予想に反して店には順番待ちの客は一人もいなく、すぐに刈って貰えた。戦前昭和の時代の歳末、どこの店も客であふれていた床屋の風景を知っている僕にとっては驚きだ。
戦前昭和から30年代頃まで東京では独特の歳末風景があった記憶がある。師走という言葉がぴったりのように、道行く人々は何かと忙しそうであった。商店街には臨時の籤引き抽選場が儲けられ、大当たりの箪笥が会場に積んであったりした。当時、景気がよかったのか、どうかはっきり覚えていないが、町には今より活気があったような気がする。
昨日の東京証券取引所の大納会に安倍晋三総理が出席し、平均株価が約6年ぶりの高水準で終えられたことを誇り顔に”来る年もアベノミクスは”買い”ですと鐘を鳴らした。結構な話で国民はおおいに期待をしているが、どうも今一つ僕ら庶民には、アベノミクスの”魔術”が伝わってこないのは、どういうわけなのだろうか。
今年わが家にとっては最悪の年であった。僕は9月に4回目の膀胱ガンの切除手術で入院、さらに11月から12月にかけて膝の人工関節置換手術で1か月も入院した。病院からまだ最終的な治療費の請求はこないが、後期高齢者医療保険ながら3割自己負担のわが家にとっては、思わぬ負担である。新しい来る年の幸せを願って、老妻は昨日、すこし奮発して大きめのお供え餅を買ってきた。
今年も「老人タイムス」をご支援いただき有難うございました。今年の漢字「輪」ではないが、世代を越えて、このブログの「輪」が来年も広がることを願っています。
戦前昭和から30年代頃まで東京では独特の歳末風景があった記憶がある。師走という言葉がぴったりのように、道行く人々は何かと忙しそうであった。商店街には臨時の籤引き抽選場が儲けられ、大当たりの箪笥が会場に積んであったりした。当時、景気がよかったのか、どうかはっきり覚えていないが、町には今より活気があったような気がする。
昨日の東京証券取引所の大納会に安倍晋三総理が出席し、平均株価が約6年ぶりの高水準で終えられたことを誇り顔に”来る年もアベノミクスは”買い”ですと鐘を鳴らした。結構な話で国民はおおいに期待をしているが、どうも今一つ僕ら庶民には、アベノミクスの”魔術”が伝わってこないのは、どういうわけなのだろうか。
今年わが家にとっては最悪の年であった。僕は9月に4回目の膀胱ガンの切除手術で入院、さらに11月から12月にかけて膝の人工関節置換手術で1か月も入院した。病院からまだ最終的な治療費の請求はこないが、後期高齢者医療保険ながら3割自己負担のわが家にとっては、思わぬ負担である。新しい来る年の幸せを願って、老妻は昨日、すこし奮発して大きめのお供え餅を買ってきた。
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