「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

ブーメランでミーラとりがミーラになった民主党

2014-10-31 05:31:17 | Weblog
ちょっと不見識だが「慣用句ことわざ辞典」(三省堂編)に出てくる言葉をまじえて政治の現状を綴ってみた。「すねに傷を持ち、叩けば埃が出る同士が互いに足の引っ張り合いだ。この泥試合どこまで続くのかー。それとも、皆で渡れば怖くないで終結するのか。最初にブーメランを投げた民主党は戻ってきたそのブーメランが当たり、まるでミーラ取りがミーラになってしまった」

昨日の衆院予算委員会の経済財政集中審議をテレビで視聴した。”政治とカネ”を巡って女性二閣僚を辞任に追い込んだ民主党は、ここを先途と枝野幸男幹事長を質問のトップにたてたが、今一つ攻めがあまい。それもそのはず、枝野幹事長の政治資金に疑惑が持たれ、法に触れる名前入りののぼり旗が演説会場にたっていたとの新聞報が出ていた。”政治とカネ”に変って、小川淳也議員が山谷えり子国家公安委員長と「在特会」との関係を追及したが、週刊誌の新人記者みたいで、山谷委員長が在特会とホテルで”落ち合った”と言葉使いも知らない。

安倍総理は二女性閣僚の任命責任については終始国民に詫びる一方、問題山積の国会である。政策審議を優先しようと呼びかけていた。しかし、野党の激しい野次には、さすがに感情を表に出して、野次議員を名指しで批判していた。”政治とカネ”を巡って与党の議員も野党の議員も戦戦兢々,フラストレーションの塊なのかもしれない。

テレビ中継の中で野党議員の一人が、自治省の役人を参考人に呼んで、どんな行為が法に触れ、あるいは触れないのか聞いていた。議員ですらよく解らない法律だ。政治家は選良の皆様だ。安倍総理の言葉を借りれば、世界はエボラ熱やイスラム国対策で大変である。団扇とSMショーではなくて次元の高い問題を審議して貰いたい。

糖尿病治療薬「アクトス」と膀胱ガン米国訴訟で一兆円の損害賠償 日本ではどうなのか?

2014-10-30 05:55:05 | Weblog
今年の11月から東京の自動車ナンバーに「世田谷」が導入されるのに抗議して世田谷区議ら132人が保坂展人区長と区を相手取り訴訟を起こしたという。「世田谷」は現在の「品川」ナンバーに比べブランド名が低く、区民のプライバシ―を侵害するといったような理由からだそうで、原告一人当たりに一円を支払えということ。争い事が嫌いな僕には今一つ訴訟の理由が解らない。

一方、昨日の新聞に米国のルイジアナ州で武田薬品の糖尿病治療薬「アクトス」を服用して膀胱ガンになったとして、裁判所が武田薬品と米国の販売会社に40億ドル(4000億円)を支払えという判決を出した記事が出ていた。一審では100億ドル(1兆円)だったそうだから、大幅の減額だが、僕からみれば天文学的な数字である。

2011年6月29日の小ブログで僕は「アクトス飲んで膀胱ガンになった!」という自分の体験談を書いた。その時点で厚労省は、アクトスによる膀胱ガンの発生率は非使用者に比べて長期常用者は1.40倍のリスクがあり、服用しないよう医療機関に通達していた。しかし、その後、アクトスが発売禁止になっという話は聞かない。ルイジアナ州の裁判でも武田側は、判決を不服として上級審に控訴するようだし、インターネットのHPでも膀胱ガンとの相関性は公式には認めていない。

日本人はもともと裁判事は欧米に比べて好まないと聞いていたが、最近は、上記の世田谷のような例も出てきた。アクトスのケースは世田谷と違って、人命にも関係してくる問題だ。欧米のように、きちんと問題解決のために被害者が、金銭目当てでなく訴訟を起こすのが社会のために良いのかもしれない。

「イスラム国」の114,000の動画

2014-10-29 05:43:17 | Weblog
「イスラム国」領への米国などの国際有志軍の空爆が始まって1か月経ったが、戦闘は一進一退しているようで判らない。米国防総省の発表によると、米国は8月5日から10月16日までの2か月余に5億8千万ドルの巨費を使っている。一体、現地では何が起きているのだろうかー。一方、欧米各国では「イスラム国」に共感したテロまで起き、日本でも戦闘員に参加したいという若者まで登場してきた。

「イスラム国」に関する動画が114,000もある。「イスラム国}はなかなか動画が好きなようで、最新の一つでは人質の英国人ジャーナリストを使って、現地の戦闘が「イスラム国」側に有利だとルポさせていたが、大部分はイスラムのジハード(聖戦)に参加した若者たちの勇敢な訓練だとか人質の処刑寸前の模様である。あまり、指導者の声明とか、国が何を目指そうとしているのかは見当たらない。

動画の中には「イスラム国」の版図を示す地図があるが、シリアとイラクの一部である、それが全部「イスラム国」が制圧した地域であるかはわからないが、かって植民地時代、宗主国の英国やフランスがが勝手に線引きしたものではない。この中にはイラク第二の都市、モスルやシリアの古代遺跡に富むアレッポも入っている。また石油利権に富む地域である。

「イスラム国」とは何なのかー。昔読んだ「アラブ人の気質と性格」(サニア・ハマネ著 笠原佳雄訳 サイマル出版)には「イスラム国家は一種の社会主義共和国かもしれない。イスラムには君主の座はなく、世襲継承も認められない。それは僧侶も教会寺院もない神権民主主義である」「国家は寺院であり、その中で信仰の領域を守り、拡大し、信者の面倒を見る」いまの「イスラム国」の性格に多少何か参考になるだろうかー。

80歳の「老人力」

2014-10-28 05:38:57 | Weblog
芥川賞作家の赤瀬川原平氏が亡くなった。1998年の流行語大賞「老人力」の作者と知られているが、年齢はまだ77歳で、僕より6歳も若い。訃報の新聞見出しに「老人力」とあったが、恥ずかしながら、僕はこの言葉を知らなかったしし、読んだこともない。何故だか疑問に思い調べてみたら、当時僕は67歳だったが、まだパートながら現役で働いており、自分が老人だという意識が全くなかったことに起因しているようだ。

赤瀬川氏は当時、還暦を迎えたばかりの60歳。「老人力」とは年寄りになると、物忘れがひどくなり、同じことを繰り返すようになり、足腰も弱くなってくるものだが、赤瀬川氏は、これを逆手にとって、これを「老人力」とプラスに解釈したユニークな発想の本のようだ。何故、赤瀬川氏がこういった発想したのかは寡聞にして知らない。

僕が「老人」を意識し出したのは8年前、75歳になった時、娘から”ボケ防止”にブログを勧められ、この「老人タイムス」を始めてからだ。しかし、まだ体力的には”老人”ではないと自慢していたが、老いは思いもよらなかった膝の痛みから始まった。痛みがひどくなり、整形外科病院に行き、レントゲン検査の結果”半月盤の軟骨摩耗”と診断されたが、ブログには”スポーツ選手並みの名誉の負傷”などとバカなこと書いていた。それが、ついに極度に痛みが激しくなり、昨年暮、人工関節の世話にならざるをえなくなった。

手術の結果は好く、今は杖なしで歩けるようになったが、今度は、これまた考えもしなかった大腸がんの発見である。老いは誰にでも確実にやってくるものだ。今のところ「認知症」は大丈夫のようだが、80歳の「老人力」を発揮して、もうひと踏ん張り、頑張ることにしよう。

安倍政権の足を引っ張る自民党内の旧勢力

2014-10-27 06:23:10 | Weblog
女性二閣僚のダブル辞任の後、読売新聞が行った世論調査によると、安倍内閣の支持率は前回(10月2日―5日)に比べて9ポインt急落、53パーセントであった。下落の原因は、二女姓閣僚の”政治とカネ”の問題と安倍総理の任命責任だが、もう一つ、僕には最近の二階俊博・自民党総務会長のおかしな発言も原因しているように見えてならない。せっかく安倍政権が安定軌道に乗り、国民が期待を寄せているのに、まるで水を差すようなものだ。

二階総務会長は先日の記者会見で、中韓との関係改善が安倍政権の最大の課題だ。それには中国との間の尖閣領土問題や韓国との”従軍慰安婦”をめぐる歴史認識問題は”棚上げ”すべきだと発言していた。残念ながら、失われたこの20年、村山政権に続くわが国の歴代政権は、河野発言にみられるように、変な妥協をして、問題をこじらせてきたのではないか。

二階総務会長的な考え方は、先日の日韓議員連盟(会長額賀福志郎元財務相)のソウルでの日韓共同宣言にもみられる。これだけ朝日新聞の誤報に端を発した”従軍慰安婦”問題が、韓国の主張とは異なっているのに共同宣言は、韓国のペースで”元慰安婦の名誉回復と心の痛みを癒す措置を早急にとる”としてる。

10月、韓国は「独島(日本領竹島)領土月間」で、日韓議員連盟の会議が行われたソウルでも市民団体が小学生まで集めて日本に抗議する集会をしていたという。もともと今回の一連の韓国の反日行動は2012年8月、当時の李明博大統領が竹島に上陸し、韓国領と主張したことに始まる。竹島が歴史的にも国際法に照らしてわが国の領土であることはまちがいない。勘ぐるわけではないが、韓国側がこの「独島領土月間」に合わせて、議員連盟の会議を催したのではないだろうかー。

最後の軍神、関行男神風特攻隊長の遺書と本心

2014-10-26 05:22:11 | Weblog
海軍省はちょうど70年前の昭和19年10月26日、レイテ湾沖海戦で、海軍神風特攻隊敷島隊隊長、関行男大尉率いる5人の軍神が、米空母「セント・ロー」に体当たりし撃沈させたと発表した。「「神風特攻隊」と「零戦」の名前が国民の前に明らかにされたのは、これが初めてであった。関隊長はこの武勲により二階級特進、中佐に昇進している。

戦争中、小国民だった僕らの世代は「軍神」について特別な想いがある。小学校唱歌の「軍神広瀬中佐」や「爆弾三勇士」、大東亜戦争勃発時のハワイ奇襲攻撃の特殊潜航艇の九軍神、加藤隼戦闘隊の隊長など名前を知らないものはなかった。しかし、関行男軍神については、いまひとつ知られていない。戦況が悪化し、やがて本土爆撃が開始される。軍は「軍神」の名前によって国民を慰撫出来なくなった。関中佐は最後の「軍神」である。

関行男軍神について調べたら、僕の新聞社時代の上司だった小野田政さん(故人)が報道班員として出撃前,マバラカット基地で関大尉に会っており、戦後このことを雑誌に書いているのを知った。ウィキペディアから引用してみる。「日本はおしまいだ。僕のような優秀なパイロットを殺すなんて。僕なら体当たりせずにも敵艦の甲板に50番(50㌔爆弾)を命中させる自信がある。僕は天皇陛下とか日本帝国のために征くのではない。最後にKA(海軍の隠語で妻)のために征くのだ」

時に関大尉は23歳、新婚間もなかった。彼の遺書には、こう書いてある。「父上様、母上様 幼時よりご苦労かけ手不幸の段お許し下さい。今回帝国勝敗の岐路に立ち、身を以て君恩に報いる覚悟です。武人の本懐これにすぐるものはありません」(後略)

”めくるめくる本の世界”と電子書籍

2014-10-25 06:52:45 | Weblog
〝灯下親しむの侯”というのは今頃の季節の手紙の初めの常套句であった。確かに僕の遠い想い出の中にも、白熱電灯のあかりの下で、虫のネを聞きながら長編小説を読みふけったことがある。今年も10月27日から11月9日まで二週間、恒例の「読書週間」が始まる。今年の「読書週間」の標語は”めくるめくる本の世界”である。活字離れが進んで、電子書籍の利用が増えているのに対する危機感を”めくるめくる”で表現したのだろう。

先日「読書週間」に先立ち読売新聞が行った世論調査が紙面に出ていたが”この1か月に本を読んだ人、読まなかった人”の調査では、この三年続けて読まない人が50パーセントを割っていた。つまり二人に一人は本を読んでいないということだ。そういえば、僕自身も入院を控えて病院通いで多忙であったこともあるが、一冊もまとまった本を読んでいない。

戦争末期の頃だが、僕は”活字飢餓”に落ちったことがある。千葉県の江戸川運河の河口で家を離れ、勤労動員中だったが、、ラジオもなく新聞もない毎日の生活が続き、中学三年であった僕は、むしょうに本が読みたくなった。分宿先の農家の便所にあった、落とし紙がわりの古雑誌を長時間読みふけった。この”活字飢餓”は、体験した者しかわからない。

読売新聞の調査によると、活字離れ対して電子書籍の利用者は、昨年に比べて14パーセント増えているという。頭の固くなった僕には電子書籍の購入法も解らない。たまに必要があって、インターネットで古典の短編を読むことはあるが、どうも今ひとつ読書をしたとい気になれない。やはり、ページをめくり、めくり、栞(しおり)をはさんで、また読み直し、長編を読見終えた時の達成感がないと、僕には読書ではない。

”お茶で濁されるな”北朝鮮との拉致交渉

2014-10-24 04:52:22 | Weblog
このところ首都圏は気温が下がりめっきり秋が深まってきたが、”夏の終り秋の初めには”と約束されていた北朝鮮の拉致被害者調査がやっと動き出した。と、いっても調査結果が判明した訳ではなく、向こう側の意向に沿って、平壌に調査団を派遣するだけ。調査はまだ北朝鮮の言葉を借りれば「初期段階”だそうだ。またぞろ、「北」の、その場しのぎ”お茶を濁す”作戦の感もあるが、安倍総理の言うように「(調査団を)派遣しないことで調査を打ち切られるリスクを考えれば、やむをえないのかもしれない。

交渉は相手のあることであり、一朝一夕でないのは解るが、問題は拉致という人道的なものである。拉致を「北」が認めてからでも12年の歳月が流れている。安倍政権は拉致問題の解決を最大課題に掲げ”対話と圧力”で、交渉に当たってきたようだが、少し相手を見間違えたような気が僕にはする。今年7月、在日朝鮮人連合会(総連)の許宋萬議長ら幹部4人が8年ぶりに祖国に帰った。これについて、僕は拉致問題解決への安倍政権のとった宥和政策の一つだが、時期尚早ではないかと見ていた。許宋萬議長は、先頃帰国したが、拉致問題解決には何も触れていない。

安倍総理は調査団派遣にあたって改めて”拉致問題が最重要だ”と「北」側に伝達せよと指示した。当然の事だが、もしかすると「北」側は戦争直後帰国の際、「北」の地で亡くなった人たちの墓参を許可した問題を持ち出し”恩を売る”作戦に出るつもりかもしれない。今考えると、拉致問題解決と墓参とを併行して議題にすべきではなかった。

調査団は伊原純一外務省アジア大洋州局長をトップに拉致問題対策本部、警察庁からも要員10人が派遣されるそうだが、相手が相手の事。相手のペースにはまらず”お茶で濁されない”ように同胞の救出に全力をお願いしたい。

撤去された堀内落下傘部隊長の「霊魂」慰霊碑

2014-10-23 05:29:39 | Weblog
大阪に住む知人から「南方各地慰霊碑一覧」を改訂したいと申し入れがあった。この「一覧」は2002年、ジャカルタのタマン・プラサスティ(墓碑博物館)に放置されていた、ジャワ作戦時の廣安梯隊三十勇士之碑を再建したさい、協力願った方々の基金で出版したものである。南方各地といっても、ほとんどインドネシア各地の慰霊碑の一覧である。大阪の知人は戦前生まれといっても戦争は知らない世代の方だが、手紙によると、バリ島で戦後インドネシア独立戦争に参加した元日本軍兵士の慰霊碑の保存をされている方だ。

「一覧」が冊子になってから10数年の歳月が流れ、実は記載内容に変化がでてきて再版しなければ、と僕は思っていた。例えばスラウェシ島のマナド市民墓地にあった、日本初の落下傘部隊長堀内豊秋中佐の遺徳を偲んで戦後現地人が建てた「霊魂」の碑がすでに撤去されたままになっている。2002年、僕が訪れた時も慰霊碑の周りは雑草が生い茂ったままで、だれが管理しているのか不明だった。関係者に聞くと、中国系の旅行社が、日本人観光客を目当てに建てたとのことだ。日本の海上自衛隊がマナドを訪れた時も碑を参拝していた。

従軍世代が次第に少なくなり、海外各地のこの種の碑の保存が問題になってきている。厚生労働省は数年前から,だれが管理しているの不明な慰霊碑は撤去する方針で、日本遺族会など民間団体に依頼している。確かに僻地に建てられた慰霊碑の中には住民の無理解で破壊されたものもある。が、慰霊碑のほとんどは戦友や遺族によって建立されたもので、関係者にとってはやりきれない気持ちである。

数年前、川崎で催された戦争中のセレベスのニュース映画を見る会で、堀内隊長のご遺族とお会いした。ご遺族はすでに「霊魂」の碑が撤去されたのをご存知だった。落下傘部隊をアニメ化した「海の神兵」の事を知る世代も少なくなったが、出来れば隊長の遺徳を偲び、保存したく思っていた。しかし、碑はなくとも霊魂は不滅である。ある意味では仕方がないのかもしれない。

土砂災害防止法案の審議先送りと民主党の意趣返し

2014-10-22 05:57:27 | Weblog
今日(10月22日)付けの新聞に”ダム106か所 治水機能低下”(産経新聞)という記事があった。会計検査院が全国500か所のダムのうち200か所について調査したところ土砂堆積などで容量が減り、局地的な豪雨があった場合、下流地域で災害が起きる可能性があるという。今年8月、広島市内で台風による豪雨の山崩れで74人の犠牲者を出したばかりである。国交省は、ある程度土砂が堆積しても大丈夫だといっているが、素人にはショッキングなニュースだ。

その折も折、与野党間ですでに合意を見ていた「土砂災害防止法改正法案」の衆院本会議での審議が先延ばしになった。民主党などの野党は辞任した女性二閣僚の後任に任命された新閣僚の所信も聞かないうちに法案の審議は出来ないというのだ。その通りであるが、土砂災害にかかわる法案は国民の生命に関係するものである。一日も早く法案を審議し、対策を講じて貰いたいのが国民の願いだと思うのだがー。

”民主、不祥事を優先”(読売新聞一面見出し)だそうである。今国会での最重要法案の一つである「労働者派遣法改正案」の審議についても海江田民主党代表は、こういった大きな問題(二閣僚ダブル辞任と安倍総理の任命責任)を抱えている下では廃案を目指したいと述べ、早くも不祥事追及を優先課題にしょうという方針だ、

「次世代の党」の幹部によると、民主党は今こそ政権与党時代の意趣返しに出ている(読売新聞)のだという。民主党は3年3か月の与党政権時代に失言や不祥事で16人の閣僚が辞任している。その意趣返しだというのである。政治に素人の僕が見ても、民主党政権の閣僚の中には”おそまつ”で、辞任が当然という人が多かった。しかし、今回の女性二閣僚の場合は、かばうわけではないが、バックアップ体制が旧態依然だったことに起因している。”意趣返し”は、民主党にとって墓穴を掘るだけである。