「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”安保反対世代の老人たちに騙されるな”

2014-06-30 05:55:16 | Weblog
産経新聞のコラム「産経抄」(6月28日)に「安倍総理のやることに”何でも反対”している新聞しか読んでないと”日本が戦争に巻き込まれる”と思い込んでも仕方がないが、自衛隊嫌いの大江健三郎氏ら安保反対世代のの老人たちにだまされてはいけない」とあった。

毎日新聞が安倍総理の政策に”何でも反対”なのか知らないが、同紙の最新の全国世論調査によると”集団的自衛権を行使できるようになった場合、他国の戦争に巻き込まれるか”という設問に対して、回答者の71パーセントが”そう思う”と回答していた。”そう思わない”の回答者は僅か19パーセントにすぎなかった。正直言って、これには僕はびっくりした。

”戦争をさせない1000人委員会”というFacebookがあって、官邸近くで集団自衛権反対デモを行っている。この旗ふり役が「憲法九条の会」の作家の大江健三郎氏や脚本家の倉本聡氏などの進歩的文化人や学者である。購読紙の産経新聞は反対デモについて、ほとんど伝えないが、娘夫婦がとっている東京新聞は大きく、まるで東京中がデモで大騒ぎのような報道ぶりだ。公平なNHKも伝えているが、そのテレビ画面を見ると、白髪や禿頭の安保反対世代と思われる老人たちが多い。

大江健三郎氏も倉本聡氏も昭和10年1月生まれで敗戦時は小学校5年、いわゆる学童疎開世代である。中学校の時に新憲法が成立、60年安保時代に反対闘争に参加している。いわゆる戦後の「平和教育」を刷りこまれた教育を受けている。彼らより一つ上の僕ら昭和1ケタ世代は、同じ老人でも兵隊として、あるいは動員学徒して戦争に直接参加している。これが僅かな年の差でも彼ら学童疎開世代とは違う。

戦争の愚かさは、僕ら世代は彼ら世代以上によく知っている。日本人なら誰でも二度と戦争に巻き込まれたくない。しかし、70年前と時代が変ってきている。世界の趨勢は集団的自衛が戦争への抑止力化している。いわんや安倍総理が憲法九条を廃棄すると言明したわけではない。”枯れ尾花”で大騒ぎするのは馬鹿げている。

「オーケストラアジア」日韓友情公演に招待されたが

2014-06-29 05:52:59 | Weblog
知り合いから「オーケストラアジア」日韓友情公演の招待券を頂いた。パンフレットの岸田文雄文科相の祝辞の挨拶によると”本公演は日韓〝音の道”同行と題して日韓両国の作曲家、指揮者、演奏家の皆さんが共同で企画し制作するもので、日韓両国ひいてはアジアの音楽文化の発展の発展に寄与することが期待されます。また同時に文化交流を通じた北東アジアの平和への貢献に資することになると存じます”とある。もう20年間も両国間で続いている催しだそうだ。

東京の会場は、わが家の近くの都立大学跡地にある「パーシモンホール」で、足の悪い僕でも歩いて行けるが、最近の韓国の”横暴”から僕は個人的に行きたくない。代って音楽好きの老妻が喜んで出かけてきた。帰宅した老妻の話によると、なかなか格調の高い催しで、岸田文科相の挨拶通りだったという。招待席には、東京公演を共催している公益財団法人目黒区芸術文化振興財団の関係からか青木英二区長の姿もあったそうだ。

目黒区は東京23区の中で財政指標が最悪で、一部では”東京の夕張”と悪口されているほどだ。2012年に当選した青木区長(民主、公明、社民支援)は、財政再建を政策の第一に掲げているが、僕が見る限り、目黒区の庁舎の一部を改造して結婚式場にしたり、思いつき、場当たり的な政策が多い。どうも”数字”に弱い人らしい。「パーシモンホール」に隣接する、フランス料理店の改造費450万円を区費で支払った、と区議のネットに出ていた。

「オーケストラアジア」の日本公演は目黒「パーシモンホール」のほか、徳島、尼崎でも行われたが、地域団体の共催は目黒区だけである。共催というかぎり、財政的な支援もあるに違いない。どうも、この区長には民主党的体質が残っているように僕には思える。

83歳にして常用薬がゼロになりました

2014-06-28 06:48:16 | Weblog
高齢者の医療費高騰の最大の原因は”薬づけ”にあるとされている。70歳以上の年寄りの2割は7種類もの薬をのんでいるという統計もある。たしかに僕ら年寄りが集まると、まるで自慢しあうように服用薬の種類や名前を話し合う。僕も最近まで降圧剤と糖尿病の治療薬3種類をのんでいたが、昨日、主治医の診断で、糖尿病治療薬に次いで、30年来お世話になっている降圧剤も一時ストップして様子をみることになった。馬齢を重ねると、普通、薬の種類や量は増えるものだが、その逆である。大万歳だ。

高血圧で降圧剤をのみ始めたのは30数年前、まだ50代の頃だった。会社の健康診断で高血圧と診断され以来定期的に通院し降圧剤をのんでいる。世間では一度、降圧剤を飲みだしたら、途中でやめてはいけないといわれている。これを忠実に守ってきたわけだが、ここ10数年数値は安定している。現在の主治医に代って毎日のんでいたのが隔日になったが、数値は変わらない。今年になって、主治医の決断で、2種類の糖尿病の治療薬の服用をやめたが、血糖値は安定している。

昔、僕が現役の頃は”年齢プラス90”が適正血圧とされていた。それで行くと、僕の血圧は170台でよいのだが、最近の僕の血圧は110台から120台、下も60台から70台、降圧剤をのんだ日ものまない日も同じである。最近発表になった人間ドック学会の新基準によると、収縮血圧160、拡張血圧100が高血圧とされている。この基準を僕はクリアしている。むしろ低い感じがする。

日本の社会保障制度の最大の問題点は老人医療費の高騰で、その原因は”薬づけ”にあるといわれて久しい。そして、まるで年寄りが悪者扱いされているが、僕ら高齢者だけが悪いのではない。やたらに薬に依存する日本の医療機関に最大の問題があるのではないだろうか。

臨床研究薬は安全なのか 国民の不安

2014-06-27 05:36:37 | Weblog
全国の22医療機関が実施している白血病治療薬「タングナ」の臨床研究に治療薬を販売しているノバルティスファーマの社員が全面的に関与していたという。先日も大手の武田薬品でも社員が新薬降圧剤の臨床研究に参加、その見返りとして、全国の大学病院に計37億円を寄付していた、という新聞記事をみた。製薬会社が、自社の新薬を売り込むために、カネを使い臨床研究の段階から参画しているのは当たり前の事なのだろうかー。

素人には理解できないが、薬害はないのだろうかー。武田薬品の名前を聞いて、僕は2010年1月と6月、同社が発売している糖尿病治療薬「アクトス」を服用したあと、続けて2回、膀胱ガンが再発、国立病院に入院、切除手術を受けている。患者の僕は知らなかったが、その時点ですでに「アクトス」はフランスなど欧米各国では、膀胱ガンとの因果関係が臨床の段階で判り、発売禁止になっていた。米国でも今年4月、ルイジアナ州の裁判所で、患者が起こした裁判で武田薬品に60億円を支払えという判決が出ている。

「アクトス」は臨床研究薬ではなく、すでに厚生労働省の認可を受けた薬品である。武田薬品は、米国での裁判の後も自社のHPで”「アクトス」は患者への安全な有用な治療薬です”と書いている。しかし、こうも臨床研究薬をめぐって製薬会社と国立病院との間の問題が明るみに出ると、果たして安全なのかどうか疑いたくなる。先日、テレビで認知症患者の薬の管理について放送していたが、その中で、たまたま「アクトス」の錠剤をみた。そんなことは絶対にないと思うが、製薬会社の”売らんかな”の体質から、僕は不安を感じた。厚労省も国民の不安にこたえるべきである。

比大統領の来日 日本の新聞の価値判断

2014-06-26 05:35:57 | Weblog
「比大統領 集団的自衛権を支持 首脳会談」と、いささか読者には不親切な記事が、産経新聞5面総合面に小さく載っていた。一般の読者にとってフィリッピンのアキノ大統領が来日したのも知らないし、いわんや何の目的なのかもわからない。アキノ大統領は、日本の肝いりで広島で開かれた、同国内の反対勢力、ミンダナオ.モロ解放戦線(MNLF)との和平会議に、出席、その機会に安倍総理と会談したものだ。産経の記事では、いっさい、その背景には触れていない。他紙はどうかと、娘が購読している東京新聞をみると、ニュース自体が一行も報道されていない。

フィリッピンといえば、日本の近隣の友好国の一つであり、昨年7月、安倍総理もマニラを公式訪問、アキノ大統領との間で、南シナ海での中国の海洋進出に対して巡視船10隻を供与、戦略的パートナーを組み、共同の防衛計画を発表している、いわば戦略的な同志である。フィリッピンでは安倍総理の訪問について、国内上げて大きく報道された。今回のアキの大統領の訪日は、公式訪問ではないが、いわば安倍総理の訪問に対する答礼的な意味もある。

フィリッピン政府にとって、MNLFとの抗争は40年来最大の国内問題であって、同国の発展を妨げてきた。日本の国内の新聞はほとんど、この問題を扱わないから、僕も最近の情勢を知らなかったが、今回の広島会議で解決に向かっていることを初めてしった。それも解決に向けて、日本のJICA(国際協力機構)が、経済協力、技術支援の面で多大な功績がったのも知った。モロとは現地語でモスレムを意味する言葉だが、イスラムがからむ政治問題は解決が難しい。JICAが、どのような形で協力に関与したのか。読者は知りたいのだが、新聞は伝えない。どこか日本の新聞は価値判断がおかしいのではないだろうか。

海自のガダルカナル島でのご遺骨”収集”

2014-06-25 05:11:47 | Weblog
海上自衛隊の練習船が今秋9月、先の大戦の激戦地であったガダルカナル島で収集されたご遺骨を日本に運ぶことになった(「産経新聞」)この記事を読んで僕は早やとちりして海自隊員が現地でご遺骨の収集に当たるものと感違いした。いよいよ政府は海外でのご遺骨収集に本格的に乗り出したものと思った。しかし、記事によると、そうではなく海自の練習船「かしま」など3隻が、たまたま民間団体が収集した時期にガダルカナルに入港するので、日本へご遺骨を運ぼうというのにすぎない。

ガダルカナルでのご遺骨収集は昭和30年1月、当時の運輸省航海練習船「大成丸」が戦後初めて海外の激戦地を巡り、ご遺骨の収集作業に当たった時、ガダルカナルにも立ち寄り、短時日に858のご遺骨を収集した。その後は本格的な政府の収集作業はなく、最近は厚労省が民間団体に依嘱して毎年、収集に当たっている。今年も9月に13日白15日の予定で実施されるが、その民間団体のHPによると、今年の収集隊員26人の募集は終わったが、この収集作業にかかる費用は一人30万円、個人払いとある。

硫黄島でのご遺骨作業は現在、どうなっているのだろうか。島の飛行場の滑走路の下には沢山のご遺骨がそのままになっているとの情報があり、この滑走路を移す計画があると聞いたが、その後どうなっているのだろうか。硫黄島は日本の土地(東京都小笠原島)であるのに、ご遺骨の収集はこの状態である。ガダルカナル(ソロモン諸島)は、外国の地であり、ご遺骨の収集にも障壁があるのも理解できる。しかし、半世紀前の「大成丸」の時代とは国際情勢は違ってきている。例えば「大成丸」の時には、ご遺骨収集を断った地域や国の中にも、許可するところも出てきたのではないか。問題は政府のご遺骨収集に対する”やる気”度である。

”従軍慰安婦”の私語

2014-06-24 06:11:40 | Weblog
馬齢を重ねると、過去その一年間、何があったのか瞬間想い出せないことがある。とくに直近二十年にはその傾向がある。「河野談話」の年が1993年(平成五年)とあったが、一瞬想い出せない。調べると、この年七月の総選挙で、自民、社会両党が敗北、九月には”非自民””非共産”の細川内閣が発足している。考えると日本近代政治史上、画期的な年であった。「河野談話」は、こんな政治的背景の中での産物であった。

個人的な問題で恐縮だが、この年、僕はすでに二十年近く務めたマスコミから足を洗い、国際協力事業団(JICA)配下の団体で、開発途上国から来日した研修員の研修のお手伝いをしていた。派遣社員の走りであったが、自分の好きな時間に仕事が出来るので、僕にとっては、かえって便利な面もあった。しかし、技術専門用語を覚えなくてはならず忙しくて、世の中のことに疎くなっていた嫌いがあった。

そんな仕事の中で、同僚の女性研修監理員からある日、来日中の韓国の慰安婦の聞き取り調査に通訳した、別の女性の話として、慰安婦たちが”今日は上手に騙すことができた”と私語していたという話を聞いた。当時、すでに僕は韓国の言う”従軍慰安婦”は、ありえない”インチキ”だとは知っていたがこの話を聞いて、やはり、そうなのか、と思った。「河野談話」の年は忘れてしまっていたが、何故かこの話は記憶に残っている。

こんな慰安婦同士の私語など記録として残っていないが、当時、慰安婦の聞き取り調査に立ち会った女性は健在である。その記録も残っているはずである。「河野談話」の検証結果について、案の定韓国側は”談話を否定するものだ”と抗議してきているが、史実として調査した検証である。中途半端にせず、河野氏を国会検問して、国民が疑問に思っている、朝日新聞の誤報との関係も追及してもらいたい。

河野洋平氏の強制売春についての無知誤解

2014-06-23 05:41:02 | Weblog
「河野談話」のご当人、河野洋平氏が有識者の検証報告書を受けた後山口市内の講演の中で”報告書は引くべきもたすべきもなく、すべて正しいと発言したという。どうも河野氏は、この問題の肝心な点が理解されていないか誤解されているのではないだろうかー。慰安婦の強制連行について”(慰安所の)中に入ってしまえば、軍の命令に逆らえない。その意味で強制性はあった”と新聞報道にあった。

戦前生まれ(昭和12年1月)といっても河野氏は、33年3月、売春禁止法が施行されるまで、残念ながら日本に売春制度があったのをご存知ないのだろうか。知識があっても、まだ子供でその実態をご存知ないに違いない。政治家の河野一家が地盤とする神奈川県平塚市にも、江戸時代から宿場の”飯盛り女”(売春婦)がいて、現在の平塚三丁目に遊郭があった。軍の管轄下でなくとも、慰安婦は契約に縛られて自由がなかった。しかし、今わが国で問題視している”強制”は、日本軍が一般女性を強制的に連行して”性奴隷”にしたという点である。

河野洋平氏は”昔はよその国でも売春があったというのは卑怯なことだ”と意味不明な発言をしているが、籾田NHK会長が言うように、今でもオランダでは”飾り窓”売春が行われ、観光スポットの一つになっている。韓国でも”キーセン”売春は公然の秘密だという人もいる。河野氏は「河野談話」は日韓関係を良好にするために発表したと発言しているが当たり前だ。しかし、政治家としての相手国への認識が甘すぎた。

喜寿を迎えられ、衆院議長までされた河野氏だが、8月15日の戦没者慰霊式典で、場違いの”侵略戦争”謝罪発言をするなど、おかしな歴史認識の持ち主である。同世代のノーベル賞作家、大江健三郎と共通なものがある。戦後すぐの進駐軍教育を受けた後遺症なのだろうか。

「河野談話」「集団自衛権」報道 「産経」と「東京」との間

2014-06-22 05:33:24 | Weblog
日本の新聞はどれも同じだという時代は終わった。昨日(6月21日)付け「産経新聞」(首都圏版)と「東京新聞」との報道ぶりは、まさに”月とすっぽん”である。「産経」は「河野談話」についての有識者会議の検証報告を一面トップで扱い、平成5年(1991年)河野洋平官房長官が発表した慰安婦強制連行を認めた談話は、河野氏の独断によるもので、後世に禍根を残した、と糾弾している。そして有識者検証報告を全ページニ面を使って全文掲載している。

一方「東京」の一面トップは、目下、与党自公両党間で協議中の集団自衛権の問題で、自民党の主張は安倍総理の見解と相違しており、公明党がこの案を拒否したと、と報道、別面でその相違点を紹介、さらに26面の特集面では”「海外の戦争」可能に、憲法九条を空文化”という識者の意見を紹介、さらに29面の社会面トップでは”戦争に巻き込まれるのは僕らだ”という集団自衛権、反対の大学生の声を記事にしている。まるで安倍政権が憲法を無視して、ひたすら戦争への道を突き進んでいる印象を与える記事だ。

「河野談話」をめぐる報道は「産経」が他紙より先行しており、大きく報道するのは理解できるし、それだけの価値がある。しかし、「東京」が二面で”日韓が文面調査”という小さな見出しの報道はどんなものであろうか。多少揚げ足とりになるが、見出しに従軍慰安婦という言葉を使っていた。従軍慰安婦という言葉は戦時中なかった言葉で、マスコミでは普通、いわゆるの字を頭につけている。社説のトーンもおかしい。”互いに譲歩して解決をはかれ”とあるが、そもそも「河野談話」は、日本側の最大譲歩の産物であり、安倍内閣がこの継承を表明しているのもさらなる譲歩だ。

「東京」の社説はさらに”もう一度人道的立場に立って被害女性の救済策を考えろ”と言っているが、まるで日本側が人道的的な立場で救済策を考えなかったのようである。本来は日韓基本条約で解決済みの問題だが、人権の見地から「アジアのための女性基金」を創設し、日本の総理の謝罪文まで添えて基金から謝罪金を支払っている。現に何人かの女性はこれを受け取っている。戦後70年近く経ち、戦争中の事はおろか、戦後の歴史さえ理解できなくなってきた若い世代が出てきたのであろうか。

ワイン.ビネガー(葡萄酒酢)の効用とお勧め

2014-06-21 06:09:16 | Weblog
”思わぬ所から意外なものが現れる”ことを「瓢箪から駒」という(三省堂慣用句ことわざ辞典)。ちょっと意味合いが違うかもしれないが、今、わが家はまさに「瓢箪から駒」で、毎日ワイン.ビネガーを健康付加品として愛用しているが最高である。昨年暮、1か月入院生活を送ったのを機会に、断酒を決意、台所の隅にあったウィスキーのボトル類を処理しようと思ったところ、ワイン.ビネガーが出てきた。僕はウィスキーのミニ.ボトルと勘違いして保存していたのだ。

随分前に、知人から頂戴したものだが、横文字のラベルをよく見ると「バルサミコ.ビネガー」と表記してある。ウィスキーと思っていたがビネガーなのである。早速、蓋を開け、指で少し味わってみたら美味である。以前から料理に黒酢を使用していたことあり、生野菜のドレッシングに使用したところ、すっかり、ハマってしまった。

西洋料理にはうとく、およそグルメにはほど遠い僕である。80年の人生においてワイン.ビネガーの存在を知らなかったし。いわんや「バルサミコ.ビネガ―」がイタリアの特定地域で生産される高級品であることなど聞いたこともなかった。

慢性的な高血圧症で30年近く降圧剤のお世話になっている僕だが、先月から医師の指示で毎日飲んでいた薬が隔日置きになった。ワインビネガーのお蔭で塩分の取りすぎがなくなった。生野菜が美味しく量多く食べられる。これが血糖値の抑制にもなっているのかもしれない。「バルサミコ.ビネガー」のような高級品でなくてよい。国産のビネガーで十分である。食生活を豊かにし、健康にもよい。ぜひお勧めしたい。