中国の期限切れ鶏肉を使用していた影響で、日本マクドナルド(マック)が、国内の売り上げが1日あたり2割減少し、廃棄処分や客離れが進んでいると新聞が報じていた(産経新聞首都圏版7月30日)。マックだけではなく、外資系のファスト・フードに対して心理理的なアレルギーを持っている、化石老人には、この問題を語る資格はないのだが、好奇心から改めて少しばかり調べてみた。
僕はこの騒ぎで、マックの社長がサラ・カサノバという女性であるのを知った。外資系の会社だから横文字の社長がいても、おかしくはないのだが、その苗字の”カサノバ”である。どこかで聞いたことがある名前だが思い出せない。やはり年齢である。ネットお世話になって”カサノバ”は、18世紀のイタリア人で、有名な「カサノバ回顧録」の作者であるのを想い出した。読んだことはないが、日本では”女たらし”の代名詞として、僕も知っていた。鶏肉問題とは無関係な話だが、社長のご先祖はイタリア人なのだろう。
マックやケンタッキー・フライドチキン(KFC)が日本で開業を始めたのは1970年前後であった。その当時すでに40歳の”おじさん”だった僕らは、この種の外資系ファストフードに郷愁はない。どうせブロイラー肉だからという先入観もあった。戦後ブロイラー肉が市場に出回ってきたのは60年代の後半ではなかっただろうか。それ以前は町の大衆酒場でも、ナマの鶏肉が”とり刺し”として人気があったが、ブロイラー以降姿を消した。
米国を代表するような飲料コカコーラーを僕が始めて飲んだのは昭和24年秋、後楽園球場でのサンフランシスコ・シリーズと全日本との野球試合の時であった。正直言った。あまり美味しいとは思わなかった。その時の体験か、それとも、あの時代のもたらす影響なのか、僕は外資系ファスト・フードにはアレルギーがあり、進んで食べたいとは思わない。
僕はこの騒ぎで、マックの社長がサラ・カサノバという女性であるのを知った。外資系の会社だから横文字の社長がいても、おかしくはないのだが、その苗字の”カサノバ”である。どこかで聞いたことがある名前だが思い出せない。やはり年齢である。ネットお世話になって”カサノバ”は、18世紀のイタリア人で、有名な「カサノバ回顧録」の作者であるのを想い出した。読んだことはないが、日本では”女たらし”の代名詞として、僕も知っていた。鶏肉問題とは無関係な話だが、社長のご先祖はイタリア人なのだろう。
マックやケンタッキー・フライドチキン(KFC)が日本で開業を始めたのは1970年前後であった。その当時すでに40歳の”おじさん”だった僕らは、この種の外資系ファストフードに郷愁はない。どうせブロイラー肉だからという先入観もあった。戦後ブロイラー肉が市場に出回ってきたのは60年代の後半ではなかっただろうか。それ以前は町の大衆酒場でも、ナマの鶏肉が”とり刺し”として人気があったが、ブロイラー以降姿を消した。
米国を代表するような飲料コカコーラーを僕が始めて飲んだのは昭和24年秋、後楽園球場でのサンフランシスコ・シリーズと全日本との野球試合の時であった。正直言った。あまり美味しいとは思わなかった。その時の体験か、それとも、あの時代のもたらす影響なのか、僕は外資系ファスト・フードにはアレルギーがあり、進んで食べたいとは思わない。