
マスコミの話題から遠ざかっている小池百合子都知事が久しぶりに新聞の見出しになった。この3月閣議決定した国の自動喫煙法より厳しい内容を盛り込んだ都条例案が提出され、都議会で成立する見込みのようだ。国の自動喫煙法は、議員の反対で厚労省原案から、かなり後退した内容といわれ、2020年の五輪パラリンピック向けではないという声もある。
これだけタバコが健康に害があり、本人だけではなく、周囲に害を与えているのが判っているのに、国会議員の中に依然、喫煙を支持しているのは理解に苦しむ。国会内には衆院、参院ともに喫煙スぺースが設けられているという。時代遅れもよいところだ。
東京のど真ん中の千代田区では、区内の公園を喫煙スぺースに指定しているが、この中には中国の周恩来元総理の留学記念碑のある神田の愛全公園も入っている。数年前、この碑を訪れたら、ベンチに座った人たちが、もうもうと煙を立てていた。都条例では公園を喫煙指定地からはずすべきである。
写真は昔、インドネシアのジャワ島で買った木彫りの”タバコ盆”。かっては、たいていの家にこういった”タバコ盆”や”灰皿”があったものだが、今の子どもたちは見たこともない骨董品になった