「届かぬ民意 危機感結集 8.30安保反対集会 全国200か所以上」-8月31日付け東京新聞の一面トップ記事の見出しである。さすがにいつも東京新聞と同じような論調の朝日新聞、毎日新聞は、これほど大きく扱かっていなかったが、反対集会は、東京新聞の言うように、国民全体の民意なのだろうかー。
テレビのヘリから取った集会の写真は確かに大群衆だ。主催者は12万人といい、警察側は3万人と開きがあるが、最近にはない参加者である。主体は党派色や過激性を否定する学生たちだそうだが、中には音楽家の坂本龍一さんのような70年安保闘争の際、高校をバリケードで築いた60歳代の初老世代が目立つ。これに例によって、すべて反対の民主党や共産党それに小沢一郎さんのなんだか解からない政党まで同調している。
掲げているプラカードには、相変わらず「徴兵制反対」「戦争法案反対」に始まって「国民をなめるな」「安倍やめろ」など本来の集会の趣旨と違ったものが目立つ。参加者の中には、子供を同伴し家族連れもいて、かってのゲバ棒、ヘルメットの時代とは違うが、必ずしも学生たちがいうようなクリーンな集会とは思えない。
70年安保闘争前後のいやな世相を思い出す。全共闘による大学封鎖、東大安田講堂事件、よど号ハイジャック事件、あさま山荘事件など暗いものばかりだ。まだ、あの時代に郷愁を感じている連中がいるのだろうか。それと僕には、法案反対の旗頭、民主党の3年3か月の失政がオーバーラップされてくる。戦争体験世代は、安保関連法案の必要性は十分理解できるのだがー。
テレビのヘリから取った集会の写真は確かに大群衆だ。主催者は12万人といい、警察側は3万人と開きがあるが、最近にはない参加者である。主体は党派色や過激性を否定する学生たちだそうだが、中には音楽家の坂本龍一さんのような70年安保闘争の際、高校をバリケードで築いた60歳代の初老世代が目立つ。これに例によって、すべて反対の民主党や共産党それに小沢一郎さんのなんだか解からない政党まで同調している。
掲げているプラカードには、相変わらず「徴兵制反対」「戦争法案反対」に始まって「国民をなめるな」「安倍やめろ」など本来の集会の趣旨と違ったものが目立つ。参加者の中には、子供を同伴し家族連れもいて、かってのゲバ棒、ヘルメットの時代とは違うが、必ずしも学生たちがいうようなクリーンな集会とは思えない。
70年安保闘争前後のいやな世相を思い出す。全共闘による大学封鎖、東大安田講堂事件、よど号ハイジャック事件、あさま山荘事件など暗いものばかりだ。まだ、あの時代に郷愁を感じている連中がいるのだろうか。それと僕には、法案反対の旗頭、民主党の3年3か月の失政がオーバーラップされてくる。戦争体験世代は、安保関連法案の必要性は十分理解できるのだがー。