2021年(令和3年)も今日が大晦日だが、昔のような「おおつごもり」の季節感はない。ただ1年の節目としてこの一年を振り返ってみたが、旧制高校のざれ歌デカンショ節みたいにただただ”コロナコロナ”の一年であった。今年の東京のコロナ禍は元旦新規感染者783人で年が明け,大晦日は78人であった。数字だけ見ると減少しているが、激変のコロナ禍1年であった。松が明けぬ1月7日には 感染者は2447人に激増、緊急事態宣言が発令された。この宣言はその後延長されたり、解除されたり、再発令されたりして9月30日まで続いた。その間8月13日には5703人の最多記録を出している。
個人的にもコロナ禍に引きずりまわされた一年であった。1月の非常時宣言が発令された直後通園していたリハビリ介護施設の病院で職員二人がコロナ感染が出た。施設は閉鎖されなかったが、老生は大事をとって5月末まで休院したが、この結果、フレイル度は心身ともに深まってしまったようだ。施設を変えて、リハビリの介護メニューを変えてみたが、元のようにもどらない。
本来ならば今年最大のイベントであったTOKYO 2020もあまり感激した人は少なかったのではないだろうか。1年遅れで安全を期しての開催だったがやはり観衆を入れての開催でも盛りあがりにかけていた。金メダルを12もとる日本勢の活躍があったが、1969年の前回五輪を知っている老生には感激がなかった。