「緊急事態」宣言発令中と「蔓延防止」適用地域の新規感染者 7月17日 土曜日
「緊急事態」地域 東京1410、沖縄81 「蔓延防止」地域 神奈川539、千葉244、埼玉318、大阪380
各地とも拡大。特に東京23区内は住宅区にも拡散の傾向。世田谷89、杉並77、足立65、江戸川65、新宿61、大田61、練馬60、品川57、中野53、港49
90歳、加齢とともに世の中の動きについていけない感じだ。pc器機前の壁に貼られたカレンダーはどれも7月19日は赤字で「海の日」休日なのに今年は23日の東京五輪の開幕式との兼ね合いからか10月の「スポーツの日」が移転してきて3連休の休日となった。国を挙げて大いに楽しもうという国の心配りからであった。
戦前昭和生れ戦争中東京の小学生だった者にとっては「7月21日に特別な思いがあるのではないだろうか。老生の当時の学校通知表には「夏季休業自7月21日至8月31日」と印刷してある。待ちに待っていた夏休みが始まる日なのだ。
たまたま手元に区切りの良い80年前の昭和16年の亡父の日記帳があったので、往時のことを調べてみたら夏休みは8月ひと月だけだった。梅雨がいつまであけず、休みに入っても気温は30℃を超える日がすくなかった。戦局は日本軍が仏印に進駐、新たな展開を見せてきた。4か月後の12月8日、大東亜戦争に突入した。
政府のコロナ分科会の尾身茂会長が現状を分析して「今がヤマ場だ」と警告した。分科会の名称も会長の発言も色褪せた感だが、東京五輪開幕まで1週間を切り、ここへきての東京と首都圏三県-神奈川、千葉、埼玉₋の感染拡大、急増をみると心配である。
こんな情勢の中で、黒岩神奈川知事が、県独自の「緊急事態」宣言を発令するという。同時に国から適用を受けている「蔓延防止」地域を横浜、川崎、相模原、厚木以外にも広げるとのことだ。何かおっとり刀の感無きにしも非ずだが、筆者が見ても今の情勢は東京だけの「緊急宣言」ではない。
専門家ならわかってるが7月17日の全国の感染者数は3432人だが、このうち東京が1271人、神奈川、千葉、埼玉三県小計が1013人、合わせると2284人で全国の三分の二はこの地域である。17日の記録では宮崎県が感染者ゼロ、5人以下の県が10もある。一方東京の世田谷区では1日103人も発生している。「緊急宣言」の沖縄は76人である。素人でもわかる専門用語の使用を..。
7月16日 新規感染者 「緊急」東京1271、沖縄76 「蔓延」神奈川446、千葉277、埼玉290、大阪254
東京五輪パラリンピック開幕まであと一週間。一生に二回五輪が見られるかと思っていたが、どうやらテレビ観戦ながら楽しめそうだ。しかし、今一つ前回と違って盛り上がりがない。長引くコロナ禍で出鼻をくじかれた形だ。さらにここへきて、開催会場の多い東京と首都三県で新規ウィルス感染が急増し始めた。7月15日、木曜日には東京で1308人と連続2日間、1000人台を記録、神奈川では403人と1月以来の急増だ。
こんな情勢の中でネットで「神奈川のコロナ」を調べていたら、県の関係者の間で政府に対し「緊急事態」の宣言の再発の提唱、あるいは県独自の「宣言」の発令を考えているという。五輪開幕まで1週間、言葉は悪いが、筆者には泥縄式に思えないでもない。しかし県が国から適用を受けている「蔓延」措置では、対象地区は横浜、川崎、相模原,厚木四市だけだ。県内の五輪会場には野球、ソフトの横浜球場のほか藤沢市江の島のヨット会場があるがいずれも無観衆だ。
世界からは米国の大統領夫人をはじめ著名人。五輪選手3万人が来日する、せっかく4年に一度の世界のスポーツの祭典だ。華やかにあってほしいものだが、選手や観衆が引きがね担ってコロナの祭典になっては困る。
7月15日 「緊急」「蔓延」地域新規感染者数 「緊急」東京1308、沖縄60、「蔓延」神奈川403、千葉253、埼玉328、大阪324