東京の1日のコロナ新規感染者数が30日、一挙に1915人と下落した。新規患者数が東京で2000人を割り込んだのは7月26日の1429人以来,およそ1か月ぶりだ。東京ではこのところ下落傾向ではあったが、いぜん4000人台の高い数字だっただけ都民の一人としても同慶の至りだ。
パラリンピックは問題なく順調に行われており、9月3日には閉幕の運びだ。この時点でコロナ禍の動向はどうなっているのか。早くも産経新聞(31日付け首都圏版2面)では「緊急事態再延長の公算」という記事を載せ、その中で田村憲久厚労相の話として「東京の新規感染者数が1日500人未満にならないと解除できない」という言葉を紹介していた。東京で感染者数が1週間続いて500人未満だったのは6月第1週である。
緊急事態宣言期限の12日の5日あとの17日には自民党総裁選挙が告示され29日には投開票される.。この時点での政府の判断は難しいが、結局再延長するのではないか。コロナワクチン接種のスピードアップ待ちである。前回総裁選に出馬した河野洋平コロナ担当相は今回は見送るのだろう。政治は水物でわからない。