O Holy Night, Ave Maria - Leontyne Price, Herbert von Karajan, 1961 - VPO, Vinyl LP
ソプラノのレオンティン・プライス、指揮はカラヤン、クリスマスには必ず聴きます。
かつて母と一緒にこの名演奏を繰り返し聴きました。
母は音楽教育は受けていないのですが、美しいソプラノの声でした。
でも、クリスマスが「母の命日」となってからは、静かに母を思う日になりました。
曲は「オー ホーリー ナイト」「バッハ=グノーのアヴェマリア」です。
みなさま,良きクリスマスを!!
メリー・クリスマス♪
Lilly e il Vagabondo - WALT DISNEY - (parte iniziale)
ソプラノのレオンティン・プライス、指揮はカラヤン、クリスマスには必ず聴きます。
かつて母と一緒にこの名演奏を繰り返し聴きました。
母は音楽教育は受けていないのですが、美しいソプラノの声でした。
でも、クリスマスが「母の命日」となってからは、静かに母を思う日になりました。
曲は「オー ホーリー ナイト」「バッハ=グノーのアヴェマリア」です。
みなさま,良きクリスマスを!!
メリー・クリスマス♪
Lilly e il Vagabondo - WALT DISNEY - (parte iniziale)
Dietrich Fischer-Dieskau "Der Atlas" Schubert
Ich unglücksel'ger Atlas! Eine Welt,
Die ganze Welt der Schmerzen muß ich tragen,
Ich trage Unerträgliches, und brechen
Will mir das Herz im Leibe.
Du stolzes Herz, du hast es ja gewollt!
Du wolltest glücklich sein, unendlich glücklich,
Oder unendlich elend, stolzes Herz,
Und jetzo bist du elend.
by Heinrich Heine (1797-1856)
★ ハイネの詩にシューベルトが作曲したものです。
この曲を聴いていて、今の日本のような苦しみを感じました。
いつまでも地球を支え、その重みに苦しむアトラス、
不幸なアトラス、苦しい世界を支え続ける
担うべきものでないのをを担って、私の心は破れんばかり。
その誇り高さ。
でも・・・それは苦しすぎます。誇りとは苦しいものでもあるのですが
理不尽な苦しみは背負わなくてもいいはず・・・
この曲は10代の時から好きでしたが、ソプラノ歌手は歌えません。
では「ゴンドラの歌」を。ソプラノの鮫島有美子さんです。
gondola no uta
いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを
いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを
いのち短し 恋せよ乙女
波にただよう 舟のよに
君が柔わ手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを
いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを
★ 若き日のコレッリ、マリオ・デル・モナコの師、マエストロ・メロッキのレッスンを受ける。しかしメロッキの指導はデル・モナコには合ったが、コレッリは高音の安定した発声を学ぶと、往年の名歌手であるマルティネッリやヴォルピの指導を受けた。
下記のyoutubeは若きコレッリを指導するメロッキ先生とのレッスン風景。(youtubeは1分12秒)
FRANCO CORELLI-The Most Beautiful Mortal Jump!
そして名歌手誕生、オペラの貴公子たるコレッリ。
クルティス作曲「君に告げよ」 (youtubeは4分13秒)
フランコ・コレッリ
FRANCO CORELLI - "Dicitencello vuie"
★ 「フランコ・コレッリなどの取材はごめんだね、マリア・カラスのほうがまだしもマシだ」と音楽記者が言ったのを読んだことがある。
「全くしゃべろうとしない、話をききだすのに大変だ。」
コレッリは引退後はインタビューにもよくこたえていたけれど、現役の時はほとんど話声を抑えて人と話さなかった。
パーティーにも顔を出さず、声のコントロールにつとめた。
往年のワーグナー歌手だったハンス・ホッターなど「筆談」だったというから、世界のひのき舞台でただの一度も声の不調による
失敗を許されないトップクラスの歌手の宿命、マリオ・デル・モナコもそうだった。
完璧主義者のコレッリは声の調子が完全でないと、ステージをキャンセルすることが多かった。
コレッリが楽屋から出てきたとき、私はそっとお願いした。
素晴らしかった、サインをお願いします、と頼んだ。
「これでいい?シニョリーナ」って聞き取れないほどの小声でコレッリはポケットから大きなマジックインキを出してきた。
私は思わず笑いそうになって、うなづいた。大きな字だった。お礼を言うとすぐにその姿は遠くのほうに・・・。
FRIDA LEIDER "WIDMUNG"
Widmung
Friedrich Rückert(詩)
Du meine Seele, du mein Herz,
Du meine Wonn', o du mein Schmerz,
Du meine Welt, in der ich lebe,
Mein Himmel du, darein ich schwebe,
O du mein Grab, in das hinab
Ich ewig meinen Kummer gab.
Du bist die Ruh, du bist der Frieden,
Du bist vom Himmel mir beschieden.
Daß du mich liebst, macht mich mir wert,
Dein Blick hat mich vor mir verklärt,
Du hebst mich liebend über mich,
Mein guter Geist, mein beßres Ich!
★ はじめてフリーダ・ライダーを聞いたのは、FM放送で「バイロイトの歴史」という番組を聴いたときだった。
代々のワーグナーソプラノが歌う「タンホイザー」「ローエングリン」「トリスタンとイゾルデ」「ニーベルンゲンの指輪四部作」
「マイスタージンガー」など何時間も続いた。
フラグスタートも、ニルソンも、メードルやヴァルナイもほとんどのドラマティックなワーグナー歌手の歌声を聴き続けた。
その中で、魅力的な歌を歌うフリーダ・ライダーに興味を持った。
ワーグナー歌手は怒涛のような分厚いオーケストラ相手に、エネルギッシュな声でなければならない。
そのためか歌曲を歌うのには大雑把になるといわれてきたけれど、フリーダ・ライダーは見事に歌い、そして声は清楚で美しい。
シューマンが夫人のクララに結婚前に捧げた曲が、この「献呈」である。
・・・あなたは私の魂、私の心、私の喜び、私の悩み、あなたは私の世界・・・などと情熱的で希望にあふれた詩である。
大変美しい詩で、うっとりしてしまう。
女性の読者の方々に、シューマンから時代を超えたプレゼント、と思ってお聴きください。
フリーダ・ライダーがこの曲を録音したのは1941年と思われる。
戦争の時代に生きたプリマドンナだったが、その芸術の美しさは天上のものといえましょう。