ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

把瑠都と白鵬の力相撲と名歌手の喉比べ

2009年01月19日 | オペラ
大変な力相撲、これぞ大相撲の「醍醐味」!把瑠都、白鵬とも全力をぶつけあい、素晴らしい内容でした。
朝青龍の速攻の勢いもいいけれど、相撲本来の正攻法、終ってからも気持ち良かったです。

ふとイタリアオペラ全盛期のデル・モナコとテバルディの「シェニエ」終幕の二重唱を思いました。あれも声の力比べ、両者一歩もひかず、声の一騎討ち。
身震いしました。

それとニルソンとコレッリの「トゥーランドット」の謎解きの場の二重唱、両者顔を真っ赤にして・・・と本に書いていましたが、スタジオ録音とメットでのライブもあります。
実際に火花を散らした、とか。

さらにコッソットとクラウスの「ファヴォリータ」のフィナーレ、重量感あふれるコッソットの豊麗な声、クラウスは高貴な高音で一歩も引かず、両横綱が感激の名唱。

そしてバスティアニーニとステッラの「トロヴァトーレ」、ヴェルディの正統的な声に加えて絵巻物から抜け出たような双方の類稀な気品ある美貌、1フレーズごとに高まる情熱、天井に響くイタリア声の魅力。

男カップッチッリとカリスマのギャウロフの内容の深い「シモン・ボッカネグラ」・・・
これで最後だったんじゃないでしょうか。
「堂々と四つに組んだ力相撲」って・・・。

コメント
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