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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【クライン孝子氏】満洲引き揚げ者としての違和感、難民ビジネスへの怒り[桜H29/2/2]

2017年02月04日 | 政治
 
【言いたい放談】満洲引き揚げ者としての違和感、難民ビジネスへの怒り[桜H29/2/2]


「走り書き」です。

フランクフルトの最高気温は2度。これでも暖かいほう。
難民問題・・・トランプはヨーロッパの本音をついた、ホッとしているだろう。
アメリカにメキシコなどが不法入国で困っていることなどヨーロッパには報道されていない。
テロらしき巣窟を3カ所ほど発見、全くひどい状況。
チュニジアの博物館爆破のテロ犯が別名でドイツに「難民申請」していることがわかった。

ドイツでは国民が怒っている。ベルリンで事件もあり、警察官が操作したことも国民に対する印象をよくしたこともある。

クライン女史も満州から引き揚げた時は、一年ほどハルピンにいて「日本人は悪いことをした」とものを取られたり殺されたりした。
それを日本の裕福な人たちが引き取って生活の保証をした。ドイツではそうではないので怒っている。

満州からの引き上げの証言は後世に残さなければならない、と水島氏。

クライン女史は「難民をひとくくりにするな」ということ。
難民で金儲けしているのが多い。

ベルリンの壁に関してはクライン女史は力を入れていた、トンネルも見てきた。
そんな簡単なことではない。
トランプの言ったことを国連などあれこれ言っているがそんな簡単なことではない。
「クラインは人道主義でいけ」といわれるのも困る。

★ 水島氏はクライン女史の壮絶な満州からの引きあげの事実をとりいれたいとお話だが、それは西部ゼミナールでクライン女史がお話されており、その逃避行の中でも赤ん坊の泣き声で全員みつかって殺されるのがわかっているので、泣く泣く赤ん坊を殺した若い母親の話など、私は恐怖と悲しみにどうしょうもないほどの気持ちだった。

★★ 満州引き上げの話は、それこそ「筆舌に尽くしがたい事実」である。
どれほどむごいことだったか、戦後生まれの私などもう聴くにたえないほど悲しくて怖くて辛いことである。

★★★ クライン女史の壮絶な経験は私の理解を超えており、「西部ゼミナール」で聴いて震えがとまらない状態でした。
2014年、クライン女史出演の「西部ゼミナール」です。
https://www.youtube.com/watch?v=oxOJh8uJYbQ



三宅博前衆議員が関東軍のこの時の状態を厳しく批判され、勇気ある行動をとられた根本博中将を讃えられているのがいくつかあります。
今回はそれを転載してご紹介したいと思います。クライン女史にも届くといいけれど・・・。きっと理解なさることでしょう。
なお、私は三宅先生とクライン女史の対談も「満州」を舞台に繰り広げて頂ければと思います。


東京にて5月の講演「覇権の終焉とアジアの黎明」より、三宅博先生のお話。

モンゴルにも関係があるが、ここまで日本が国家の矜持を失った原因に硬直した官僚機構がある。
終戦の時、無傷の百万関東軍は愚かにも武装解除をした結果、多くの軍人がシベリアに連行され、酷使されて亡くなった。
また満州にいた200万人の日本人居留民が関東軍の保護を受けることができずに、数十万人の悲惨な犠牲を見たのだ。
共産主義思想のソ連軍・延安の八路軍は大変な略奪・凌辱・殺戮をしたのだ。

同時期、満州隣接の蒙彊軍司令官であり共産軍の本質を正しく理解していた根本中将は敗戦後の武装解除の命令に従わず、自分一人で全ての責任を背負いモンゴル周辺にいた4万人以上の日本人居留民を無事に帰国させた。

日本の保守も人それぞれで難しい。過去の世界は覇権によって抑え込まれてきたが、現在は終焉を迎え動乱の状況になっている。
この混乱を収束しうる大きなものは新たな価値観でやっていくしかないし、至難の業である。

こうしたものを包含し統一するのは「愛」、日本で言えば「徳」これが世界を包み込むようにならないと難しい。
「愛」「徳」は犠牲の心、見返りのない心である。(三宅博先生のサイトから転載)
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/5914d91997ada71ffa9869cb79549b7b


これもご参考に・・・昨年、参議院選挙後、中山恭子先生との対談から・・・

中山・・・国民を護るとか国防という単語を遣うことすら2002年の時まで日本では許されなかった。

三宅・・・今日はたまたまこんな資料を持っているのですが、終戦の際に満州に多くの在留邦人がおりましたよね。

     その時にシナ派遣軍から蒙古におられた根本博中将に「武装解除してソヴィエトに降参しろ」と。
     根本さんはそれをしなかったのですね。

     それは在留邦人を護らなければならないと、今ここで武装解除するとそれが出来ないので私はそれをしませんと。  
     それが軍令の電報でそういうことが派遣軍から根本さんにそういう電報がいったのですが。
     厳命するということでこの根本博さんですね。
     シナ派遣軍から「武装解除して直ちに降参しなさいと厳命する」と。
     根本さんは老幼婦女子を護るためにはいかに総司令部の命令であろうとも私は守りませんと言って。  

     結果的に根本さんがご自身が管轄されるところの在留邦人を無事に、
     飢えることもなく危険な目に合うこともなく連れて帰ってこれたのですが。 
     無傷の関東軍が何も考えずに武装解除した挙句、結局満州にいた100万人以上の在留邦人が大変な目にあった。    
 
     根本さんは蒙古とかウイグルとか蒙彊軍にいたのですが。
     ここにもさっき中山先生が仰ったように大使としての責任・自覚・覚悟が全然見抜けなかったのではないかと思い出しました。

中山・・・ただ大使に怒りをぶつけてみても仕方がないのかも知れない。日本の考え方、政府の指示というのがあるわけですが、
     根本中将のようにそれを押しのけてでもみんなを護るという、・・・私も同じでしたが・・・
その覚悟をせよと言ってもなかなか大変なことです。

三宅・・・特に軍人が上官の命令に逆らうということは軍人としての一番の責任を放棄するということ、
   
     それよりも邦人の命を最優先された。根本さんの覚悟・行動と、
     中山先生がウズベキスタンでお見せになった覚悟と行動、非常に私はダブるんですね。 
     本来そういう地位にあって海外でですね、その任に当たる方はその覚悟と行動・決断を示さなければならないのにと思いがしますね。

http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/06a421523484df26870f058a32aaa24e



手帳にサインして頂いた「元田永浮の漢詩~中庸」のことで、直接三宅博先生にお教えいただきました。
「中庸」とは「中道」ではない。

中庸とは・・・「人間の本質と自然の道理を鋭く見極めて、慈悲に基づく判断と分相応の行動をとること」
三宅先生、ありがとうございました。

天下萬機帰一誠 元田永浮

      
  勇力男児斃勇力  勇力の男児は勇力に斃(たお)れ

  文明才子酔文明  文明の才子は文明に酔う

  勘君須択中庸去  君に勧む須らく中庸を択び去くべし

  天下萬機歸一誠  天下の万機は一誠に帰す







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