レコーディング・ダイエットというのが話題になっている。記録するだけで自分がコントロールできるようになる,という訳だ。
では練習も逐一記録させれば,できるようになるのではないか。
今年,大学に入学したヴァイオリンを弾く人間,全国に数多いるはずだ。なぜか直接の知り合いが,やや多い学年である。その知り合いが各大学に合格して半年たった。全員の現在を知っている訳ではないが,行く大学によって,伸び方が違うのは自明の理。レヴェルの高い大学は,当然伸び方も大きいのである。
入試前に大差がついている場合は,大差のまま一生を終えるかもしれない。問題は入試の段階ではそれほど差がなかったのに,という場合である。ある程度の人数が集まる大学だとお互いに刺激し合って,レヴェルが上がっていくこともある。逆に孤軍奮闘は・・・大抵の場合,孤軍無奮闘となり,向上はほとんどしない場合がある。
やはり一人で何とかするのは難しい。それで,上述の方法「レコーディング・プラクティス」を某大学で今日から試してみた。ダイエットと違い,練習においては珍しくも何ともなく,昔から存在した方法だけれど,ネーミングの妙である。成果はいかに?