明けましておめでとうございます。
学問、芸術などは、ずっと突き詰めていくと、どうしてもスピリチュアルな話を避ける訳にはいかないようです。
例えば、ヴァイオリンを生まれて初めて弾く場合、スタートは全く同じかと言えば、そうではありません。生まれながら足の速い子供と遅い子供がいるのと同じで、楽器を構えた時から差はあります。
親が同じ能力を持っていれば、それは「遺伝」で片付く話です。
しかし、実際には、親は大してできないのに子供はできてしまう、ということも時々ある話です。これをスピリチュアルな視点で説明すると「前世で修業を積んでいたから」ということになるとか。
これが本当かどうか、証明する術を持っている訳ではありません。が、絶対この考え方の方が「救われ」ますよね。「今、一所懸命やっていることが、死んだらパーになる」より、「来世で高みに上れるから、まずは一所懸命やろう」の方が幸せになれませんか?
今年はいよいよそのような考え方が盛んになってくるような気がしています。
以下、筆者自身に向けての言葉です。
「苦あれば楽あり」とは昔から言われていることですが、例えば全知全能の神様は全く退屈な日々をおくっているのです。考えたことが瞬時に実現するので苦しいことはないけれど、大した喜びもありません。達成感も恋愛も何もなし。
そう考えると、障害に満ちあふれた人間の世界は何と楽しいのでしょう。
ちょっと皮肉が過ぎたかもしれませんが、今年は梅鶯林道も本格的に始動します。皆さま今年もよろしくお願いします。