ミシェル・ルグラン自伝によると、パリ音楽院では、その学生の資質によってブーランジェ・クラスとメシアン・クラスに振り分けられたという。
なるほど、古典のフォーマットを軸に考える方が伸びる学生と、前衛趣味を持つ学生に分けるのか、と勝手に思っていた。
その後ポップスに進む学生は、当然ブーランジェ・クラスだろうと思いきや、このラロ・シフリンはメシアン・クラスだったそうだ。
あの「スパイ大作戦 Mission Impossible」のテーマ音楽を書いたラロ・シフリンである。
メシアンとスパイは、なんとなく結びつくけど、あのテーマ音楽とメシアンは、なかなか結びつかない。そんなこともある、と無理やり納得するしかない。
そのラロ・シフリンのCDを偶然見つけてしまった。
“Jazz meet symphony 5#”というのだが、聴いてみたら、交響曲第5番自体は全く出てこなかった。
ジャズメン4人がケルン放送管弦楽団と共演する演奏会のライブ録音で、シフリンの指揮。
第5番は演奏したけどCDに収録されていないのか、クラシック音楽の象徴としての言葉なのか、どちらかだろう。
その中にシェヘラザード・ファンタジーというのがあった。
例のリムスキーのシェヘラザードのテーマで作ったジャズなのだが、これにはシビレた。
中近東を暗躍するスパイ大作戦なのである。
何というカッコよさ!
これぞミュジシャン・コンプレ。
こういうのが、日本になかなか入ってこないのは残念だが、私は運よく出会えて幸せである。
なるほど、古典のフォーマットを軸に考える方が伸びる学生と、前衛趣味を持つ学生に分けるのか、と勝手に思っていた。
その後ポップスに進む学生は、当然ブーランジェ・クラスだろうと思いきや、このラロ・シフリンはメシアン・クラスだったそうだ。
あの「スパイ大作戦 Mission Impossible」のテーマ音楽を書いたラロ・シフリンである。
メシアンとスパイは、なんとなく結びつくけど、あのテーマ音楽とメシアンは、なかなか結びつかない。そんなこともある、と無理やり納得するしかない。
そのラロ・シフリンのCDを偶然見つけてしまった。
“Jazz meet symphony 5#”というのだが、聴いてみたら、交響曲第5番自体は全く出てこなかった。
ジャズメン4人がケルン放送管弦楽団と共演する演奏会のライブ録音で、シフリンの指揮。
第5番は演奏したけどCDに収録されていないのか、クラシック音楽の象徴としての言葉なのか、どちらかだろう。
その中にシェヘラザード・ファンタジーというのがあった。
例のリムスキーのシェヘラザードのテーマで作ったジャズなのだが、これにはシビレた。
中近東を暗躍するスパイ大作戦なのである。
何というカッコよさ!
これぞミュジシャン・コンプレ。
こういうのが、日本になかなか入ってこないのは残念だが、私は運よく出会えて幸せである。
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