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川崎絵都夫作曲《NANTO奇譚》のリハーサル風景。10月30日、福岡県粕屋町サンレイクかすやにて。
作曲者は筆者の大学時代の1年先輩で、その頃は結構かわいがってもらった。
そのご縁が昨年、30数年ぶりに復活し、作曲をお願いしたのが本曲である。
川崎氏は近年、純粋邦楽と舞台芸術関係の音楽の仕事が多く、このような西洋楽器の室内楽作品は作りたくてもその機会がないとの事で、喜んで書いていただいた。
氏から「アメリカに行くと1日中ピアノトリオだけを放送しているラジオ局があったりして、それをずっと聴いていると、全然知らない曲がかかったりする訳。その中で短い楽章を集めて作られた物にとても興味深いのがあって、そういうのを作ると面白いかなと思って作りました」という説明を受けた。
「島のフーガ」と言って、琉球音階によるフーガも第5章に含まれている。
昨年11月に福岡で初演したのだが、今度は広く世界に知ってもらおうと、録画録音出版をすることにした。
編集完成までしばらくお待ちいただきたい。
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