枯れたヨシが3分の1位を占めている近くの沼に行ってみた。今の季節でなくてはとても入れないヨシ林の縁と斜面際の枯草の踏道に入ってみた。ヨシが途切れて水面が開けた所に半分以上埋まった古いベンチがある。長く雨の無い今だから姿を現しているような水際の低地だ。知る人ぞ知る場なのだろう。
そのすぐ前の水から突き出た台の上にダークグレイの鳥がいた。つい4~5メートル先だ。カメラを取り出して2回シャッターを押した。ゴイサギだと思った。こんなに近くで見たのは初めてだ。身じろぎもしない。どうしようか。一歩踏み出した瞬間、待っていたように飛び立った。
姿かたちはゴイサギだが色が黒過ぎる。幼鳥は褐色で全身に白斑があるが、もっと明るい色の気がした。成鳥は青と白できれいだ。
調べてみるとやはりゴイサギ、幼鳥の期間は3年くらいというから3歳位の若鳥なのだろう。
ちなみに名前は醍醐天皇の勅命に従って捕えられたので五位の位を授けられたという。
浮間公園池のバードサンクチュアリー際にて 04年1月20日
さいたま市桜区道場5丁目水田にて 06年6月13日