通っているスポーツジムのマンション部分の庭木が白い小さな花をいっぱいに付けている。何でもないどこにでもある小低木だがいざ何の木と思うと定かではない。
マサキ?と思ったが、葉には鋸歯が無く雄しべも2本しかなさそうだ。気になると仕方ないないものでカメラを持って出かけた。
花は小さなロート型で上部は4裂して反り返っているのが多い。雄しべは2本で長く飛び出している。葉も全縁で、花だけ見るとイボタノキみたいだが花序が違う。イボタノキ属のネズミモチだった。ようやくモクセイ科の常緑小高木と同定できた。
中国原産のトウネズミモチは葉も花序も大きく、果実も多く付き高木になる事に加え、葉を陽にかざすと葉脈が透けて見え、花期も遅いという。百聞は一見に如かずと、緑道橋の袂のトウネズミモチに行ってみた。
ネズミモチの花はロート型で先端は4裂し反り返り、雄しべ2本と花柱は伸び出している
ネズミモチの葉は陽に透かしても側脈は見えない
トウネズミモチの葉は陽にかざすと葉脈が明らかだ
花期も少し遅いとの図鑑通り今日はまだ蕾しか付けていなかった