フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

お天気には恵まれませんでしたがゆっくり温泉を楽しみました

2013年05月31日 07時48分00秒 | Main
ゆっくり温泉に入り美味しい料理を食べて、できれば天神平でカタクリを見ようと水上温泉に2泊してきました。高速道路の両側には色々な白い花が見られましたが、水上に近付くにつれハリエンジュの白い花が圧倒的に多く見られました。
遠目なのと久し振りなのとでニセアカシアと聞くまで何なのか分からずもどかしい思いでしたが、ホテルの露天風呂から花を近くに見て納得でした。


一般道の道筋で見つけたハリエンジュの巨木


花が密集して付き大きな房になります

2日目には天神平にロープウェイで登りましたが、下から見上げても中腹から上は一面のガスに覆われ、駅の係員も上に上っても「何も見えませんよ」と素気ない応対、でもとにかく行ってみようとゴンドラに乗り込みました。眼下に展開する新緑はやわらかく新鮮そのもので目が洗われるようでした。
天神平は当然のごとくガスが立ち込め雨模様で、目の前の雪渓もほとんど見えずリフトの駅は全く霧の中でした。でもほんの少しでしたがミズバショウが見られ、広いビューテラスは貸し切り状態でゆっくり休憩できました。

復路は高崎の白衣観音に寄ろうと一般道を走って渋川市の道の駅、こもちの大きな看板に誘われました。
トイレに入ろうとすると黒い小さなものがピューと追い越し、びっくりするとツバメでした。
中に3~4か所巣があってそこに出入りしていました。私は大喜びで何枚もシャッターを切りましたが、店の人の話では苦情が来て巣を取り払ったがまた作られてしまったとの事でした。わざわざトイレでなくてもと思いますが、ツバメが気に入る何かがあるのでしょう。
皆一様にびっくりしながらも、暖かく見守っているようでした。


入り口で様子をうかがってから中に入るのが多いようでした


同じ植物でも生育地によってかなり生長に違いがあります

2013年05月28日 10時06分56秒 | Main
クララはマメ科の多年草で名前に似合わず在来種だ。
長い花穂に筒形の先だけが少し開いたおかしな花をいっぱいにつける。これでもマメ科特有の蝶形花というがどう見ても蝶の形には見えない。
今年は堤防のノリ面にも早くから大きな株が見られた。南面だけに成長が早く自生地ではまだ花穂とは言えない穂が伸びだしただけなのに立派な花をつけた花穂をたわませていた。

生える場所によってこうにも生長が違う見本みたいだが、刈られる心配のない自生地と違って除草作業が行われ始めた堤防では急ぐ必要もあったのだろう。
ハチ(アブ?)が吸蜜に来ていたのでどうやら花の構造が分かったが、肝心のハチの名前が分からない。口吻がかなり長いようだがご存知の方はお教えいただきたい。

今まで見たことがなかった浦和ゴルフ近くの堤防でジャコウアゲハがアカツメクサを巡って吸蜜していた。自生地で羽化した成虫かも知れないと嬉しくなってシャッターを押した。


写真はいずれも5月22日撮影です。


さいたま市の環境を考える展示会が開かれています

2013年05月25日 18時34分49秒 | Main
子どもたちに残したいもの伝えたいことをテーマにした「さいたま市の環境を考える展示会」が5月24日~27日まで開かれている。
場所は浦和駅東口のパルコ(コムナーレ9階)のさいたま市市民活動サポートセンターの展示コーナーです。

自然保護団体など12団体が参加していて、田島ケ原サクラソウ自生地を守る会もエントリーしている。パネルの前のテーブルには本木さんが提供してくれたサクラソウの鉢を置いて立体的な展示にしている。残念ながら今の季節は花は無く青々とした葉だけなので花は写真で代用してあります。


ユニフォームも展示してあります


パネルの中央の文言を拡大しました

他の団体もそれぞれの特色を生かした展示で、パンフレットも色々おいてあるので是非一度ご来場下さい。

マユミが小さな力白色の花を満艦飾に咲かせています

2013年05月21日 06時30分16秒 | Main
マユミが小さな花を木いっぱいにつけている。マユミはニシキギ科の落葉小高木で、10月頃に熟した実が4裂して顔を出す種子が鮮やかで美しい。でもこの橙赤色は種子を包んでいる仮種皮の色だ。

雌雄異株で花径約8㎜、花弁と萼片は4個、雄しべも4個で、雄花では花糸が長く、雌花では短い。葯は黒紫色(日本の樹木)とあり、市販のマユミは雌木しか出回っていないが、雌木1本で果実がなる(ウィキペディア)ともある。


雌しべの長い雌花がついてます

小さなクロウリハムシが来ていた。前肢が艶のある黒色なのですぐ分かる。あらゆる環境に生息し、人家周辺でも見られる普通種。カラスウリ類の葉を好んで食べるといわれ、確かに近くにカラスウリがあった。


クロウリハムシは甲虫目ハムシ科、大きさ約7㎜

蜜が多いのでしょうか他の虫も来ていました


今が盛りのレンリソウ、ナヨクサフジ、センダンの通勤路の花たち

2013年05月15日 07時26分26秒 | Main

サクラソウ自生地ではレンリソウが最盛期を迎え、4~5個かたまって花をつけた株が多く見られる。
レンリソウはマメ科の多年草で名の由来がロマンチックだ。小葉が一つの葉のようにつながって対生しているのを連理の枝になぞらえた。連理の枝は中国の伝説で男女の深い契りの象徴という。


埼玉カテゴリーでは絶滅危惧ⅠB類(EN)のレンリソウ
スイトピー属なのが納得

近くの鴨川の河川敷はナヨクサフジで赤紫色に染まっている。ナヨクサフジも今が盛りのようでかなり広くなった。ヨーロッパ、東アジア原産で1943年に渡来が確認されている外来種。筒状の部分(爪部)が先の開いた部分(舷部)の倍くらいあり、花柄が萼にT字状につくのが特徴。在来種のクサフジより華やかで早く咲き
繁殖力が強くてコスモポリタンの典型だ。


さくら草橋から撮影

新大宮バイパスの陸橋の両側にあるセンダンも花の盛りで白と紫の花がひしめいてついている。


遠目には花が薄紫の雲のように見える


花は5弁で蕾と雄しべの筒が赤紫