補完地でサクラソウを撮っていたらハチが飛んで来た。千載一遇のチャンスとばかりカメラを向けた。
とにかく素早い。花に止まったと思いピントを合わせる間もなくシャッターを押した。パソコンに映すまでどんな写真になっているのか分からなかった。一枚目はサクラソウの花で吸蜜しているらしき姿だが、ピンボケだ。
2枚目はそれこそバッチリで偶然に大感謝だ。花筒に首を突っ込んでいる。マルハナバチを確信した。ネットで映像を見ても確かだった。でも、本を見るとチョット違う感じもする。果たしてどうなのか?
でもサクラソウの花を廻っているので吸蜜しているのは確実だ。補完地のサクラソウは柵外に多く伸び出しているが、正常な種子繁殖によるものと確信できた。
どうにかこの環境が第1次指定地にもできないものかと真剣に思った。
このカントウタンポポに来ていたのはセイヨウミツバチは間違いないようだ。
サクラソウ自生地顧問の埼玉大学准教授の荒木祐二先生からメールを頂いた。危惧していたようにトラマルハナバチではなく、ヒゲナガハナバチだったようだ。確かに触角が長い。トラマルハナバチの特徴と言われるお尻が黒くなかった。
ヒゲナガハナバチはニッポンヒゲナガハナバチとごく少数のシロスジヒゲナガハナバチがいるようだ。
すぐ調べて頂いた荒木先生に感謝だ。