絶滅危惧Ⅱ類(VU)のキタミソウの生長を助ける為のオオオナモミ除草作戦は予定通り17日9時30分より約2時間行われた。
参加者は女性が多かったが女子高生3人とお子さん2人を含めて37名でやはり地元の方が多かったようだが、サクラソウ自生地のボランティアの方にもお会いした。
県生態系保護協会岩槻支部長の遊馬さんの説明の後、早速右岸の末田須賀堰(永代橋)に近い部分の除草作業開始。
9月の水が無くなってから芽生えた小さなオオオナモミだけに簡単に抜ける。でも生長戦略より次代を残す結実作戦を優先させているのでイガイガ(果苞)は意外に多い。最初は軍手をして抜いていたがそれをゴミ袋に入れる時にくっ付いて離れない。離そうとすると今度は別の手についてしまう。
オオオナモミはキク科の一年草、メキシコ原産の要注意外来種
隣にいた草取りのプロを自認するふじみ野市の女性は軍手の上に薄いゴム手袋をしていた。両手を使って抜くのも早いがゴミ袋に入れるのも早い。それを見るとじれったくなって軍手を外して素手に変えた。たまに生長の早いのは痛かったが、ほとんど問題なかった。でも終わった後も手の黒くなったのがナカナカ取れない。次回からは薄いゴム手袋も用意しようと思う。
草取りが終わって最後は堤防上への運搬作業。子供が頑張りました
始める前に遊馬さんがキタミソウを皆に教えてくれた。本当に小さいが細い葉の先が膨らんでいるのが特徴で蕾を持っていた。花が咲いているのもかなりあるとの話だったので終了後写真を撮りに行った。2㎜くらいの小さい花はピントを合わせるのが難しかった。11月いっぱい咲いてまた2~3月に咲くというが、とにかく小さいので見つけるのは大変だ。
ゴマノハグサ科の小さな多年草。北見で最初に採集されたのが名前の由来
絶滅危惧ⅠA類だったがこのような保護活動が功を奏したのか
07年の見直しで絶滅危惧Ⅱ類に変更された
ミズヒマワリにタテハチョウ科のアサギマダラが吸蜜していました