フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

懐かしい名前を見つけました

2017年06月26日 22時17分15秒 | 身辺雑記

昨日の読売の編集手帳にハヤトウリの品種改良についての記事があった。「ハヤトウリに潜む未知の力を引き出そうと筑波大学がメキシコと共同研究を進めている。遺伝子などを分析し、品種改良や健康に役立つ機能の開発を目指す」という。
ハヤトウリの名前に覚えがあった。長崎の家から田舎の無人駅(実は長崎本線の現川駅)まで歩いて行ってトンネルの手前の荒地に群生していた植物だ。葉はアレチウリそのもので、その繁殖力のすさまじさに感心した。でも花が違う。

狐につままれた思いだったが、ほかの所で小さな果実が付いていたのを見て異種を確信した。繁殖力は抜群でアレチウリに勝るとも劣らない。同じ所には全国的に分布し幅広い環境で生育するヤブマオや中国原産のタデ科の蔓性多年草で本州から沖縄の山野や空き地に見られるツルドクダミが一緒に繁茂していた。

イラクサ科のヤブマオは雌雄同株だが雌花をつけない個体も多くある

ツルドクダミは別名カシュウという

ハヤトウリと一緒に近縁種であろうアレチウリの未知の力を引き出してくれると本当に素晴らしいと思った。


サクラソウ自生地ではイヌヌマトラノオが少し盛りを過ぎていました

2017年06月18日 16時08分31秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

久し振りのサクラソウ自生地は全域でノカラマツとイヌヌマトラノオが花をつけていた。
イヌヌマトラノオは少し盛りを過ぎていたが、まだ各所で多く見られた。サクラソウ科オカトラノオ属は雑種を作りやすいと言われるがこれは人間が定義するだけで植物にとれば進化の一過程なのかもしれない。

中央観察路から見られる花は裂片の幅が広いのが多い

サクラソウ科の共通項として裂片は5枚が普通で、雄しべは対生する

とにかく見た限りでは残念ながらノジトラノオは無いようだ。でも、見た目ではなくDNA解析による分子系統学に基づくAPG分類ではどうなるかは興味のあるところだ。

花序は先が垂れ下がり裂片も細く花が密についていますが・・・・


キカラスウリつれづれ

2017年06月15日 19時16分28秒 | 身辺雑記

今朝はじゃなくて正確には夕べなのだろうが、珍しく新しい花は咲かなかった。
キカラスウリの花はカラスウリと違って結構開花時間が長い。コンディションさえ良ければ2日間は花らしい形をしている。

2017年6月12日 AM7時24分

そして蜜が多いのだろうか小さな蟻が群がっているのが見られた。でも残念ながら夜行性のスズメガの姿は今のところ見たことがない。

6月12日AM11時44分撮影

翌13日には花弁の先端の糸状のレースは縮んでいたが花弁はハッキリ見えた。緑色の3裂した柱頭は褐色に変色していたが、別に受粉したからではない。雄株が無いから確かだ。

近くでは別の花が開花していたが、この花は一日で萎んでしまい、上の写真のようにはならなかった。日差しや気温、雨が微妙に関係しているのだろう。


今日は10日から預かっていた孫を保育園に送り届けてきた。19日で満2歳になるが、電車を乗り換え1時間以上はかかるので泣かれないか心配だったが、どうやら無事届けられた。いつも女房が一緒なので今回一人だった事もあり、ホットしたような気の抜けたような奇妙な気分だ。
気になっていたキカラスウリを見直してみたくなった。


湯西川「水の郷」の郷土料理は名物になんとかの典型でした

2017年06月14日 16時34分17秒 | 身辺雑記

川治温泉2日目は湯西川ダムを水陸両用バスで観光した。物珍しさと前回川治ダムで出会った事もあって乗ってみた。1億円の乗り心地は水上では快適だった。でも着水した時の衝撃は想像以上だった。天気が良くなにか動物が出てくれれば 最高だった。


水陸両用バスよりダムを望む


ダムから下流を望む

ガイドさんがベテランで楽しかったので昼食はお勧めの水の郷の郷土料理を食べに行った。ところがこれが大失敗。手打ちソバはパサパサ、ばんだい餅も無味で何が1番の人気メニューなのか全く不可解だった。そう言えばガイドさんは美味しいとは言わなかったと意見が一致した。

川治温泉に戻ってのあじさい公園はコアジサイだけが花を付け、エゴノキが満開で芳香を放っていた。


エゴの木にはマルハナバチが多くきゅうみつにきていました

3日目は鹿沼花木センターに行った。ここは昔からあるが今まで行った事がなかった。今回はキカラスウリの雄株が欲しくて行ったが結果は残念だった。


イワツバメとばかり思って撮ったのはハクセキレイでした

2017年06月12日 19時05分42秒 | 身辺雑記

川治温泉でイワツバメが歓迎してくれました。
ホテルの窓の外を多くの小鳥が猛スピードで飛翔を繰り返していた。飛び方はツバメだがツバメにしては小型でずんぐりしている。2年前に万座温泉で見たほど数は多くないがイワツバメに違いない。ちょうど夕方の採餌で飛び回っていたようだ。翌朝河原沿いを歩くと石垣に多く飛んできていた。巣があるようだ。餌をとってきたはいいが人間がいるので近づけず近くのロープでズーッと警戒音を発しながら待っている鳥がいた。

イワツバメとばかり思ってシャッターを押したがなんとハクセキレイだった

遊歩道を歩くと葉が白くなっている木があった。マタタビだった。同じく花の季節に白くなるハンゲショウは苞葉が白くなって小さな花を目立たせるようだが、マタタビは先端の葉が白くなるので木全体を目立たせるためではないかという。

花はまだ蕾のようです

遊歩道の終点近くには白い三角錐のような花序をいっぱいに付けたマルバアオダモが並んでいた。木全体が白く見えるほど花が付いていた。名のマルバは葉が丸いのではなく、よく似たアラゲアオダモの葉が鋸歯がハッキリしているのに対し不明瞭なことからという。