フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

桜草公園の桜も満開近くサクラソウ自生地では可憐な花が見られます

2022年03月31日 16時58分26秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

週末にはまた寒くなるようだが、今日は気温が20℃以上に上がりいつも街中の桜より遅い桜草公園の桜もいっぺんに満開近くになった。駐車場も昼頃には満車状態のようだった。

サクラソウ自生地は相変わらずノウルシの勢力が強く、ノウルシ園の趣があるが、サクラソウも増え始めて可憐な花が見られるようになった。

ヒキノカサも金属的な輝きのある花を咲かせて彩を添え始めた。

蛙が花を傘にしたというメルヘンチックな名のキンポウゲ科のヒキノカサ

D区のいつも白花を咲かせる株に小さな蕾が付いた。でもこれから花を咲かせるまでにはまだまだ時間がかかると思うが、楽しみだ。

ノウルシはサクラソウより早い時期から黄色い花をつけ自生地を席巻しているが、悪い事ばかりではなく写真のように今の時期、まだまだ小さなサクラソウを北風からガードして、早くから花を咲かせるサクラソウのナイトの役割も果たしてくれている。


バス停の名称はひらがなでさくらに漢字の草です

2022年03月28日 18時51分24秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

青空が広がっていたが風が強い一日だった。昨日は10時には駐車場が満車状態だったが、今日は月曜日という事もあり車は少なかった。満車と言っても殆どが桜草公園目当てで、サクラソウ自生地を横目で見ながら公園をめざしてた。

桜草公園の正式名称は前期の漢字4文字だがバス停の表示は何故かさくら草公園だ

バス停から俯瞰したサクラソウ自生地はノウルシの若草色に染まっている

桜草公園は市内より気温が低いからだろう。西南桜にしろ鴻沼川桜並木にしろ今日はほぼ満開に近かったが、桜草公園の桜は5分咲きくらいだった。

ツボスミレやジロボウエンゴサクはA区の外側北斜面でそろそろ花をつけ始めている。ご覧になる方はお足元にご注意を!!


いよいよ田島ケ原サクラソウ自生地の活動開始です

2022年03月25日 17時02分15秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

朝から青空が広がり気温も4月下旬並みまで上がる予報の3月25日だった。暖かな田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地活動初日だ。
朝から文化財保護課の職員2人も加わって開設作業が行われた。

自生地はノウルシばかりが目立ってアマナはそろそろ終わりで、花開いているのは少なくなった。

今日の当番ではないSさんが花の名札設置を始めていた。見学の大きな助けになるが、植物は見えなくなったり動いたりもするので大変のようだ。

15時過ぎに発注中のパンフレットがようやく配送された。今年の活動も対面の案内はあまり好まれないので、既存のパンフと併せて活用いただき、来場のお客様の見学の一助になれば幸いだ。最寄りの駅や主な施設にも置いてより親切な案内になればいい。


70周年のパンフも活用して、昔ながらの自然に遊んで頂きたい

2022年03月24日 18時52分10秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

明日3月25日からいよいよ田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の今年の現地活動開始だ。
非常事態宣言は解除されたとはいえ、まだまだパンデミックのリスクは大きい。影響で現地活動も縮小を余儀なくされている。
でも我々ボランティアとしてはせっかく来て頂けるお客様に少しでもお楽しみいただきたい。今年は特別天然記念物指定70周年なのでその記念のパンフレットも作成している。従来のパンフレットと併せてご活用いただき、よりよい時間をお過ごし頂きたい。

一面のノウルシ。サクラソウより生長が早くもう花を咲かせている

サクラソウ自生地に多いノウルシだが、この植物も全国カテゴリーではサクラソウと同じ準絶滅危惧種(NT)だ。むやみに駆除するわけにはいかない。花のつくりは杯状花序という面白い形なので是非観察して欲しい。

パンフレットにも記してあるが、天然記念物指定は地番でされている。ここに生える植物はサクラソウを主人公としてすべてが支え合って自然を形作っている里地の植物たちだ。

ツボスミレも開いている。昔は普通に生えていたスミレなのにどんどん生育場所は狭められている。
今、荒川河川敷は治水第一で植物は外来種天国だ。野菊咲き乱れる堤防などは夢のまた夢だ。そんな中で昔ながらの自然を残している田島ヶ原はますます貴重な存在だ。

是非おいで頂き、里地の自然の中をパンフレット片手にご散策ただきたい。


昨15日に友人からサクラソウが咲いたよとのメール有り

2022年03月16日 18時25分00秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

昨15日に友人から「サクラソウ咲いたよ!」のメールが入った。初咲きとばかり送られてきた写真を見て2度ビックリ。全開している。しかも6裂だ。こんなにしっかりした初咲きは本当に珍しい。しかも寒い日が続いて花芽もあまり見られないこの時期にA区の柵近く2mくらいの所の開花だ。

周囲に蕾もあるよとの話を受けて、現地講習会の今日色々見てきた。確かに開花予備軍、蕾、花芽と色々見られた。

手前に蕾、奥に花芽が見える

この3~4日いっぺんに暖かくなり今まで寒さに縮こまっていた植物たちが一気に生長始めたようだ。
シロバナタンポポもいつもの成長B区の公園寄りに一斉に花開いていた。

A区のサクラソウにしろ、B区のシロバナタンポポにしろやはり後方の横堤で冷たい北風が遮られることがおおきのだろう。