フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

やはり急激な気温差に体が付いて行かなかったようです

2019年07月28日 14時26分55秒 | 荒川河川敷

27レポートの昨日は台風6号の余波で南風が強くかったのと前からチラシの講習会に申し込んでいたのでスキップ。今日は最高気温が33℃くらいまで上がるので熱中症に注意と繰り返し報道されていた。
でも10時頃までは曇り空で大して熱くなりそうもなかったので昨日の分を取り返すべく青葉園に出かけた。荒川堤防に上がった頃から急に青空が広がり、熱い太陽光線が降り注ぎ始めた。

長靴を履いて行ったので難なく畔にも入れてオモダカを撮影できた

途中ゴルフ場との境のフェンスにはもうアレチウリが他を覆い尽していたが」中にはヤマノイモやママコノシリヌグイなども見られた。

日曜日だったので工事はされていなかったが西遊馬公園の辺りは厳重に交通止めがされて工事が再開されていた。

長靴もアチコチ入るには便利だが、今日のような天気では中が暑くなり足から熱が上がってきた。青葉園に着いた時にはまさに熱中症の一歩手前みたいで墓参りも早々に休憩所にひっくり返ってしばらくまどろんだようだ。全身汗びっしょりでまさに水を浴びたような気持ちになった。
復路は無理をしないように気になっていたアオノツヅラフジを撮るだけで帰ってきた。

やっと我が家にたどり着いてシャワーを浴びてバタンキューだったがしばらくして目覚めるとクーラーで冷え切って両足太ももがつり始めたのにはびっくり。やはり急な暑さに体が付いていけなかったようだ。


日照時間が短くても、降水量が多いのが自生地にはプラスのようです

2019年07月24日 18時07分37秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

7月23日は大暑で本来なら昨年のように一番暑い日でなければならないはずですが、今年は7月の平均気温が22.8℃で平年差が-1.8℃、さいたま市の日照時間は16.4時間で平年比20%しかなかったようです。23日の朝も細かい雨が降り続きようやく10時頃にやんでも、所により雷雨の予報で結局一日ハッキリしない天候でした。

田島ヶ原サクラソウ自生地は降水量が151㎜と平年比146%だった事が幸いしオギやヨシは大きく生育し、観察路が狭くなるほどでしたがサクラソウの花の時期を除いては部分的に観察路を順番に閉鎖する事も必要と思いました。

公園側の南観察路の入口付近から

一部バアソブが群生している所では見易いように観察路に引っ張り出したり、柵の中までかき回したりした形跡が歴然と見られたのは本当に残念でした。昨年からこのようなことが行われているようで、厳罰に処すべきです。

ゴマノハグサは結構茎が硬いようですが何しろ背丈が高すぎて自分では支えきれず他物に寄りかかっていました。

ゴマノハグサの花序の先端の花が開いている部分

ヤマノイモは雌雄異株で別々の所に花をつけていました。

ヤマノイモの雄花

ヤマノイモの雌花

全域で大きな花を咲かせているオニユリ


2つの巨大な廃屋と玉のようなタマアジサイの蕾の塩原

2019年07月20日 18時56分17秒 | 観光旅行

2日目の午前中はホテルの目の前の道をまっすぐ上がってみた。どうせ少し行った所で行き止まりだろうと思ったが意外に奥まで続いていた。後から調べてみると日塩もみじラインからの道路と交差し56号線に通じていた。

道なりに上がっていくとしばらくして文化会館、公民館の入口があった。入ろうと思ったらロープで通行止めされていた。無理に入る事は無いので先に行く事にした。しばらく行くとまた入口があり、通行止めではなかったので入ってみると文化会館の横に出た。大きな立派な建物だったが人の気配は無かった。よく見るともう何年も使われていない廃屋だった。正面を通って下に行くとこちらはトラックが置いてあったがやはり森閑としていた。ここが公民館だった。

後で塩原支所に電話で聞いてみるともう10年も前に使用を中止しているらしい。老朽化や冬季の使用し難さがあって閉館したという。

街に出ても閑散としていて来るたびにどんどん寂れていくような気がする塩原温泉街だ。恐らく町の人口も減り続けているのだろうと思う。宿泊したホテルは来るたびに色々進化して客数も多くなっているようだ。でも以前は日帰りの入浴客で賑わった温泉街に面した建物は使用を中止して、温泉街の入口は閉じている。連泊のお客が多いだけにもっと温泉街の商店は積極的に働きかけて日中の賑わいを取り戻す方法を模索すべきだ。

装飾花が一枚なのはイワガラミ

2つの巨大な建物はバブル期の箱もの行政の失敗の象徴なのだろうが、若者が多い街になれば色々なアイディアもでて、少し上向けば往時の温泉街の繁栄は決して夢ではない。確か熱海の商店街は連泊のお客さんを見込んだセールを展開していた。他の温泉地の活性化方法も参考にして是非頑張って欲しい。頑張れ塩原と声を大にして叫びたい。

2つの廃屋の先まで行ってみた。山側にはマタタビが葉を白くしているのが多く見られ、イワガラミの白い葉もあり、タマアジサイは花はまだだったが今回蕾が非常に多く見られた。調べるまでは名も知らなかったが何となくユーモラスな希望の持てる丸い玉の蕾がタマアジサイの名の由来という。いたる所で見られた蕾は8月になれば見事な花を咲かせる。タマアジサイ咲く塩原温泉を期待しよう。

可愛いタマアジサイの蕾がいたる所で見られました

中も可愛い花の卵がいっぱいでした


久し振りの塩原温泉地区探訪記 No1

2019年07月19日 22時39分46秒 | 観光旅行

1年振りより間が空いただろうか、久し振りに塩原温泉に来た。今回も2泊3日だが中日も何処にも行かず塩原温泉で過ごす予定なので塩原地区を歩き回ってみた。
今の時期はアジサイが花盛りで塩原地区ではアチコチで大輪のアジサイが見られた。
前回も途中まで行った木の葉化石館方面に行ってみた。小さな川沿いに上流方面に歩いて行くとコマツナギの群生があった。木本に分類されているが草本状のマメ科の植物で根が硬くて丈夫なのが名の由来らしい・

そこにもここにも花を見つけた後でこんもりと盛り上がった所を見ると何やら細長い豆果が見えた。葉にも見覚えがあるし何なのだろうと調べてみたらどうやらフジの豆果らしかった。

結構長くて素直に伸びている好感の持てる実だった。上を見ると白い円錐状の花序が立ち並んでいた。ノリウツギのようだった。

奥に進んでいくと森側に面白い果実をいっぱいに付けた木があった。見た事があるが名は思い出せない。クマシデ?名の由来から覚えると忘れない木だ。シデとは玉ぐしやしめ縄などの飾りに着ける紙を折り曲げたもの。クマは大きいものの例えだという。

森の中に入って先に進もうとしたらクマ注意の立て札があった。これは動物の熊の事で、夕方近くにもなり今まで誰とも会わなかった事もあり、何となく心細くなって引き返した。

帰り際に看板を確かめると森の部分はそんなに長くなかったので行ってみればよかったと思ったが常に後悔先に立たずだ。


第1号天然記念物指定100周年がもう1年後です

2019年07月16日 15時58分52秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

特別天然記念物の田島ヶ原サクラソウ自生地が大正9年(1920年)7月17日に第1号の天然記念物に指定されてから来年オリンピックの直前に100周年を迎える。

一言で100年というがその間には様々な事があり、環境が大きく変わっている。同時に指定を受けた成東・東金食虫植物群落は土質が変化し面積も小さくなり、いずみ市の太東海浜植物群落は海外線の変化により面積が指定時の面影はないようだ。
田島ヶ原サクラソウ自生地は面積はほとんど変わらないものの周囲の環境変化が著しく、サクラソウは大きく株数を減らしている。
100年を一区切りとして周囲との一体化を進めて往時の繁栄を取り戻さなければなるまい。1920年の天然記念物指定は下流の群生地が過剰な掘り取りや工場化などにより次々と姿を消した最後の砦として保護された経緯があるが、100年の間の周囲の環境変化はサクラソウ自生地にとって決して好結果だけをもたらさなかった。

世界遺産が大切なコアゾーン(核心部分)を守るために広大なバッファゾーン(緩衝地帯)を設けている様に、サクラソウ自生地のこれからの100年は周囲の桜草公園、荒川上流河川事務所との目的の一体化を図り、それを強力に推進していく事のみに光明があるのではないかと確信する。