フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

田島ケ原は桜満開の最高のウィークエンドです

2018年03月31日 17時51分27秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

田島ケ原では昨日は強かった北風が収まり、暖かい穏やかな春の日に満開の桜が微笑みかけていた。

サクラソウ自生地ではサクラソウも多くの花をつけ、ヒキノカサ、ジロボウエンゴサク、シロバナタンポポ、カントウタンポポ、ノジスミレ、ツボスミレなども咲いて賑やかになってきた。

昨日先生が話された前年の4月後半に剪定されたノウルシでしょうか生長が遅いようです

ヒキノカサの群生も見られるがサクラソウとコラボしているのもあった

白い目の中がよく見えないが、柱頭ではないようなので短花柱花のようです

荒川彩湖公園駐車場のカラタチ並木が白い蕾をいっぱいに付け、花を開き始めた。カラタチはミカン科カラタチ属の落葉低木で原産地は長江上流域といわれる。名は唐橘(からたちばな)がつまったもので、葉はアゲハチョウの食草。


北観察路からのB区に多くのサクラソウが見られます

2018年03月30日 16時07分58秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

田島ケ原サクラソウ自生地ではサクラソウがまだ小さいものの多くの花を咲かせていた。
今日3月30日は田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地研修会で荒木先生の解説で自生地を観察して歩いた。優勢なノウルシをどう抑制していくかを先生の実験を通してお話しされた。4月下旬ころ地上部を剪定すると翌年の生長の養分を蓄える力が弱くなり、生長が抑制される効果があるという。実際前年に行なった実験区域ではノウルシの生長が抑制されていた。今ノウルシが黄色い花を咲かせているB区には観察路からは見えないが多くのサクラソウが花を付けているとも説明されていたので、実験が成功して敷衍されていくのが楽しみだ。

D区のサクラソウの群生。同じ色や形の花なので一つのクローンという

長花柱花、短花柱花の別では咲き始めの頃は短花柱花が多そうだとのお話だった。オギとヨシの割合はやはり5:1くらいで昔ヨシが多かったという事と比較すると湿地を好むヨシが大幅に少なくなっているのは乾燥化が進んでいる証拠だろうともおっしゃっていた。

秋ヶ瀬緑道の桜はちょうど満開の美しさだった

桜草公園の桜も満開で明日明後日の週末はまさに百花繚乱の見事さだ。

 


サクラソウは今年も圧倒的にピンクの濃い花です

2018年03月28日 16時58分44秒 | 身辺雑記

27日に錦乃原桜草園に行ってきた。やはりノウルシの生長が早く全園で黄色い花を咲かせていた。例年通りサクラソウの花は田島ケ原より早い。もう固まって咲いているのが結構あった。そして花の色も例年の如く濃いピンクだ。普通のピンクは2~3株しか見られなかった。

少し気になったのはアメリカスミレサイシンが大量に繁茂していたことだ。この花はきれいなので比較的見逃されがちだが田島ケ原でも、駐車場側だけだったのにどんどん内部に侵入している。北アメリカ東部原産で明治以降に園芸植物として導入された。色は色々あるようだが野生化しているのは青紫色が圧倒的だ。レスビアンフラワーの別名もあるようだが、繁殖力の旺盛さは脅威だ。

荒川河川敷にもどんどん増えているアメリカスミレサイシン

コスミレの自生地だった所を久し振りに尋ねてみると全部ノジスミレにとってかわられていた。ノジスミレは何となく取っつきづらい。農道の端にアリアケスミレの株を見つけてホッとした。

河川敷の原野ではヒロハハナヤスリやシムラニンジンが多く芽生えていた。雨が多かったのが幸いしたようだ。


好天の日曜日で第一駐車場は満員の盛況だった

2018年03月25日 17時56分18秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

25日の日曜日は朝から好天、昨日東京都心の桜が満開になったとの報道の影響だろうか桜草公園も朝から若い家族連れなどがひっきりなしにやって来て、昼前から第一駐車場は満車の盛況だった。

12時頃の桜草公園。ここの桜はまだ一分咲きだが、夕方までには開花が進んだと思う

サクラソウ自生地は相変わらすノウルシの勢力が強く、「ノウルシ園に改名した方がいいのでは」との来訪者の声もあながち笑って済まされない状況だ。

極端ながらこんな状況も現実だ

ノウルシの繁茂していない所にサクラソウとアマナが花をつけている

それでも今日の暖かさでサクラソウも頑張って花を開き始め、アチコチで見られるようになってきた。

これからどんどん暖かくなるのでノウルシに追いつけ追い越せでたくさんの花を咲かせて欲しい。
やはり田島ケ原はサクラソウの自生地だと言われるように頑張ろう!!

花をつけ始めたジロボウエンゴサク

ノジスミレも今年は多く花開いているのが見られる


田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地活動開始

2018年03月24日 17時04分45秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

今日3月24日から田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地活動を開始した。
自生地は相変わらずノウルシの勢力が強く、サクラソウはまだポツポツという状態です。

自生地は黄色いノウルシの花が目立ち、桜草公園の桜はまだ開花前

石碑近くに開花したサクラソウ。花びら(裂片)が6枚です

サクラソウは合弁花なので裂片といい、5枚が普通です

今年はアマナの当たり年のようで、各所で白い群落が目立ちます。でも、午前中はまだ気温が上がらず開いている花は少ない状態でした。

E区のヒロハアマナはほぼ終わっていた。アマナはヒロハアマナではないが株も花も大柄で葉が結構目立つのが早く開花していた。写真に写っているオオイヌノフグリは現在は何処でも見られ、在来種のように錯覚するが明治17年頃には東京で見られたが、まだ珍しかったというれっきとした原産地西アジアの外来種だ。在来種のイヌノフグリはすっかり少なくなり生育地も限られているようだ。

B区の公園側で多く花をつけているシロバナタンポポ