フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

10年振りに冠水したサクラソウ自生地

2017年10月23日 12時58分44秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

23日の未明から朝にかけて台風21号が通りすぎたさいたま市。かなりの雨量があったのでサクラソウ自生地はどうだったか心配で、行ってみた。サクラソウ橋の交差点の左右秋ヶ瀬公園方面も彩湖方面も通行止めになっていた。自転車の身軽さで正門横から入った桜草公園は一面の湖でサクラソウ自生地には全く中に入れなかった。

いつもなら芝生広場が広がる桜草公園は一面の湖でした。

中央観察路は大雨で冠水しても今まで外まで溢れ出した事は無かったのに、10時頃も全く入れる状態ではなく、14時頃に再度来た時は特別天然記念物の下の2文字は完全に水没していた。

観察路の両側を彩るユウガギクは完全に水中花です。

浦和ゴルフ場、秋ヶ瀬運動公園、レッズランドもまさに池だった。10年前の台風9号の時より少し水が少ないかなと思ったが、その時は翌日だったので、上流からの水は時間が経つともう少し増えそうだ。

後ろの堤外地は水田地帯。いつも9月の初めには収穫を終えるので今頃だと被害はない。見えている草地は耕作放棄地でオギなどが茂っている。

カメラを向けても強風にあおられ、大きく揺れてレンズの外に飛び出してしまうチョウたちだった。でも、ちぎれそうな強風の中でアチコチでコセンダングサに食らいついて離れなかった。2日続きの雨でよほどお腹がすいていたのだろう。思わず渥美清の句「ゆうべの台風どこにいたちょうちょう」をつぶやいてしまった。

アキアカネは比較的風を受けにくい所に集まっていた。アキアカネは胸横面に黒線が明瞭(真ん中円内)

さいたま市民活動サポートセンターの田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のH.Pもご覧ください。未明から朝にかけて台風21号が直撃でした 


ユウガギクに一番来ていたキゴシハナアブ

2017年10月22日 18時17分28秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気にようやく10月8日の寒露の記事をアップできた。観察路を彩るユウガギクに多くの昆虫が来ていたのを撮ってきたのはいいが、ほとんど名前が分からず時間ばかりが経ってしまった。でも日本昆虫協会のBBSでツマグロキンバエを教えてもらって、キゴシハナアブとムナグロツヤハムシは偶然も手伝ってようやく同定できた。複眼に縞模様があるツマグロキンバエ(褄黒金蠅)

キゴシハナアブは胸の縦じま模様とお腹の黄色い模様が特徴的で、すぐ分かると思ったのは非常に甘かった。昆虫はどれも難しいが、とにかくハエ目は分からない。

複眼が粉を散らしたようなのも特徴的なキゴシハナアブ(黄腰花虻)

漢字で書くと意味が分かるがカタカナだけでは本当に分からない。ムナグロツヤハムシはハムシだろうと見当を付けたのがたまたま当たったが、ハムシ科の虫は葉虫で一般的な小さな虫は羽虫と表記するというのも奇妙だ。

シロバナサクラタデに大挙して来ていた小さなムナグロツヤハムシ(胸黒艶葉虫)

カマキリは褐色が多いというコカマキリと思ったが、鎌の脚に特徴と言われる黒白の模様が無い。オオカマキリもチョウセンカマキリも褐色があるがその見分けは鎌脚の付け根の胸の色という。黄色がオオカマキリ、紅色ならチョウセンカマキリといい、写真を見直したらかろうじて映っているのがあった。

右上の円内のカマキリの顔の奥に赤色が見えるチョウセンカマキリ

田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気にUPしたユウガギクに一番来ていたのはキゴシハナアブでしたをご覧ください。


10月11日に訪れた竜頭の滝の紅葉5選

2017年10月12日 18時05分37秒 | 身辺雑記

いつもの従妹たちと10月10日より温泉旅行に出かけた。一日目は塩原バレーラインの途中にある龍化の滝を見学。紅葉はさほどでもなかったが、3段の滝が龍が昇っているように見えるという滝だった。でも何より膝や腰が痛い女性3人が苦労して到達しただけの神秘的な滝の美しさがあった。

2日目は奥日光の竜頭の滝に行ってみた。ここは2~3日前の新聞で紅葉の美しさが報道されただけに竜頭の滝の駐車場は車が大渋滞で入れず、上の橋から下る事にした。10月11日の紅葉風景は行っただけの価値がある見事さだった。

橋から上流方面を望む

橋から眺める下流方面は一番川幅が広い

途中の流れ

途中の流れ

最終の駐車場付近から上流を望む


在来種のヌスビトハギとコスモポリタンのアレチヌスビトハギ

2017年10月04日 10時23分14秒 | 身辺雑記

アレチヌスビトハギは1940年に大坂で発見されたという北アメリカ原産の外来種だが、今では全国に帰化しているようだ。
名の通り荒地などに生育し、花はピンクの旗弁が丸くて大きく愛らしい。でも在来種のヌスビトハギを駆逐しているようで都市近郊で見られるのはアレチヌスビトハギばかりだ。余程自然の中に行かないと見られなくなってしまった。

アレチヌスビトハギの節果は多くの小節果が付き、くびれが浅いのが特徴

先日北本自然公園の学習センターの入口付近でメガネのような節果をつけたヌスビトハギを見た。身近で見るのはほとんどアレチヌスビトハギなので嬉しくなってさすが北本、さいたま市とは違うと思った。

ヌスビトハギの節果は普通2つの小節果が付き、間のくびれが深い

翌週は環境科学国際センターでの5回目の講座だった。目の前の池の周囲にヌスビトハギらしきを見つけ、さすが鴻巣と思ったら、アニハカランやアレチヌスビトハギだった。やはりコスモポリタンは強いのだろう。
北鴻巣駅近くに武蔵水路が来ているのを知り、帰りに行ってみた。2015までに改築工事が終わった水路は当然ながらまさに人工水路だった。


行田の利根大堰から取水され鴻巣で荒川に注ぐ利根川水系の武蔵水路


小さなカラスウリが先に赤く熟していました

2017年10月02日 15時16分31秒 | 身辺雑記

通る度に見ているつもりのカラスウリが大きな実はまだ青々としている。それなのに気付かなかった小さな実が3つも4つも赤く色づいている。

これって何だろう。熟すのは成長に関係無いのだろうか。最初から成っている大きなのから赤く熟すとばかり思っていたがどうやら違うようだ。熟すのは枯れる現象の一種なのだろうか。


近くのフヨウの花にミツバチが来ていた。体中一面に花粉を付けて体が白く見える。