23日の未明から朝にかけて台風21号が通りすぎたさいたま市。かなりの雨量があったのでサクラソウ自生地はどうだったか心配で、行ってみた。サクラソウ橋の交差点の左右秋ヶ瀬公園方面も彩湖方面も通行止めになっていた。自転車の身軽さで正門横から入った桜草公園は一面の湖でサクラソウ自生地には全く中に入れなかった。
いつもなら芝生広場が広がる桜草公園は一面の湖でした。
中央観察路は大雨で冠水しても今まで外まで溢れ出した事は無かったのに、10時頃も全く入れる状態ではなく、14時頃に再度来た時は特別天然記念物の下の2文字は完全に水没していた。
観察路の両側を彩るユウガギクは完全に水中花です。
浦和ゴルフ場、秋ヶ瀬運動公園、レッズランドもまさに池だった。10年前の台風9号の時より少し水が少ないかなと思ったが、その時は翌日だったので、上流からの水は時間が経つともう少し増えそうだ。
後ろの堤外地は水田地帯。いつも9月の初めには収穫を終えるので今頃だと被害はない。見えている草地は耕作放棄地でオギなどが茂っている。
カメラを向けても強風にあおられ、大きく揺れてレンズの外に飛び出してしまうチョウたちだった。でも、ちぎれそうな強風の中でアチコチでコセンダングサに食らいついて離れなかった。2日続きの雨でよほどお腹がすいていたのだろう。思わず渥美清の句「ゆうべの台風どこにいたちょうちょう」をつぶやいてしまった。
アキアカネは比較的風を受けにくい所に集まっていた。アキアカネは胸横面に黒線が明瞭(真ん中円内)
さいたま市民活動サポートセンターの田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のH.Pもご覧ください。未明から朝にかけて台風21号が直撃でした