庭のホトトギスの葉が食べられているのでよく見ると蛹が付いているし、幼虫もいるようだと母さんに言われた。一昨年の12月26日に忽然と現れて3月頃まで我々夫婦の癒やしの対象だったルリタテハだった。
3.5㎝くらいのルリタテハの蛹。糸座の糸は黄金色
霜害に会わないように南側の板張りの所にいれたハナキリンに蛹が付いていたらしい。暖房の暖かさで羽化してしまったらしかった。何も分からなかったがリンゴの切片などを与えてみると結構生きていてくれた。そんな事から2人とも親しみを感じている。
成虫は花の蜜よりもクヌギなどの樹液に集まる
右上はもう終齢に近い幼虫。若いうちは葉に穴を開けるが大きくなると葉の端から食べる
幼虫の刺は見るからに痛いようだ、が触っても痛くも無く毒も無い
ルリタテハの食草はサルトリイバラやホトトギスなどで、現在はホトトギスが家庭の庭などに植えられているので都市などで個体数は増えているようだ。幼虫は葉の裏にいるが卵は葉の表にも産むのであまり日当たりの良すぎる所にはいないようだ。