フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今朝は花を見られましたが閉じる事の早さにはビックリです

2009年04月30日 21時51分51秒 | 花の和名

今朝は8時10分に行ってやっとキチンと開いている花が見られた。


昨日はサクラソウ情報の青木さんが「8時に来なければダメだよ」と言っていたのに10時頃になってしまい、閉じかけた花が2輪ほどだけだった。
今日こそはと意気込みがあっただけに手前から開いている花や草姿を撮っていった。9時少し前に元の方に戻りかけると咲いていた筈の花がホンのパラパラしか見えない。もう閉じ始めたのだ。これにはビックリ!!


8時53分に撮った写真です。見事にもう閉じています

問題の花は図鑑によってバラモンギク(婆羅門菊)ともキバナザキバラモンジン(黄花咲婆羅門参)とも表示されているキク科バラモンジン属の黄色の花だ。


花が撫子に似て葉が麦に似るので別名ムギナデシコとも呼ばれる

「日本の帰化植物」によるとバラモンジン(婆羅門参)は頭花が青紫色、径約5cm、平均約90個の舌状花があり、総苞は淡緑色で片は果時には長さ5cmにも伸びるとあり、総てにバラモンギクよりひとまわり大きい。写真で見ると細い総苞片が花弁の先に出ていて何となくエキゾチック、もっと朝が早くとも是非こちらも見てみたいと思う。

どちらも明治初年頃に根菜または観賞用として渡来したものが野生化したという。


ムラサキケマンを見つけたら是非実に触ってみてください

2009年04月23日 10時41分39秒 | 花の和名
自宅近くの白幡沼周辺のムラサキケマンがだいぶすがれてきました。
上の方は花が咲いていますが次第に枯れた花になり下の方には緑色の1.5㎝くらいの細長い実が垂れ下がっています。周囲を見ると実だけになっている株もあります。


ケシ科の植物はほとんどが実がはじけて種を飛ばすと言われます。
試しに触ってみました。何も起こりません。熟していなければダメなんだと思いなおし実だけになっている株を触ってみました。
パチンと音がしたように感じて実が弾けました。何かが飛んだ気がしましたが何も残りません。改めて違う実に触ってみました。
今度は細いひものようなものにぶら下がった丸まった皮が残りました。見事にクルンと丸まっています。


かなりアップにしてありますが丸まり方が見事です

ムラサキケマンは林縁やチョットした草むらにあります。見かけたら是非タッチしてみてください。


荒川土手でマツバウンランに今年初見参です

2009年04月19日 19時07分55秒 | 花の和名
荒川土手にマツバウンランが咲きました。

暖かい日曜日の今日、少し早いかなと思いつつ半分期待していました。涼やかな薄紫の花をつけた松葉海蘭が一株ありました。近辺を探しても他には見つからず、私の気持ちを察してくれて特別に咲いてくれたようです。


周りはまだ枯草や地面の部分が多く、オニタビラコの株がアチコチに見られました。オニタビラコはロゼットからすくっと茎を伸ばし小さな黄色い花を茎頂に咲かせます。今日辺り急に増えて路傍や野原に群生しています。


スミレの宝庫高尾山は鮮やかな若草色の木々の緑も新鮮でした

2009年04月18日 15時56分16秒 | 花の和名
高尾山に行こうと思い時刻を調べた。1時間チョットでこんなに近かったのかとビックリ。武蔵浦和から武蔵野線を利用すれば高尾までJRで行くより分倍河原から京王線を利用すれば前者より90円安い810円だ。勿論到着時間は同じだ。


タカオスミレは葉がこげ茶色を帯びるのが特色

高尾山口から1号路を登った。タチツボスミレは勿論タカオスミレ、マルバスミレ等がアチコチに目についた。カエデの若葉色の新鮮さにも感動だった。


タカオスミレはヒカゲスミレの変種といわれる
ヒカゲスミレよりやさしい感じのマルバスミレ

4号路から一丁平まで行って稲荷山コースを下山した。ナガバノスミレサイシン、そしてエイザンスミレは白色から赤みを帯びたのまで様々だった。


ナガバノスミレサイシンは4号路では終わっているものが多かったが
タチツボスミレとエイザンスミレ


荒川土手では野豌豆の3兄弟が元気に花を咲かせています

2009年04月14日 16時08分13秒 | 花の和名
今、荒川土手ではカラスノエンドウがピンクと赤の花を一面に咲かせている。よく見ると可愛い蝶形花だがその繁殖力は驚異的で、サヤインゲンのような実をつけ、熟すと黒くなりよじれて種子を飛ばす。カラスの名は実が黒くなる事からともいわれる。葉の先端がへこんで矢筈に似る事からヤハズノエンドウの別名もある。


カラスノエンドウ(烏野豌豆)が花も葉も大きい

カスマグサはカラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の大きさなので名付けられたという。今までどういう訳かカスマグサだけ見逃していたので今回の出会いは非常に嬉しかった。


カスマグサはスズメノエンドウと混生している事が多い

スズメノエンドウはカラスノエンドウに比べて小さい事が名の由来。カラスウリに対するスズメウリと同じ形だ。


スズメノエンドウ(雀野豌豆)は白い花を3~5固まってつける

さいたま市の荒川堤と水田の花4月の田島ヶ原サクラソウ自生地をアップしました