フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

カワセミが2羽いましたがつがいではなさそうです

2013年09月23日 17時41分05秒 | Main

いつもの通勤路の鴻沼川畔に上がると4~5人がカメラを水面の方向に向けている。何だろうと通り過ぎて合野谷橋の上からのぞくとカワセミだ。それも2羽いる。


てっきり番と思ったがパソコンでズームを効かせて明るくしてもどちらもくちばしの下は赤くない。


先の方のカワセミがオスのような気がしますが


手前が少し小さくメスのような気がします

オス同士だったのだろうか。それにしても2時間後に通りかかった時に、橋の下流側に移動したものの同じような所に同じ2羽がいたのには驚いた。

荒川河川敷の原野の入り口付近はカゼクサとチカラシバに覆われているが、中のほうはすっかりカナムグに覆われラが雄花序が花穂を立て、アキノノゲシが花を咲かせていた。そしてサクラソウ自生地にはまだヤブマメも薄紫の細長い花をつけ始めていた。


カナムグラの雄花も風媒花で今河川敷は種々の花粉だらけ

堤防上は彼岸の中日にふさわしく曼殊沙華が真紅の列を作っていた。


去年の彼岸はまだ蕾だけで花茎も疎らでした


好天の秋日和に草花も蝶や蜂たちもご機嫌でした

2013年09月19日 14時37分56秒 | Main
久し振りに上尾歯科クリニックへ行くため、7時に家を出たが朝の空気はヒンヤリと冷たく感じられた。


ツルボはユリ科の日当たりのよい所に生える多年草


モンキチョウとミツバチが並んで吸蜜していました

上尾に入ったところの堤防で今年初めてツルボにご対面。朝日を受けた薄いピンク色の穂はさわやかに感じられた。塚本の横堤ではアチコチに群生し始めていたツルボに蝶や蜂たちがしきりに来ていた。青空が広がり風もない好天にニラの花の群生も一層鮮やかだった。


キタテハが3匹も来ていました

上尾に近い河川敷の田んぼ地帯で久しぶりに水田雑草を観察した。珍しいものはなかったが、ミズワラビ、コナギ、そしてキクモなど取り入れが終わった田んぼで多く見られた。このところキクモの花はなかなか見られず、これも今年初めてだった。耕作放棄地にはガマやハッカそしてツユクサが群生していた。


キクモはゴマノハグサ科の多年草

荒川土手ではヒガンバナが満開でナミアゲハが忙しく吸蜜していた。


台風18号の去った後の荒川河川敷模様です

2013年09月17日 11時24分14秒 | Main
台風18号が去った16日の16時過ぎに荒川河川敷に出かけた。さいたま市には台風がそう大きな影響もなく去ってくれたので、散歩の人たちにも何となくほっとした雰囲気が漂っていた。

サクラソウ自生地は観察路の中央付近に小さな水溜りがあっただけで、クヌギの小枝が折れたりヨシが倒れ掛かった所はあったが、雨風の被害はあまり感じなかった。


ナミアゲハは何処で雨風をしのいでいたのか不思議です


アキアカネが陽だまりでホッとしているようです

堤防上のヒガンバナはまだほとんどが蕾だが大部分が無事でホッとした。内側ばかりに花茎が立ち上がっているように見えたが外側もだいぶ立ち上がってきた。でもよく見ると短く除草された所には伸びているが、ほかの草が伸びている所には少ないのは不思議だった。気温の感じ方が違うのだろうか。


山並みが遠望でき富士山も姿を見せていました


荒川堤防にヒガンバナの花茎が一列に長くつながっていました

2013年09月14日 10時27分11秒 | Main
浦和ゴルフの所から堤防に上がるとヒガンバナの花茎が長く繋がっていてびっくり。確か昨年は彼岸にもまだ咲き揃わなかったし、14日に気の早いのが一花だけ咲いただけで花茎はほとんど立っていなかった。


何故か堤防の内側のヒガンバナだけが伸びていました

昨年、きれいに揃えて採った花茎が束にして捨てられていた。なんて可哀想な事をと思ったがふと思いついた。
蕾がつくかつかないかの花茎はみずみずしくアスパラそっくりだ。おそらく美味しそうだと思って採っていたところヒガンバナは毒があると教えられて捨てていったのだろう。


16日には台風18号が接近するというので心配です

友人から何かの会合で事故が起こってからでは遅いのでヒガンバナは抜いた方がいいとの話があったと聞いた。本末転倒も甚だしい。ヒガンバナは古い時代に中国から渡来し人々に親しまれてきた。根には有毒なアルカロイドを含むが飢饉の時の救荒植物でもあった。マンジュシャゲの別名のほか地方名は500をも超えるほどという。
それをきちっと教えるのが筋で、有毒だから抜こう等とは自然も歴史もわきまえない暴論だ。


雄花穂の下の緑色の塊に複数個の偽果がついている

河川敷の原野(耕作放棄地)の周囲のオオブタクサは雄花が花粉を飛ばし終わり雌花が受粉して偽果をつけ始め、カナムグラがとげの多い茎を盛んに伸ばしています。


カナムグラの雄花。萼片5個に雄しべ5個で白く見えるのは大きな葯


荒川河川敷は秋の野の花の季節の訪れです

2013年09月09日 18時39分18秒 | Main
一週間ぶりの荒川河川敷の原野ではオオブタクサが多くの花穂を立てていましたが、秋の野の花が咲き始めていました。


オオブタクサの雄花序に絡みつくツルマメ

今一番なのは矢張り小さな花をいっぱいにつけるツルマメ(蔓豆)、8月下旬ころから急に伸び始め今ではヤブガラシなど覆い尽くしています。同じ一年草のよしみでしょうかオオブタクサとコラボし、仲間のヤブツルアズキともツーショットしていました。


ヤブツルアズキに大きさではかないませんが数で勝負のツルマメ

アレチヌスビトハギの鮮やかな色と名の由来の豆果も見られ、ノカンゾウの蒴果は裂開して黒い種子を覗かせていました。ヤブカンゾウは結実しなくともノカンゾウは黒い三稜形の種子をつけるのを確認できました。


花の形も泥棒かぶりに似ていますね


黒ダイヤの如く艶があるノカンゾウの種子