フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今年は有難うございました。来年もよろしく

2011年12月31日 18時19分30秒 | Main
大みそかの今日は風も無く穏やかな年の瀬だった。
今年は人類が70億人に達した日に古希を迎えたが、まだまだそんな歳と言う気は毛頭無い。何にでも興味を持って何でも挑戦していくつもりだ。


エキサイゼリ セリ科 11・04・26撮影

去去勿回顧  年よ、あなたはどんどん去って行って、後を振り返りなさるな
還君老與衰  君に老いと衰えをお返しするから、さっさと持って行ってくれたまえ  
「別歳」最後の2フレーズ(近藤光男 「漢詩大系17 蘇東坡」)より。


ノカラマツ キンポウゲ科 11・06・15撮影

来年もよろしく。

灰白色の枯葉の世界にヨシの華やぎが彩りを添えます

2011年12月28日 21時40分12秒 | Main
堤防上から俯瞰した河川敷の田んぼ地帯は枯葉色の世界で静止画の世界だった。

乾き切った農道をいつもの原野にいってヨシ原を見ると赤茶色に輝いている。


手前の枯れた草たちと同じ灰白色なのに何故か赤茶に見えます

枯葉しかない筈なのにおかしいと近くに行くと変哲もないヨシの枯葉ばかりだった。でもよく見ると薄くなった枯葉が陽に透けている。それが赤茶色の犯人だった。ただの枯葉、乾燥し切った灰白色の葉っぱの最後の華やぎだった。


風にそよぐヨシ原


一陽来福の冬至の今日はほとんど陽が射さない一日でした

2011年12月22日 19時14分16秒 | Main
今日は昼間が一番短い冬至。太陽が一番衰える日でこの日を境にまた日が長くなる一陽来復の日とも言われる。
さいたま市の日の出は6時48分だったようだが雨戸を開けても空は雲に覆われて薄ぼんやりした如何にも寒そうな朝だった。
10時30分頃になっても田島ヶ原サクラソウ自生地の観察路の一部では薄氷が張っているのが見られた。ちなみに日の入りは16時31分だった。


鴨川側からのサクラソウ自生地の観察路

自生地はオギの穂も水気が無くなってすっかり細くなり、冬景色そのものになってしまった。
でも、鴨川べりはクコの新鮮な緑が川べりを埋め尽くして枯姿の自生地と対照的だった。堤防に下りてみると陽を受けられる所にエゾノギシギシだろうか直径1メートルもありそうな大きなロゼットを作っていてビックリ、外来種の強さを目のあたりにした。


鴨川と昭和水門


葉の長さはゆうに30cmはありました


ゴキヅルの半分割れた実があり、塚本では遺跡調査が始まっていました

2011年12月16日 11時51分17秒 | Main
葉が枯れ落ちて色々な蔓が巻き付きあった枯姿をよ~くよく見ると一つだけゴキヅルの蓋果があった。
上下に割れて種子がこぼれ落ちるというゴキヅルの蓋が半分開いていた。


右と下はもう下半分が落ちて蓋だけです

中には褐色のかたまりみたいなものが見える。同じ蓋果のスベリヒユは黒色の小さな種子がたくさん入っていた。同じような感覚ではとても種子には見えず何かの原因で固まってしまったのかとも思った。
調べてみるとゴキズルの種子は大きくて蓋果の中に2つ並んで入っているだけだと分かった。


縦に入っている手前の種子の上の方が見えます

塚本の堤防下の河川道路沿いで杭打ちをして大きい囲いを作っていた。ブルーシートをかぶせたり、アチコチを白線で印をしたりした所もあった。


遺跡調査区域を堤防上から俯瞰

遺跡調査のようだ。一段落して上がってきた人にお聞きすると「何が出てくるかこれから一月末までに調査する」とのお話しだった。
すぐ近くが桜区のまちづくりを進める会のビオトープを計画しているハンノキ林の水源地だけにちょっと気になる調査だ。


ここは色々印がされています。少し調査が進んでいるのでしょうか
柵で囲った所は表土が削り取られているようです


荒川河川敷は一片の雲もない青空で富士山がきれいでした

2011年12月12日 22時38分14秒 | Main
青空が広がり一片の雲も見られない荒川河川敷は、全くの無風状態で暑いくらいだった。今年は休耕田が急に増えて一時イヌビエなどが生え放題だったが今はきれいに除草され初冬の陽射しを浴びている。


中央にうっすらですが富士山が見えます

放棄水田のヨシ原などに不用意に近づくと急にスズメの群れが飛び上がりのどかな田園風景が一瞬かき乱されたり、キジは体が大きいだけに突如飛び立つとビックリ。すぐ近くから雌がバタバタと飛び出して行くと間もなく、雄がけたたましい鳴き声とともに飛んで行った。


雀たちも暖かい陽射しを喜んでいるようです

堤防では坂路沿いの柵にガガイモの大きな袋果があり、白い多くの種髪をなびかせ風待ちしていた。


3つ種子が見えますが種髪は真っ白で極細です

堤防のアチコチにガガイモの大きな葉が黄葉しているのが見られるが、除草の為に実をつけるまでにはならない。機械での除草なので柵に絡まったのだけは生き残って無事袋果をつけたらしい。