新しいキャノンのカメラはどうも接写が苦手のようで小さな花はよく撮れない。そんなこともあって久しぶりにこのところちょっとご無沙汰していたパナソニックを持っていった。エキサイゼリを寫してみたら結構よく写った。
エキサイゼリは関東地方と濃尾平野の河川敷に生える多年草というが、今荒川河川敷にはたくさん花を咲かせている。 環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)とは思えないほどだ。
27レポートの当日で6時ころ家を出て河川敷に。自転車道迂回路を少し過ぎたゴルフ場の脇でセリバヒエンソウの群生が目についた。小石川植物園で初めて出会ってからもう10年になるが、この2~3年さいたま市の荒川河川敷でもかなり見られるようになった。可動式の液晶モニターのお蔭で今回は複雑な花の中がハッキリ撮れた。
キンポウゲ科のセリバヒエンソウ
青葉園では県指定の天然記念物のフジがちょうど満開だった。去年はすべての花が早かったこともあり、白花は終わっていたが今年は両方が見ごろだった。
右上の円内はカラスノエンドウと似たフジの花を拡大
今日で田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の今年の現地案内が終了した田島ケ原サクラソウ自生地では、レンリソウの花が咲き始め、蕾もたくさんついているので楽しみだ。
スイトピーに似たマメ科のレンリソウ
たくさん見られるレンリソウの蕾
サクラソウ自生地ではオギが伸び出して遠くのサクラソウはすっかり隠されてしまっています。でも、観察路近くのサクラソウは十分にご覧頂けます。
補完地ではオギが伸びてすっかり緑一色になりました。でも、ここでは相変わらずサクラソウを十分に見て頂けます。
黄色はキンポウゲ科のヒキノカサ
オドリコソウが面白い白い花をつけていました。
何かが飛んできたのてよく見ると番っているようでした。調べてみるとハエ目ガガンボ科のキイロホソガガンボ(黄色細大蚊)で全体が鮮やかな黄色で、胸部背に3条の黒い紋と腹部背に沢山の黒い縞があるのが特徴です。
体長:12~14mmくで、翅は透明でした。
ミjミナグサのようですが、・・・・・。
田島ケ原サクラソウ自生地を訪れる人が相変わらず多い。今頃来る方は結構詳しい方が多く説明しがいがある。今日も一人で安孫子から来られた人、相模原から来たという3人連れいずれも植物に興味をお持ちだった。オギやヨシが育って隠されてしまったサクラソウもかなり多いがそれでも
観察路からまだ鑑賞いただける。
チョウジソウが花開き始め、レンリソウが蕾をもって、トダスゲが穂を伸ばし始めた。
周囲の堤防上にはバラモンギクが花をつけている。朝方に開花して昼には閉じてしまう面白い花だ。
2日目のお見舞いは友人が思ったより元気で、勉強以外の思い出話に花が咲いて若き日を懐かしんだ。
3日目は奥祖谷観光。奥祖谷の2重かずら橋は大自然の中の男橋、女橋に加えロープを手繰り寄せて川を渡る野猿が面白く、行った甲斐が十分だった。
観光周遊モノレールは季節的に早く、植物はミツマタの他は何もなくひたすら寒さに耐えた1時間余りで、仕掛けが何もなく単調で、面白くもおかしくもなかった。観光的にはもう一工夫も二工夫も必要だ。
ユキノシタ科のヨゴレネコノメが多く見られた。
遅めの昼食だったがここの山菜料理料理は逸品、女将の都築麗子さんの民謡も素晴らしかった。