フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

みどりの日が無料なのを知らず小石川植物園を訪れました

2017年05月04日 23時18分04秒 | 植物園

久し振りに小石川植物園を訪れた。入口付近がいつもにもまして華やいでいる。本日無料の看板が立っていた。なんで?と思ったのは自分だけだったようだ。係員に尋ねるとみどりの日は植物園の日だから年に一回の無料解放日です。知らないでいらしたお客様にはラッキーですね!言われて本当にラッキーな気分になった。
園内至るところにセリバヒエンソウ、ハタケニラが見られ、ハンカチノキやヒトツバタゴが満開の盛況だった。


ハンカチに見える白い2枚は苞葉、球形の黒く見えるのは花弁のない花で、多くの雄しべと雌しべ

ハンカチノキはミズキ科の落葉高木。小石川植物園のこの樹が一番知られていて、今日も多くの人で賑わっていた。花の盛りと言っても花は苞葉の上の方に付いた丸い雄しべの塊だ。2枚の白い苞葉は知らねば不気味で幽霊の木とも言われる。

ヒトツバタゴはモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉性の高木

多くの人がこの豪華な花の素晴らしさをカメラに収めようと努力していたが、とてもとても無理だとの声が聞こえていた。まさにその通りで目で見る素晴らしさの半分も写し撮れなかった。

小石川植物園から逸出したというセリバヒエンソウは今や全域に広がっている

ハナイカダは分類標本園で葉の上に咲く特徴的な花を咲かせていた。ヨメノナミダという別名もあるようだがなんとも面白い落葉性の低木だ。


小石川植物園でハンカチノキやヒトツバタゴが白い花を付けています

2016年05月02日 11時19分26秒 | 植物園

小石川植物園でハンカチノキが花を付けています。花がハンカチのように見えるが実に奇妙です。ハンカチノキは中国原産のミズキ科の落葉高木だが、分類体系により異なり、新しいAPG分類体系ではヌマミズキ科にはいる。

白い花弁のようなものは2枚の苞葉で花はその真ん中の小さな塊(頭花)です。

若い花で無数の雄しべが広がっています

結実した終わりに近い花なのでしょうか。子房と柱頭が分かります


園内は白くて細長い花を付けたヒトツバタゴも花盛りでした。花も木も大きいアメリカヒトツバタゴの大木も下の庭園や上の樹木園の両方で見られました。
ヒトツバタゴはモクセイ科の落葉高木で、同じモクセイ科のタゴ(トネリコの別名)に似て、単葉なのでヒトツバタゴという。別名なんじゃもんじゃとも言われるが、独特の花から正体不明の意味のようだ。

正面からはそう奇妙では無い花ですが、花序は白いハタキのように感じます


多摩森林科学園はコゴメウツギが花盛り

2015年05月12日 14時03分44秒 | 植物園
多摩森林科学園のガイドツアーに初めて参加した。1人でも参加者があれば毎日実施するようで、今日は8名のグループと私と女性1人の10名だった。
案内は女性の学芸員で何人かで交代で行っているようだ。その時々で専門が違うようだがいわゆるガイドではないので今咲いている花をメインにはしない。
第3樹木園ではコゴメウツギが満開なのにそれについての説明が無いのはいかにも学芸員だった。でも説明が下手という訳ではなく色々勉強になったし、質問にたいしては的確な回答をしていて2時間はあっという間だった。
前回はほとんど蕾だったコゴメウツギが小さな花をいっぱいに咲かせていた。タツナミソウやノニガナも全園で黄色い花を揺らせていた。