先日、青空が大きく広がった昼下がりの小さな植え込みでチョウトンボが乱舞していた。池などは無い水場とはまったく縁のない花柚らしき小高木の上だ。アゲハも一羽来ていたミカン科の小高木だ。
とにかくその上を5~6匹のチョウトンボが乱舞していた。
カメラを向けてもまったくシャッターチャンスは無い。とにかく止まることなく急旋回したり急上昇したり忙しい。しばらくはカメラの事も忘れるほどの乱舞に見とれた。
その内。一匹がハナユズの上の方の葉先に止まった。何故か葉の先端の先に止まり始めた。それも必ず一匹だ。よくは分からないが同じ個体かもしれない。
ようやくシャッターチャンスに恵まれたが、近くには飛んでこない。
普通チョウトンボはヒラヒラと蝶のように優雅に舞うのが名の由来と言われる。そしてまた池など水のある場所で見られるというのに全く条件違いだ。チョウトンボではないのではと家で本を調べてしまった。
でも確かにチョウトンボだ。
チョウトンボは縄張り意識が強く、メスをめぐる争いは熾烈ともあったがそれだったのだろうか。今もって不思議だ。