今日はうん十回目の誕生日、免許証更新の期限もあと1ヶ月だ。返納するかしないか迷っていたが白内障もあって返納することに決心した。15時30分ぎりぎりに警察に駆け込んで手続きをしてきた。
もっと喪失感があるかと思ったが、さほどでもない。最近はほとんど運転していない事もあるのだろうが、予想していた落ち込みが無いのは不思議くらいだ。
免許を取った頃は本当におおらかな世の中だった。免許証を持っているとバイト代が1.5倍にはなった。最初から神田の運送屋に行って都心を走り回った。今とは混雑が雲泥の差だったのだろうが大過なく走れた。
出水にもめげず花を咲かせていたユウガギク
バイト先から仙台に行ってほしいとの指示を受けた。2トンのおんぼろトラックで翌朝に着くように出かけた。まだ高速などなかったと思うが100キロ出すとエンジンがうなり、前輪が浮くような感じになった。でもどうやら目的の店にたどり着き、仕事を終えて青葉城見物に行った。どうしてだから分からないがカーブを曲がり切れずに前輪を落としてしまった。自力では戻れず通りかかったトラックに引き上げてもらった。復路では後輪がパンクしてえらくトラブった気もするが、とにかく無事に東京に帰り着いた。若いからできたことだろう。
そんな事を思い出すと次から次へと現在では考えらないアクシデントや無茶が出てきた。本当に古き良き昭和の時代だった。
この写真だけだとツバメシジミかと思ったがウラナミシジミのようだ
50年以上携行したものだけに人生をリタイアしたような寂しさがあると思ったが意外に平常心だ。過去は思い出だけにして前を向いて頑張ろう。