荒川河川敷の原野で10㎝にも満たない小さな草が小さな白い花を付けていた。パソコンに移してみると立派な花だ。雌しべが1個あり、雄しべは2個のようで葉の形をした萼なのだろうか、花弁より大きく花冠を囲んでいる。
肉眼では4弁花とは分かりませんでした
ムシクサは去年の連休に荒川上流の比企郡で初めて見つけた。ゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草で、果実にゾウムシの幼虫が寄生して球形に膨らんだ虫こぶになり易いのが名の由来と言う。
高さは25cmくらいはあり株が広がっていました
個体があまりに小さ過ぎて信じられなかったが、成長より繁殖を優先させたムシクサに間違いなかった。
同じように小さな花でムラサキ科のハナイバナが近くで見られた。葉と葉の間に花を付けるので葉内花という。よく似たキュウリグサはのど元の鱗片が黄色い事で区別できる。
ハナイバナはノド元の鱗片が白い
キュウリグサとオオイヌノフグリ