彩の国大学の実践課程の第4回目の講義は埼玉県自然学習センターで行われた。北本自然観察公園内にあるビジターセンターで、公園は32.9haの広大な面積がある。4~5年前に訪れた事があるが久し振りでわくわくした。
講師の方は昆虫はトンボ類が専門で、午後の実地演習ではタモアミ持参で池に出ると早速ギンヤンマを捕まえて見せてくれた。いわく「トンボは正面に目にあり必ず後ろから網を振るう事」との言葉通り一発で仕留めた。
緑色が鮮やかなギンヤンマ。オスは腹の付け根が明るい空色という
ツリフネソウ、キツリフネが全園に咲いていた。ツリフネソウは特に多かったが、これは2009年にツリフネソウから分かれて新種に認定されたワタラセツリフネソウという。違いは両側の小花弁が短く、先端が黒く縮れる事と言う。北本自然観察園にあるのは全てこれだといい、河川敷などの低地に生育するという。小花弁が短いワタラセツリフネソウは埼玉カテゴリーの絶滅危惧ⅠB類(EN)だ
キツリフネは従来通りのキツリフネ(黄釣舟)
アサザも4花見られた
キク科のメナモミは茎の上部に白い開出毛が密生する