フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウの精から「青木さんお誕生日おめでとう」

2020年03月13日 22時02分50秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

明日は雨模様で気温も大幅に下がるとの天気予報で自生地に行ってみた。
今日の暖かさでヒロハアマナもアマナも満開だろうし、サクラソウはまだ蕾を見ていないのでヒョットしたらとの気持ちだった。

ヒロハアマナもアマナも予想通り、サクラソウの蕾もA区で見られた。そろそろ帰ろうかと思いながら北観察路をハナヤスリを確認して中央に向かった。B区のアマナの群生を眺めながら歩いていると遠くにピンク色が見えた。まさかサクラソウではあるまいと思いながら念の為にズームを効かせてみた。

信じがたい事だがサクラソウの花だった。しかも蕾まで見える。慌てて何枚かシャッターを切った。帰宅して調べてみても最近の初咲きは19日頃で、この10年で一番早かった2009年、2010年でも3月14日だった。
記録的な早さだ。青木実さんは気づいているのだろうかとサクラソウ情報を覗いてみた。なんと今日が青木さんの満94歳の誕生日だった。サクラソウ自生地をこよなく愛する彼のために田島ヶ原サクラソウ自生地が贈ったプレゼントだった。彼にとって何にも増して素晴らしいプレゼントだったと思う。遅ればせながら「満94歳の誕生日おめでとう。サクラソウの精の祝福を受けてますます元気で長生きしてください。」

2020年3月13日15時26分撮影


ノジスミレが花を咲かせ堤外ではノウルシ、ノカラマツ、ハナヤスリの芽生えも

2020年03月10日 15時29分26秒 | 荒川河川敷

今日はいつも通りスポーツジムに行ったが、ますます人が少なくなってきた。スタジオが全て中止になっているので常連のご婦人たちが居ないのは先週からだが筋トレの器械もガラガラで、風呂は誰も居ず開業当時を思い出した。このままでは15日からは完全に休会になりそうだ。

昨日は展示が色々増えているとの情報で桜区役所に行って来た。「学と貞亮」の展示もあるように聞いたがそれはやはり25日からの浦和博物館からのようだ。ネーミングが良いし深井貞亮をどのくらい取り上げてあるか楽しみだ。

来る途中の油面川の川岸に以前はコスミレが多く見られた。もう咲いているかと思い見るとオオイヌノフグリの中に紫の花が点在していた。スワ!とばかりにレンズを向けるとどうやらノジスミレのようだ。色々見て回ったが、コスミレは一株も無くすべてノジスミレだった。

河川敷の原野にも行ってみると野焼きされていてノウルシやノカラマツが芽生え、一部にはハナヤスリが点々と若緑の刺を立てていた。

よく見るとシムラニンジンもスギナのような幼葉を芽生えさせていた。


彩湖湖畔でテングチョウに出会いました

2020年03月01日 17時54分35秒 | 荒川河川敷

台風19号の被災のため閉園していた彩湖道満公園が今日3月1日からオープンするというので行ってみた。堤防に上がり公園を俯瞰すると駐車場は満車状態だった。コロナウィルス問題で人の集まる繁華街は行くのを躊躇する。でも自然のただなかはノビノビと過ごせる、そして長期の閉園で荒川河川敷の自然に郷愁を感じていた事もあるのだろう。最高気温が17℃の暖かさも大きい。バスが来たので見るとスワローズの表示があった。確か奥にスワローズのグランドがあったはずだ。

横堤に上がって草の広場を見ると持参のテントを張って、のんびりする若い家族連れの姿が多く見られた。

彩湖湖畔を幸魂大橋まで行って戻ってきたら遊歩道を小さなチョウが頼りなげに飛んでは止まりしていた。彩湖湖畔で初めて会った生き物なので自転車を止めて観察してみた。シジミチョウかなと思ったが調べてみるとどうやらタテハチョウ科のテングチョウのようだ。

翅の色や白斑から推測したが、特徴という頭部から前方に伸びる突起が横から見ると天狗の鼻のように見えるのが名の由来というので拡大して確信した。成虫越冬するとの事なので暖かさにつられて出てはきたが思うようには飛べなかったのだろう。

この突起はパルピ(下唇髭)という器官で、他のチョウにもあるが、テングチョウのパルピは複眼径の3倍以上も伸び、よく目立つ。なお、このパルピはタテハチョウ科などでは比較的大きいが、アゲハチョウ科やシロチョウ科では小さい。(ウィキペディア)