荒川堤防のすぐの堤防内の小さな川のフェンスにヘクソカズラやノブドウと一緒に絡んでいるこのつる草の正体が分かりません。お分かりの方はぜひ教えて下さい。
果実はノブドウに似ているがソフトな感じで径7~8㎜か
花は径5㎜位と小さい。左は蕾?
左が不明のつる草の葉、右はヘクソカズラの葉。蛇足ながら左下は果実の種子
荒川堤防のすぐの堤防内の小さな川のフェンスにヘクソカズラやノブドウと一緒に絡んでいるこのつる草の正体が分かりません。お分かりの方はぜひ教えて下さい。
果実はノブドウに似ているがソフトな感じで径7~8㎜か
花は径5㎜位と小さい。左は蕾?
左が不明のつる草の葉、右はヘクソカズラの葉。蛇足ながら左下は果実の種子
13日振りでシムラニンジンを観察した。シムラニンジンは複数の散形花序を咲かせるので、花期がずれる。今朝は花も実もそして若い実も熟した実も見られた。
途中背より高いヨシや複雑に絡んだつる草をかき分けて行くが、今朝は途中でも出会いがあった。最初はもうほとんど花が見られなくなったイヌゴマのアルビノだった。
朝しか咲かないコバノカモメヅルも花を開いていた。自生地で見られるコカモメヅルより一回り大きな花だ。そしてこれからは食傷気味にもなるツルマメのちいさな花は今シーズン初見参だった。
途中のオオブタクサの丘は2日と9日でほとんど抜いたが、ここのオオブタクサの群生は範囲が広い。そして早熟なので始末が悪い。揺らすともう黄色い花粉をまき散らして、花粉症のお土産をもらった。そして残念ながら半分も手がつけられなかった。
休耕田でタマガヤツリの群生の中をキクモの花を探して歩いていると何か白いものが見えた。近づいてみるとバッタの脱皮の殻で、すぐ近くに脱皮した成虫?がいた。羽根も伸びているのでしばらくすれば飛び立つかもしれないとみていたが、そうは簡単ではなかった。
もう羽根も伸び出していたが(7時41分撮影)
怪人20面相みたいだけど、固まっちゃっているのではなさそう(8時10分撮影)
アゼトウガラシの雄しべの上側の2個が短く、長い下側の2個が長くてどちらも花粉を出すという。下唇の黄色い斑紋が種の特徴で目立つが、雄しべの確認は難しい。
上の短い雄しべは確認でき、下もかすかに見られる?
18日に見つけたサワトウガラシを今日は2株見つけた。久し振りに見つけた希少種だが埼玉カテゴリーでは絶滅危惧ⅠA類(CR)なのに全国カテゴリーではランクなしだ。
埼玉県の2011年の調査では1件しか報告が無かったというサワトウガラシ
上記アゼトウガラシもサワトウガラシも従来の分類ではゴマノハグサ科だが、遺伝子による新しい分類体系のAPG分類体系の第2版ではではオオバコ科に移され、2009年の第3版ではアゼナ科またはアゼトウガラシ科として分割が認められたようだ。
今年も荒川河川敷の原野でオオブタクサを抜いている。我ながらなんて物好きなと思うが、毎朝5時になるとキチット目が覚める。
そろそろ花穂を立て始めたものが見られ、中には黄色い花を開き始めているのもある。時間との戦いになってきた。
2メートル50くらいに育ったオオブタクサたち
今朝は2.5メートル級を80本ほど抜いた。普通今の時期でこのくらい大きくなるのは結構楽に抜け、花穂をつけるのはそう早くない。ところが春先にクズやハナウドの根を掘り起こしたり、芽生えを刈り取ったりしたところは、根元近くで折られたり踏み付けらりたりして怨念を持って繁殖戦略を急いでいる。
今朝は根元から50㎝位のところから折り曲げられ横に伸びて葉を茂らせ花穂をつけて、開花寸前の黄色い花をいっぱいに付けた化け物みたいなのがあった。この区域の抜き取りをしなかったらもう明日辺りから密かに花粉をまき散らされていた。
小さな花をいっぱいに付けたオニドコロが屋敷林の塀から伸び出していた。
よく見ると雄株と雌株の両方があり、雌株はもう果も多くつけていた。
オニドコロはヤマノイモ科のつる性の多年草で雌雄異株。図鑑には山野にふつうにみられると書いてあるが、両方が同じ所にあるのは珍しい。
オニドコロの雄花は短い柄の3㎜位の小さな花。たくさんの花を付けた雄花序は直立することが多い。
オニドコロの雌花は緑色の子房が花被の下にある
果には3翼があり、長さは約15㎜
近くにはクズの花も咲いていて、今年は初見参だった。
さいたま市の荒川堤と水田の花のホームページにニガカシュウが長い花穂を多く垂れ下げていましたをアップしました。
是非ご一読ください。
ニガカシュウもヤマノイモ科のつる性の多年草です。