フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今年の塚本地区の野焼きは2月5~6日予定です

2011年01月29日 18時46分15秒 | Main

羽根倉橋から自転車道迂回路を走ると竹林を抜けた所に塚本農家組合の野焼きのお知らせがあった。去年は何回も中止になり3月18日にようやく行われたので芽を出していたノウルシなど植物がかなりダメージを受けた。

今年は2月5日~6日の午前8時から12までの予定で雨天や強風時は2月12日~13日に変更予定だ。この野焼きは稲作には不可欠な病虫害駆除で塚本農家組合が総出で行う行事の由。早春の風物詩として暖かい目で見守って欲しいものだ。

その少し先の乾田の奥の方にゴイサギらしきが彫像のように佇んでいた。例の如くピクリとも動く気配を見せなかったが背が青くない。
首を縮めた姿はアオサギに見えなかったが、背は灰色で虹彩も黄色、将にアオサギだった。

検索欄に「ようやく塚本地区の自転車道迂回路の野焼きが行われました」を入れて頂くと去年の野焼きの様子がご覧いただけます。


小石川植物園は早や早春の気配が漂っていました

2011年01月27日 09時52分09秒 | Main
小石川植物園では梅が咲きはじめ、早くも梅見の人達が木の下でお弁当を広げている姿も見られた。

少し手前のエンジュ(槐)の木は数珠状にくびれた豆果を木いっぱいに付けていた。その肉質で水液を含むという豆果にオナガやヒヨドリが集まっていた。


遠目には柳の若葉がもやっているようにも見えたエンジュの豆果

人が近づく気配にオナガは敏感に反応し鳴きながら群れで逃げて行くが、ヒヨドリは様子見をして慌てない。人馴れしていているしそれぞれで行動している。


オナガもヒヨドリも食欲を満たすのに一生懸命

入口近くのロウバイの木々は去年の同日に比べるとソシンロウバイやウンナンロウバイは花が少なくロウバイのみが同じようだった。
シナマンサクはまったく花がなく、カンザクラも総じて去年よりは遅いようだった。


日本で最小の啄木鳥のコゲラもギィギィと鳴いていた


ご近所のソシンロウバイが蝋細工のような花を咲かせています

2011年01月23日 19時24分10秒 | 花の和名
ご近所のロウバイがふくいくたる香りを漂わせて咲いている。今年は一段と花が多い。たまたま通りかかった一昨年たくさんの花をつけた木はくすんだ赤や黄色の葉だけだった。

03年に冬一番に蝋細工のような花を咲かせるのを見、04年には長瀞の宝登山(ほどさん)の蝋梅園を訪ねて独特の花の色と香りにすっかり魅了された。


雄しべ(車軸状)は5~6個、雌しべは中心の壺状の花床に多数

ロウバイは江戸初期に渡来した中国原産の落葉低木でバラ科の梅とは別種。今咲いているのは花の中心も同じ薄黄色のソシンロウバイ(素心蝋梅)でロウバイの変種。
学名(属名+種小名+変種名)はChimonanthus praecox var.concolorで属名のChimonanthusはcheimon(冬)+anthos(花)、種小名のpraecoxは早咲きの意味、変種名のconcolorは同色の意でそれぞれが花の性質を表し分かり易い。


長さ5cmくらいの蓑虫状の偽果には5以上の痩果が入っているという

名の由来は花弁が蝋細工のように半透明で、梅の咲く頃に開花し香りも梅に似ているから蝋梅という説と、旧暦の12月から花をつけるのでその異称の臘月から臘梅という説があるが、現在では前者の説が一般的のようだ。英名はWinter sweetでスマートだ。

長瀞・宝登山(ほどさん)の蝋梅園の開花情報


出会ってもナカナカ撮れなかったアオジをゲットしました

2011年01月20日 17時38分02秒 | Main
無事に終わった草焼きから一夜明けたサクラソウ自生地では焼け残ったヨシを刈り取る作業が行われていた。どうゆう訳か草焼きではかたまった焼き残しが発生する。


草刈り機が煙のような灰を巻き上げています

第2自生地ではドバトやムクドリの群れが一生懸命餌をついばんでいた。ここは木が多い事もあり事前に刈り取った面積が多かったのでそこに集中して集まっていた。


ドバトが中心に居てその周りにムクドリやツグミがいます

周囲のブッシュにアオジがいた。この鳥は結構素早くブッシュの中を移動する。カメラを向けてもいつも空振りだったが、今日はラッキーにも近くの桜の木の枝に止まってくれた。


頭部は緑ががった灰褐色?

アオジはホオジロ科の漂鳥。胸から腹が黄色のまだら模様が何よりの特徴。そのくせアオジと言うのは不思議だが、ホオジロ科の鳥は昔「しとと」と呼ばれアオジは「あおじとと」と言われたのがその後「あおじ」と簡略化されたと言う。
でもどうして青なのかはあまり明快ではない。頭部が緑色がかっているからで、緑は古くから青とも言われたというが、もう一つ納得性は薄い。

19日の田島ヶ原サクラソウ自生地の草焼きは実験圃場から開始

2011年01月18日 16時03分43秒 | Main
明日の田島ヶ原サクラソウ自生地の草焼きは実験圃場から始めるようだ。
去年は思わぬ延焼を起こしてしまったので800㎡の圃場を4分割して小区画づつ草焼きする予定のようだ。自生地のほうも区を小さく区切って燃やすべく今日も中側のヨシの刈り取りをしていた。


1月11日の駐車場側からの観察路


狭いところでも柵から2mは刈り取ってあります

同じ轍を踏まぬよう万全の態勢をとっているようだが、とにかく風の無い午前中に早目に済ませる事だ。


実験圃場の周囲は乾ききったヨシに囲まれています

やはり実験圃場の方が心配だ。周囲の枯ヨシは渇きに乾き切っている。チョットした火の粉でもすぐ燃え出しそうなので細心の注意が必要だ。