昨年12月の27レポートではいとも簡単に球果をサワラと同定していた。何が根拠だったのか思い出そうとしたが思い出せない。今年はそれを証明しようと思って出かけた。でも撮ってきた写真ではどうにも分からない。
昨年の球果の写真をアップして、ネットのヒノキとサワラの球果を対比してみた。どうみてもヒノキにしか見えない。両者の明瞭な違いは葉の裏の気孔帯がY字かXまたは蝶形かだという。ヒノキのYを探しに再度現場に行ってみた。肉眼では白い模様らしきは分かるが形はハッキリしない。でもとにかくY字と確信しながら写し取ってパソコンで確認した。なんと蝶形だ。バカなと思い全部の3本の樹の葉を検証して見た。どれもYではなかった。
もう一度ネットで球果を確認して見ると、なんとヒノキには見えない。錯覚の思い込みだった。
27日撮影のサワラの球果
葉裏は蝶形でしかも先端は尖り、雄花の蕾までついていた。
まさしくサワラで、錯覚の思い込みの他の何物でもなかった。