今日のひとネタ

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ゴージャスな水泳

2004年08月28日 | 日記・雑記・ただの戯言
 市内には「B&G海洋センター」なる施設があります。こういう名前なので、水族館かマグロの養殖でもしてる施設かと思えば、プールと体育館があるだけというよくわからん所。家からは歩いても行けるくらいの距離なのですが、今日は雨模様だったので車で行きました。ハイファイ娘2号さんは、最近息継ぎができるようになって燃えてますので、天気は悪いが是非泳ぎたいという事で屋内プールを選んだと。

 ここのプールは屋内ではありますが、夏しかやってません。なおかつ、大人200円小学生100円という料金から設備の状況は察していただけるかと。午後3時に入ると、客は我々の他にはおぢさん一人だけ。学校にあるような6レーンの25mプールに4人だけというのは、ほぼ貸し切り状態でかなりゴージャス。屁しようが、小便しようが誰にもばれません。(いえ、もちろんしてませんが。)

 で、それだけ広いので思いっきり泳げるかといえば、そこはそれ技術の問題で一応25m泳げる事だけ確認して、あとは200mほど歩きました。水深1.1mというプールなので歩くのにはバッチリ。いい運動になりましたが、足はつりました。←虚弱体質

 さて、話題は変わりますが皆さんは扶桑社の「新しい歴史教科書」というものをご存知でしょうか? 昨日からこういうニュースでまた話題になってます。それについては、中国様がこのように憤慨しておられ、どうやらこの本に書いてある歴史は正しくないようです。で、これを知ってる人はいるとして、読んだ事のある人はいるでしょうか? 私はちゃんと持ってまして、2回ほど読みました。ということで、その“大日本帝国バンザイ戦争賛成進め一億火の玉だ”的内容を検証しましょう。

 まず韓国併合の記述について。「1910年、日本は韓国内の反対を、武力を背景におさえて併合を断行した(韓国併合)。韓国の国内には、一部に併合を受け入れる声もあったが、民族の独立を失う事へのはげしい抵抗がおこり、その後も、独立回復の運動が根強く行われた。」だそうです。う~む、わたしゃ不勉強なので知らなかったのですが、この記述が捻じ曲げられたものだとすると、はげしい抵抗はなかったのか、あるいは併合は武力を背景にせず話し合いで行われたのか? 知らんかったなぁ。

 続いて日中戦争の記述。「日本軍は国民党政府の首都南京を落とせば蒋介石は降伏すると考え、12月、南京を占領した(このとき、日本軍によって民衆にも多数の死傷者が出た。南京事件)。」ですと。ん~わたしゃ不勉強なのですが、これがウソだとするとやはり南京事件というのは捏造で、多数の死傷者は出なかったのでしょうか? う~む。

 ということで、どんなバリバリ右翼の記載があるかと思えば、至極まっとうな事が書いてあるわけです。学生時代、歴史の教科書読んでも「日本はなぜ第二次世界大戦に突入していったのか?」というのが理解できなかった私のような人間でも、流れとしてよくわかるようになってます。欧米列強に対抗するため国力を増強しようとしたところ、結局追い詰められて先行きの見えない戦争に進んでいったということが。

 批判する人は、ちゃんと読んでるかなぁ…と思ったら、産経新聞のニュースによるとこういう事だそうで、結局海外の騒ぎは日本発なのではないかと思いました。国内で、この本をどうしても許せない人がいるのでしょう。そういう人は、アジアカップの「君が代」へのブーイングに拍手をしてたのか、あるいはオリンピックの金メダル選手に「君が代斉唱と国旗掲揚は辞退せよ」とでも言ってたのか?

 とまぁ感情的になるのはよくないので(充分感情的?)、可能な方はこの本読んでみて下さい。いろんなものの見方ができるように、現在広く採用されてる教科書も読んでみるべきだと思いますが、学校の先生にも勉強して欲しいですね。中学の社会の先生が、君が代へのブーイングの事を生徒に聞かれたらどう説明しているのか、その辺も知りたいところです。