今日のひとネタ

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七色の変化球とか魔球とか

2021年07月01日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今日の今日までツーシームとかフォーシームというのは、変化球の一種だと思ってました。生まれてすいません…。

 それはそうとして、プロ野球が地上波のゴールデンタイムで放映されなくなって久しいので、野球用語に疎い子供も増えてるのではないでしょうか。「巨人を見ずにメシが食えるか!」って切れても、そもそも放送してないので通じないだろうし。

 昭和38年生まれの私の世代としては、子供の頃に「巨人の星」のアニメはもちろん、ジャンプの読者だったので「父の魂」「侍ジャイアンツ」「アストロ球団」「キャプテン」「プレイボール」など、スポコン漫画というと野球が主流でした。他誌では「男どアホウ甲子園」とかもあったし。サッカーは「赤き血のイレブン」くらいしかなく、マイナーでした。まあサッカー選手でなくとも、血は赤いという話はおいといて。

 その「父の魂」では「七色の変化球」を操るライバルキャラが出てたわけですが、当時私は変化球は7種類だと思ってました。すなわち、

1.カーブ
2.シュート
3.スライダー
4.シンカー
5.フォークボール
6.ナックル
7.パームボール

など。それが、ちょっと野球中継から離れている間に「スクリューボール」とか「スプリットフィンガーファストボール」とか「カットボール」とか、わからんものがいっぱい登場してます。

 とはいえ、昭和の野球漫画では物凄いのも色々あって、大リーグボールとかハイジャンプ魔球とか水流投法とか、まあ作者が好き放題やってました。そこでも極めつけはアストロ球団で、妖球L字ボールなんてのは人が死んだりするですよ。あとは三段ドロップとか、三段締めとか、三段逆スライド方式というのを聞いて「ほぇ~」と思ってたところに、パワースライドとかスピンターンとか幻の多角形コーナリングが登場するに至ってはすっかりついていけなくなりました。(若干混線している気が…)

 それで、魔球といえば「野球狂の詩」では水原勇気のドリームボールもありました。実写版では木之内みどりさんが映画で主演し、ここではなぜかジャンプして投げるという謎の技になってました。ドラマ版では斉藤由貴さんが演じてましたが、彼女は左利きであるという点だけが共通してて野球はまったくできず、撮影の時にも投球シーンはあるもののボールはあらぬ方向に飛んでいってたとか。スタッフは大変だったでしょうね。「テレビ探偵団」で三宅裕司さんにそこを聞かれたとき、「野球なんてできるわけないですよ。私、漫画研究会でしたから。」と開き直ってたくらい。

 しかし、捕手にも届かないボールはバッターが絶対打てるわけがないので、これは本当の魔球といえるかもしれません。実際に見てみたいのですが、斉藤由貴さんのドラマ版はDVDにもなってないですね。もしかしたらご本人にとっての黒歴史なのかもしれません。

 一方木之内みどり版の映画はDVDになってて、amazonで探したら新品で2000円くらいでした。買っちゃいそうなんでやめて下さい…。

 ところで、変化球といえば「ドロップ」というのはどこへ行ってしまったのでしょう? なお、ツーシームとかフォーシームがわからない人はWikipediaでお調べ下さい。私はいまだによくわからず、です。何しろ野球抜きの単なる「どアホウ」ですので。