図書館から世界のビールに関する本を借りてきて、「そういえば実際ビールの事はよく知らないなあ」と思うとともに、関心を持ったのが「エールビール」。ここでかじった知識によると、かなり大雑把にいってビールは大きく「ラガー」と「エール」に分類されます。
そして、日本で売られている大手ビール会社の商品のほとんどは「ラガー」であることを知り、「エール」の味を知ってこそ真のビール好きという印象を受けました。私は酒は主にビールで日本酒も少々飲むのですが、本当に年中ビールばかり飲んでるものであります。(とはいえ、そんなに強くないので量はそこそこ。)
それで、この1ヶ月色んなビールを買ってみて、エールビールの味わいもちょっとだけわかりました。前はラガーとエールの区別も知らず、たまたま珍しいと思ってエールを買って飲んでみたら「なんじゃこりゃ?」と思ってたくらいで。
今回学んだのは、飲んだことのないエールビールを手にした時は「これはどんな味じゃろか?」と思って、慎重に味見をするのが大人の対応ということ。決してラガーを飲むようにグビグビいってはいけません。そして、一口飲んでみて「これはどんな料理に合うか?」と想像力を働かせるのが正しい飲み方だと考えます。
が、色々飲んでるとやっぱりラガーの方がいいなあという結論に至りました。また、色んなエールビールを飲んでみて、子供の頃に父の飲んでたビールを一口貰って「うえっ! にげー!」と思った感覚を思い出しました。今さらもうビールを苦いと思うことなどないと思ってたのが、「苦い」と思えたのはある意味新鮮な気持ちでした。
あとは、ラガーに比べるとコスパがよろしくないのもあります。ラガーのようにグビグビ飲むものではないというのがわかっただけでも勉強になりました。アルコール度数もちょっとだけ高いですしね。とはいえ、ラガーに比べて個体差は大きいので、一口目を飲んでみる楽しみはなかなかスリリングではあります。
映画の「丑三つの村」の池波志乃のように、「村一番の男の味ってどんなんやろ~」と思いながら味わうのが大人の楽しみ方かもしれませんね。(なのか?) ということで、エールビール探索の旅の脱落宣言でした。