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連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」(全6話)(ネタバレあり)

2021年07月09日 | ドラマレビュー
 原作をまったく知らなかったのですが、2004年12月に発売されて170万部を超すベストセラーだったそうです。しかも2009年には寺尾聡主演で映画化もされてたとのことですが、そちらもまったく知らず。映画はヒットしたのでしょうか???

 そういう事情で、あらすじなどまったく知らずに見ました。WOWOWの開局30周年記念作品だそうですが、番組サイトによると「犯罪小説史に残る、東野圭吾、170万部超えの問題作を連続ドラマ化。彼の行動は是か非か。すべての者に突き付けられる、現代日本の罪と罰。」とのこと。

 さらに番組情報として「「連続ドラマW」初登場にして初主演の竹野内豊が、男手一つで育ててきた娘を少年たちに残忍な手口で殺され復讐に突き進む主人公・長峰重樹を演じる。」ということで、どう見ても楽しい話ではありません。知ってれば見なかったかも。

 ただ、今回竹野内豊は熱演でしたし、石田ゆり子も安定の演技。刑事役の人たちもよかったので、ドラマとしては力作だと思います。竹野内豊は映画版では刑事役の方だったんですね。

 しかし、全体の流れはともかく結末はどうもスッキリしないので、そこは後味がよくなかったです。取り調べでの石田ゆり子のセリフがすべてなのでしょうが、「嫌われ松子の一生」(小説の方)の結末に通じる感じが無きにしもあらず。深いテーマではあるのですが、考えるには重いですね。

 この作品は、原作と映画版と今回のドラマとで、ストーリーや人物設定、そして結末は同じなのでしょうか。気にはなりますが、原作を読んでみようとは思わないですね。何回も言いますが、重いな~。