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漢字変換はもっとこだわるべきだと思い

2019年08月09日 | 国語の時間

 今日あるラジオ番組を聞いてたら、リスナーからのメールを読んでたパーソナリティーが一瞬詰まって「これ、なんて読むんだっけ?」とスタッフに聞いてました。メールを送る方は、PCやスマホで変換されたままに書いてしまうのでしょうが、読む方としては普段使わない漢字は読めないことも多かろうと。


 私はワープロを使い始めた頃、「へぇ~、この言葉はこういう漢字なんだ」と思って、とにかく全部変換されるものは全部漢字で文章を書いてました。が、あるとき仕事先で「漢字が多すぎて堅苦しい」と言われたり、「御」と「お」が混在してて統一感が無いとか指摘されて「ふ~む」と考え直しました。


 また、あるとき社内の文書で「扨」という文字を見つけてそれを読めず、調べてみたら「さて」という字でした。普通に手書きの文書を書く際に「さて」を漢字で書く人はいるでしょうか。多分ワープロで変換されるままに書いたのでしょうが、その時に凄く違和感を感じて、「これではいかん!」と思ったものです。


 私はワープロを使い始めたのが割と早かったので(1985年に自分でワープロ専用機を買いました)、当時は喜んで使ってたものの文書を受け取った人は漢字が多すぎて戸惑ってたかもしれませんね。ちなみにその前から英文タイプをちょこっと習って自分でも練習したので、当時からタイピングは速かったです。えっへん。(って、字の汚さをカバーできると思ったのが理由でしたが…)


 そんなこんなで、今はどうかというと自分が手で書くときに書けないような漢字は基本的に使わないようになりました。とはいえ、「憂鬱」とか「懺悔」とかいうのはさすがにひらがなにはしませんが、幸いそういう言葉を使う文書はあまり書く機会がないので。


 もう30年近く前になりますが、高千穂遙氏がパソコン雑誌に日本語FEPの事を書いてて。WX2の会社に「作家の辞書」ということで自分の辞書を提供したら「全然言葉が出てこない」と言われたとか。あの人なんかは、既にその辺こだわってて余計な漢字は使わなかったのでしょうね。使わない漢字や単語はことごとく削除してたそうですし。


 今だと日本語FEPじゃなくてIMEというのでしょうか。使ってて、なんか全然学習能力が働かないというか、この記事を書いてる間も「漢字」が全部「感じ」で出てきて、何回変換してもダメ。この辺は極めて不満。


 なお、冒頭に書いたパーソナリティーが読めなかったという漢字は「弄る」でした。まぁ読めないことはないですが、私だったら漢字では書かないなぁ。


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