コメディーといえばそうなのですが、曲げられないなりの悲哀がいろいろあって特別愉快な話ではなし、単純すぎる展開もあり、脚本自体は平凡だと思いますが演出がいいのでしょう。特に昨夜の第二回は菅野美穂のはじけっぷりが素晴らしかったです。あとは永作博美の力の抜けた感じがいいですね。
ということで、見たことない人はチャレンジしてみるといいかも。お奨めです。
NHKFMにて土曜の夜オンエアの「ジャズ・トゥナイト」という番組で、先週は「ジャズギター最前線」というのをやってましたので録音してみました。普段ジャズギターとはおよそ縁のない生活を送ってますので、「ほぉ~すごいですなぁ。これがジャズギターっちゅうもんですか。」と、ケンカ十段芦原英幸氏のようなことを言いながら聞いたのですが、感想としては「凄いかもしれんがつまらん」の一言。
中には「ちょっとだけかっこいいかも」というのもなかったではないのですが、フリージャズの人だけはさすがに受け付けないと。以前マーティフリードマン氏がラジオで「ロックのギターを弾いてる人が、上達するとみんなプログレとかジャズとかに行こうとするけどそれはよくない」と言ってました。あれだけの人にそう言われると安心しますね。とはいえ、あの人のようにJ-POPおたくになろうとは思いませんが。
ちょうどその番組を録音してるとき、テレビではBSでロリーギャラガーのライブをやってました。ライブのビデオを見るのは初めてですがすごくかっこいい人です。ビデオは70年代後半のものでしたがまったく古臭いとは思いませんでした。惜しい人を亡くしたものです。
ということで、どうせ極めるならロックギターを極めたいものだと。などと思いながら車を運転してたら、先ほどNHKのラジオで金沢明子が「イエローサブマリン音頭」を歌ってるのを聞きました。あれも強烈ですね。ロックじゃないけど。
TBSテレビにて「特上カバチ」というドラマを見ました。原作は一応知ってますし、以前フジテレビでやってた「カバチタレ」のドラマも好きだったので、「もしかしたら面白いかも」と思って見てみることに。
最初から全面的に期待しなかったのはもちろん出演者を見てのこと。「どうかなぁ」と思ってたのですが、果たして感想は「次回からはもう見ない」の一言。出演者の演技にイチイチいちゃもんをつけるというよりは、演出方法とか番組の作りを受け付けられないんですね。
もしかするとああいうのを見て若い人が「法律の勉強になる上に堀北真希が素敵~!」とか言うのでしょうか。私としては主役の男性の方が上司に話するときも依頼人に真剣な話をするときも、マフラーしてコート着てリュックしょったままというのが気になりました。
と、こうやってあれこれ語る時点で既に術中にはまってるような気が…。まぁいいですけど。
NHKで本日夜9時からの開始。原作は垣根涼介の「君たちに明日はない」「借金取りの王子」。出演は坂口憲二、田中美佐子、堺正章、麻生祐未、須藤理彩など。一言でいうとリストラ請負会社に勤める面接官(坂口憲二)と、彼にリストラを宣告される人たちの人間模様ということになります。
実は3年ほど前に原作を読んでまして、その時の感想は「もっと深刻な話かと思いきや裏をかかれました。」と自分のブログに書いてました。今思い出しても「面白くないことはない」という程度の感想(失礼)。
垣根作品というと「ワイルド・ソウル」で「すげー、おもしれー」と思って、「ヒートアイランド」「午前三時のルースター」も「結構いいじゃない」と思ったので、ついついハードボイルドを期待しててこの本を読んだときは正直拍子抜けでした。が、既に人気シリーズなんですね。
ということで、ドラマの方はというと期待してたより面白かったです。それほど期待してなかったのですが、結構展開が早くて退屈しないし登場人物がどれも結構いきいきと描写されてるので次回も楽しみです。
土曜ドラマというと放送時間がネックでなかなか見られないことも多いのですが、我が家の場合はBS-HIにて夕方6時から録画しています。ちなみに番組HPはこちら。
ちなみに私が読んだ垣根作品は読んだ順に「ワイルド・ソウル」「ヒートアイランド」「午前三時のルースター」「クレイジーヘヴン」「君たちに明日はない」「ラティーノ・ラティーノ!」「サウダージ」「ゆりかごで眠れ」「ギャングスター・レッスン」「真夏の島に咲く花は」など。こうやってみると、「君たちに明日はない」シリーズの2作目と3作目だけ読んでないことになりますね。むぅ~やっぱり読んどくべきか。
会社帰りに車でNack5を聞いてたら、坂崎幸之助氏の「K’sトランスミッション」で関西弁のおじさんがなんかゴニョゴニョしゃべってました。しばらく聞いてたら、これがフォークの神様岡林信康氏であることが判明。神様と言われるくらいなので架空の存在なのかと思ってたら、実在の人物だったとわ。
なにやら今度美空ひばりさんのカバーアルバムを出すそうな。それで美空さんについてのエピソードもいろいろ話してましたが、あの人が楽譜を読めなかったというのは本当だそうです。岡林氏の「月の夜汽車」という曲のレコーディングスタジオで初対面だったそうですが、持ってたのは歌詞だけで恥ずかしそうに「私、楽譜が読めないんで」と言ったとか。それで岡林氏が「それは俺も読めん。あんなもん読めんでも曲はいくらでも作れる」と言ったら、すごく嬉しそうに笑ってたとか。(ただし、歌詞カードには矢印がいくつも書き込まれていて音符代わりの目印にしていたそうです)
天才少女歌手としてデビューしたものの正式に音楽教育を受ける機会がなかったため、そこがコンプレックスでもあったようですね。まぁ洋邦のビッグアーティストでも実際オタマジャクシがダメと公言する人は多数いますので珍しい話ではないですけど。
なお、美空さんは「歌手が『歌が上手い』と言われるようじゃおしまいだ」と言ってたとか。ようするに“歌”としてその世界に引き込まねばならないのに、歌唱力だけ取り出して批評されるようじゃ甘いということでしょうか。絵を描いて感想を尋ねたら「いい絵の具使ってるね」とだけ言われるようなもんかなぁ。そういえば、私はライブの後に「歌が上手い」と言われたことはありません。それはそれで大成功なのでしょう(?)
なお今回は帰宅中の放送だったため最後まで聞けず「花笠道中」と「東京キッド」のみ聞きましたが、アレンジは大胆に変わってます。「東京キッド」では細野さんがベースを弾いてるとか。以前はっぴいえんどをバックに演奏した時以来の共演だそうです。凄いですね。
今日聞いた2曲はどっちも気に入りました。元々岡林氏は結構好きなんですよ。レコードは1枚も持ってないけど(笑) こういうCDを店頭で見かけたら買っちゃうかもなぁとか思いながら、うちの近所のツタヤでは絶対置かないだろうとも思ってます。興味のある人はどっかで探すとよろしい。
BS11の音楽&トーク番組です。詳しくは番組サイトを見てもらえばわかりますが、小原礼・尾崎亜美夫妻がゲストを招いてトークやセッションを披露するものです。
過去のゲストも大体お二人と仲良しの人だったのですが、今月も大の仲良しの奥田民生さん。9日(土)の放送ではトーク部分ですごろくをやりながら奥田氏の半生を辿り、セッションでは「紫のハゼ(?)」と「GOOD DAY SUNSHINE」が披露されました。
「GOOD DAY SUNSHINE」なんちゅうのはたいした曲じゃないと思うのですが(失礼…)、3人でコーラスがバッチリ決まるとかっこいいです。「PURPLE HAZE」の方は亜美さんが入らず、小原&奥田&リズムボックスの演奏。しかも奥田氏はアコギ。どういう演奏だったかというのは、文字で説明するのはあれなので番組を見ていただくのが一番かと。
この番組は隔週ごと更新なので今月は実質2回分。16日(土)は奥田その1の再放送となります。見たことない人は今週から見るように。BS見られる人でたまたま見てないとかいう人は後悔するかと。
フジで「まっすぐな男」というドラマをやってました。「ルーキーズ」の先生役で人気の出た佐藤隆太に「曲がったことが大嫌いな熱血漢」を演じさせるという安直さで、私にとっては語るに値しないドラマです。
なによりも「まっすぐな男」と言いながら佐藤隆太の髪にパーマがかかってるんですね。あれを見ただけで「どこがまっすぐじゃ!」とあきれてしまいました。あれはいただけません。
さらに男性の場合は、そのブツをズボンの右側に落とし込むか左側にするかというのが人それぞれによって違うのですが、「まっすぐな男」というからには正面にするべきでしょう。しかし、私の観察によると彼は左でした。あれもいただけません。スポンサーの都合かなんかで正面が難しいというなら上にするとかやりようもあるでしょうに。
最近は民放ドラマの質の低下がしきりに叫ばれておりますが、今回もその典型であると思った次第です。まぁ見たい人は見ればよろしい。私はもう見ません。