今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

5月21日は「君天記念日」になりました

2020年05月21日 | 石川ひとみ
 

 今日は何の日 フッフ~…っといまだに歌っちゃう人はいませんか? 今日は5月21日ですが、何の日かというと38年前の1982年に石川ひとみさんのシングル「君は輝いて天使にみえた」が発売された日です。この前年は「まちぶせ」が大ヒットし、紅白歌合戦にも初出場して乗りに乗っていた彼女にとって通算13枚目のシングルとなります。(枚数は「プリンプリン物語」を除く)

 ファンの間では「君天」と呼ばれ人気の高い曲です。これを一番好きという人も多いことでしょう。私もシングル曲では最も好きな曲の一つです。

 この曲の作詞作曲はNSPの天野滋さんで、「つぶつぶの…」「ごめんごめん…」「いやなんだ いやなんだ…」などという歌をいっぱい作った方ですが、これは凄く爽やかなポップスに仕上がってます。そういう人だからこそ、「君は輝いて天使にみえた」なんてこっぱずかしいタイトルの曲にできたのでしょう。(失礼)

 歌詞は彼女を見守る男性の一人語りの形で、シングル曲としては珍しく3コーラス+サビをもう一回という構成ですが、テンポもアレンジも良いので全然その長さを感じさせない佳曲です。オリコン最高位56位だったそうで、「まちぶせ」には及びませんが、まずまずヒットしたんですね。

 発売当時の私は大学1年生。京都の学生寮にいた頃で、そこでの生活は思い出すだけで身の毛もよだつ悲惨さなので忘れることにしてるのですが、この曲はその寮の食堂で聞きました。カウンターの前で朝食のお盆を持って並んでる時に、テレビの「おはよう朝日です」にゲストで出てた石川ひとみさんの声が聞こえてきました。その時に初めて聞いて「これは良い!」と思った記憶があります。

 ただ、その頃は部屋にテレビが無かったので、残念ながらそれ以降ほとんど歌唱シーンは見た事ありませんでした。

 が、一昨年のデビュー40周年以来石川ひとみさんはコンサート活動を活発化しており、この曲は毎回聞かせてくれるので、この2年で6回くらい見られたかな? 大体アンコールのラストで盛り上がる曲です。十分取り返せたかというとそんなことは無く、今すぐにでもまた見たい感じ。早くライブ活動が再開できる状況になればいいのですが。

 ということで、これから5月21日は「君天記念日」ということでお願いします。(って、誰に言ってるんだか)

ドラマ「たとえば、愛」最後まで見ました

2020年05月20日 | ドラマレビュー

 日本映画専門チャンネルで放送してて、昨年途中まで見たものの後半は録画を失敗した「たとえば、愛」を、ようやく最後まで見ました。倉本聰作品で1979年の放送。主演は大原麗子。あらすじや設定は以下の通り。

 ラジオの人気深夜番組「ミッドナイトクール」のDJ九条冬子(大原麗子)は、以前離婚したものの業界内の男性(津川雅彦)と再婚の予定。その結婚式に作家志望である前夫の六助(原田芳雄)が出席すると聞いて慌てるが、その彼を招待したのが新郎と知り驚く。その後、前夫は新婚家庭にも頻繁に出入りし、奇妙な関係が続く。

 また、冬子は冬子で匿名希望なのに実名を読んでしまった女子高生リスナーがショックで自殺未遂を起こしたり、六助は同居する妹(萩尾みどり)が不倫相手と海外旅行に出かけてショックを受けたり…。最後は冬子のラジオ番組の降板が決定し、それを画策したのが現在の旦那、さらに後任となるタレントのリスコ(桃井かおり)は六助の現在の交際相手らしい、と色々な人間関係が絡み合って「結局どういう話だ?」というと、ちょっと説明に困ります。

 話題としては、見た目が邦彦じゃなくて三田村邦彦がドラマ初出演。この人は当時からあまりイメージ変わりません。そして、石田えりもこれがドラマ初出演。大原麗子の姪っ子役ですが凄く初々しい感じですので、その衣装の下にあんなにペロリな肢体が隠れているとは思わず、その後トマトマンにお見合いの席から「モーテル行くべ」と誘われたりするとは思いもよりませんでした。(多少混線してます) そういえば、このドラマと「遠雷」の間にはウルトラマンにも出てたんですね。

 倉本先生はこの2年ほど前には「前略おふくろ様」をやってて、この2年後には「北の国から」がヒットしました。面白いのは小鹿番が居酒屋の主人で、店は違うもののキャラは「前略おふくろ様」での居酒屋の主人とほとんど同じ。そして、主人公の別れた結婚相手の妹(一応義理の妹?)が不倫するという設定が、「たとえば、愛」と「北の国から」で共通してます。倉本先生の常とう手段という事でしょうか。

 当時は大原麗子が凄く売れっ子だったという感じですが、調べてみたら当時32歳。どの辺の位置づけかと思い現在32歳の女優を調べてみると、吉高由里子、戸田恵梨香、新垣結衣、榮倉奈々など。この人たちから比べると、結構大人の雰囲気でしたね。このドラマでは可愛い感じの役でしたけど。

 と、あれこれ書いてますが、ドラマとして面白かったかというとあんまり。倉本作品が全部好きかというとそうでもないので、やはり「前略おふくろ様」とか「北の国から」と比べると話題にならなかったのはなんとなくわかります。結構キャストは豪華なのですが、テーマが地味だったのでしょうか。ちなみにDVDは未発売で理由はわかりません。主題歌は「とまどいトワイライト」(豊島たづみ)で、結構流行りましたよね。ベストテン級ではないと思いますが。

 それにしても、高校に入学した頃に最終回だけ見たドラマで気になってたのですが、ようやくすっきりしました。あれから41年ですか。長かったなぁ。


プチブレイク中のNSPのDVD見ました

2020年05月19日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 


 先日から話題にしているNSPの「フォークデイズ・スペシャル NSP 30(-16周年)記念コンサート」というDVDが届きました。30(-16)周年というのは何のことかと思ったら、このコンサートが行われたのが2003年で、結成から30周年だけど一旦解散して16年間はバンドとして活動してなかったから(-16)と。正直な人たちですね。そういえば太田裕美さんも「インチキ25周年」というのをやってましたが、どこか通じるものがあります。

 実は先日天野滋さんの曲のことを記事にしたら、TwitterでこのDVDのことを教えてもらって、私はもちろんポチッとしましたが同じく購入した方が数名いたので、今はプチブレイク状態と。

 実際見てみたら、思ってたより面白かったです。わかりやすくてなじみやすいメロディーが多いし、知らないと思ってた曲も実は聞いたことあったりで、当時はやはり自然に耳に入ってきてたんですね。もっと暗い曲が多いかと思ってました。すいません…。

 今回はNSPの3人にサポートでキーボードが入っただけのシンプルな編成で、それでも誰かが歌うと他のメンバーがほとんどコーラスを入れてる感じで、あの辺はアンサンブルの妙。フォークグループという感じではありますが、ベースが入ってるだけに確かに独特のグルーブがありますね。元々はアルフィーもそうですが、当時はシグナルとかNACとかギター2人+ベースという三人編成がいて、結構効果的で面白い形だったんだなぁと今は思います。ただし、当時のテレビの歌番組の音響ではその辺が活かせてなかったように思いますが。

 で、今回はゲストとして天野さんが曲を提供したアイドルの堀ちえみさん、伊藤つかささん、石川ひとみさんがアンコールで出てきました。堀ちえみさんの「夕暮れ気分」は「Tu tulLu lu ってハミングが…」という曲で、ちゃんと知ってました。あれも天野さんの曲だったんですね。堀さんは感極まって泣いてしまったので、見てる方もちょっとジンと来てしまいました。私は彼女はタイプじゃないのでこれまでの人生で1秒たりとも良いと思ったことはなかったのですが、まさか彼女の歌で涙ぐむことになろうとは…。

 そして、我らがひっちゃんこと石川ひとみさんはご存じ「君は輝いて天使にみえた」を披露。これもNSPの三人とサポートのキーボードだけの演奏だったので、かなり貴重なパフォーマンスでした。こちらは明るい曲なので、さすがの泣き虫ひっちゃんも終始笑顔で、NSPの三人も本当に楽しそうに演奏してたのが印象的です。



 考えてみれば、私が「夕暮れ時はさびしそう」を聞いたのは小学生の頃で、ヒットを連発してた頃は中学生。さすがに男子中学生が「NSPが好き!」という風にはならなかったのですが、あの頃NSPのレコード買って練習してたらもっとギター上達したかも。今回のステージ見たら、天野さんも結構リードを弾いてて、しかも相当上手かったし。何しろ私はグレープをコピーしようとしたけどギター難しすぎて、結局アリスを弾いてたので上達しなかったという…。(失礼)

 とにかく、良いライブを見せて貰いました。あさっての5月21日は、奇遇にも38年前に「君は輝いて天使にみえた」が発売された日。今このDVDを買うことになったのもなにかの縁かもしれません。また、天野さんが亡くなってから今年で15年ですか。折角だから、もうちょっとNSP聞いてみようかなぁ。

 ちなみに、このDVDの収録曲は以下の通りです。欲しい方は発売元のポニーキャニオンのサイトでどうぞ。amazonには出回ってないようですので。

・あせ
・昨日からの逃げ道
・君と歩いてみたくて
・夜
・雨は似合わない
・お茶の一服
・さくら草
・おもいで
・弥生つめたい風
・北北東の風
・八月の空へ翔べ
・漁り火
・祭ばやしが遠のくように
・さようなら

【アンコール】
・お休みの風景
・夕暮れ気分(feat.堀ちえみ&NSP)
・モーニング・キッチン(feat.伊藤つかさ)
・君は輝いて天使に見えた(feat.石川ひとみ)
・夕暮れ時はさびしそう (with 坂崎幸之助&篠原ともえ)
・愛のナイフ

連続ドラマW「鉄の骨」(ネタばれあり)

2020年05月18日 | ドラマレビュー
 WOWOWのドラマで全5話。先週の土曜が最終回でした。原作は池井戸潤で、「欲望やしがらみが絡み合う談合の世界で、若手社員が自らの理想と会社員としての使命のはざまで葛藤する姿を描く。」というもので、建設会社の談合についてのドラマなのでした。

 主演は神木隆之介、その上司に内野聖陽、同僚に中村獅童と小雪、恋人役が土屋太鳳、談合を陰で操る業界の大物が柴田恭兵、検察が石丸幹二など。まずまず個性的な役者が揃ったキャストと言えます。

 途中までは結構面白かったのですが、そこは「下町ロケット」とか「陸王」のように下町の社長が努力と根性で最後に栄光をつかむという話じゃないので、結末は今一つすっきりしなかったのが事実。収賄とか不当利益で私腹を肥やすような悪人が逮捕されればスカッとするのですが、談合の場合は歴代の上層部がそれぞれ会社の利益確保のためにやってたので、その辺の爽快感が味わえず。別に逮捕された人たちに同情もしませんけど。

 ということで、あくまでも業界の闇を描いた話で、神木隆之介もその波に揉まれて悩むということで、サラリーマン金太郎的な話ではありません。

 ところで、この話は前にも見たと思ったら、やはりNHKでもドラマになってました。それが2010年の7月なので、ほぼ10年前。見た記憶はかすかにあるのですが、自分のブログを辿ったらレビューは書いてなかったので、つまらなかったのか最後まで見てなかったのか。タイトルはよく覚えてたのですが、「面白い」と思った記憶はありません。主演は小池徹平でした。

 それで、10年前の7月には何をしてたかと自分のブログを見たら、CSで金田一耕助シリーズを見たとか、岸辺のアルバムを見るだとか、歌のトップテンをみたらおニャン子ばっかでアカンかったとか、濱田マリさんのラジオ番組に尾崎亜美さんの「恋するマリンパーク」をリクエストして採用されたとか、今とほとんど同じような事ばっかりで愕然。「これ、先月の日記じゃないの?」と思ったくらい。進歩がないなぁ。どうせあたしゃオタクさぁ…。

NSPがプチブレイク中

2020年05月17日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 天野滋さんが石川ひとみさんに書いた曲をブログで記事にしたところ、NSPのライブDVDについて教えて貰いました。2003年に「フォークデイズ-第35章-」として実施された「NSP 30周年記念コンサート」がDVDとして発売されており、しかもゲストとして石川ひとみさんが登場して天野さん作の「君は輝いて天使に見えた」を共演しているというではないですか。(そのDVDはこちらです。)

 これはそのコンサートの10年後の2013年に発売されたものですが、amazonで見ると一応新品は売っているものの価格は12,980円。「ゲッ、高い!」とあきらめかけたところ、なんと販売元のポニーキャニオンの公式ショップで定価で売っているという情報をいただき、そちらは4,762円。DVDでこの価格ならきわめて普通ということでポチッと。

 で、私の周辺では元々NSPのファンの方もいたのでこの3日ほどで合計4枚ほど売れた様子。NSPがプチブレイク状態となっています。

 ちなみにこのDVDの収録曲は

・あせ
・昨日からの逃げ道
・君と歩いてみたくて
・夜
・雨は似合わない
・お茶の一服
・さくら草
・おもいで
・弥生つめたい風
・北北東の風
・八月の空へ翔べ
・漁り火
・祭ばやしが遠のくように
・さようなら

【アンコール】
・お休みの風景
・夕暮れ気分(feat.堀ちえみ&NSP)
・モーニング・キッチン(feat.伊藤つかさ)
・君は輝いて天使に見えた(feat.石川ひとみ)
・夕暮れ時はさびしそう (with 坂崎幸之助&篠原ともえ)
・愛のナイフ

など。これがフォークデイズの企画なので司会は坂崎幸之助&篠原ともえコンビ。坂崎さんによるNSPのインタビューも収録されている充実ぶりです。

 私はNSPを知ったのはもちろん「夕暮れ時はさびしそう」のヒットですが、アルバムは1枚も持ってません。このDVDの中で知ってるのは、あせ、雨は似合わない、弥生つめたい風、北北東の風、さようならなど。この収録曲以外にも、線香花火、赤い糸の伝説、八十八夜、冬の花火はおもいで花火、などを知ってますから、当時は相当流行ってました。

 ところで、10年ほど前の話。私の母が親戚の子供を幼稚園に迎えに行ったとき、車のCDでたまたま「夕暮れ時はさびしそう」がかかったら、その幼稚園児が「今の歌、もう一回」とリクエストしてきたのだとか。発売当時もそういう感じで広まっていったのでしょうね。大ヒットしたのがよくわかる気がしたものです。

 ということで、上記のDVDは今も公式ショップで絶賛発売中ですので、皆様も是非ご自宅に一枚どうぞ。

Penny Lane #StayHomeMusic尾崎亜美小原礼

2020年05月16日 | 尾崎亜美


 

 尾崎亜美さんと小原礼さんのYouTubeチャンネル「StayHomeMusic尾崎亜美小原礼」の新着動画です。ご存じThe Beatlesの「Penny Lane」。確かにPenny Laneなのですが、「あれ? こんな曲だったっけ?」と思う感じもあって、そこはピアノとベースだけの演奏なのに曲のエッセンスとお二人の独自のセンスが盛り込んであって絶妙の味わいになってます。

 動画の説明文によると、礼さんに「トランペットソロをピアノで弾いて」とムチャブリされたそうで、あのフレーズを亜美さんがピアノで弾いています。回を重ねるごとに動画の趣向が段々凝ってきて、今回は衣装と照明が肝なのですが私にとってはソロを弾く亜美さんの手元がアップになったので萌えてしまいました。

 尾崎亜美さんのファンになって、初めてアルバムを買ったのが1980年の7月で、当時私は高校2年。1学期の期末試験が終わった日の帰りに、その時点での最新アルバムだった「Little Fantasy」を買ったのでファン歴は今年で40年。

 その後、初めて亜美さんと面と向かってお話できたのは21世紀になってから、藤沢市でのFMの野外イベントのあとのサイン会でした。CDを買うと直筆のサインが貰えて握手もできるという機会だったのですが、いざという時のために古い楽譜集を持って行ってたのでそれにサインをいただきました。

 その時に握手して貰って、その手が凄く柔らかかったのが印象的で、今も亜美さんの手元を見ると萌えっとくるわけです。フッフッフ。

 今回は小原礼さんがボーカルの曲ですが、抑えた感じの中にかすかに漂うロックスピリットが素敵です。皆さま是非ご堪能下さい。

吉川晃司が由利先生をやるんですって

2020年05月15日 | 新着ドラマの話題

 来月からフジテレビ系で始まるドラマの話。吉川晃司主演で「探偵・由利麟太郎」というのをやるんですと。由利麟太郎は知ってる人も多いと思いますが、横溝正史先生原作の推理小説の登場人物です。横溝先生の小説に出てくる探偵というと金田一耕助しか思いつかない人が多いと思いますが、私もそうでした。

 思い起こせば1976年のこと。世間では角川映画の「犬神家の一族」が話題になっており、「なんか面白そう」と私も興味を持ってました。そんな時、中学校の文化祭で今で言うフリーマーケットがあり、そこで見つけたのが横溝作品の文庫本。多分1冊50円か100円位で売ってたと思うのですが、文庫とはいえ新品で買うより随分安いので「わーい」と思って買いました。

 その時買ったのは「死神の矢」と「花髑髏」の2冊。それを家に持って帰ったら、私より先に兄があっといういう間に両方読んでしまって(結構読書家なので)、「花髑髏は金田一耕助じゃないぞ」と。それを聞いて私も「へ?」と思ったのですが、確かに読んでみると「花髑髏」には中編が3作収録されていて、どれも由利先生が主役でした。

 ということで、私は割と早い時点というか、そもそもこの小説が発表されたのは戦前なので早いとはいえないのかもしれませんが、ちゃんと由利先生の存在は認識してました。しかもこの「花髑髏」に収録されていた三作はどれも面白かったです。

 実はテレビで古谷一行主演で放送された「金田一耕助シリーズ」でも、本来由利先生が主役なのを金田一耕助に置き換えて放送してたものがあります。有名なところでは「真珠郎」「仮面劇場」など。

 由利シリーズとはいえ、今回のドラマは舞台を現代に置き換えているそうですので。見てみたら「ゲッ」と思うかもしれないのですが、由利先生を吉川晃司にやらせるというかこの人を主演でドラマを作るというあたりはなかなか奇抜なアイディアなので、やはり気になります。原作のどの辺を使うのかは知りません。有名なのは「蝶々殺人事件」などでしょうが。

 なお、「真珠郎」は古谷一行のシリーズではすごく幻想的な作品で怪談的でもあり好きだったので、あのあたりもやって欲しいところではあります。が、あそこに真珠を埋め込んでいるいかついおじさんの話ではないかと期待しているような人とはお友達になれません。

 ところで、横溝先生というと推理小説で有名ですが、あの時代劇シリーズ「人形佐七捕物帳」の作者でもあるのですが知ってました?


ゲットしました!>石川ひとみ「ジュ・テーム」

2020年05月14日 | 石川ひとみ
 

 STAY HOMEの効用(?)で、ヤフオクをこまめにチェックできるため無事ゲットできました。それも送料込みで当時のレコードのシングル盤くらいの値段。超お買い得。

 今回落札したのは石川ひとみさんの7枚目のオリジナルアルバムで、1982年6月発売の「ジュ・テーム」です。前年に「まちぶせ」が大ヒットして紅白にも出場し、このアルバムにはシングル曲としては「ひとりじめ」「君は輝いて天使にみえた」を収録、この秋には早稲田大学での「キャンパスライブ」を行ってライブアルバムにもなったりと、まさに乗りに乗ってた時期です。

 発売当時私は大学1年。思い出したくもない学生寮生活の頃で、オーディオも実家に置いたままだったし、当時はレンタルレコードの全盛時代ですので、このアルバムは持ってませんでした。

 このアルバムは、以前CD-BOXセットに収録されたものの単体としてはCD未発売。あれだけのヒットがある人なのに、オリジナルアルバム8枚中単体でCD化されたのは4枚だけで、どれも今は新品での入手不能なのが凄く不満です。

 このレコードが欲しかったのはジャケットと歌詞カードが見たかったからで、ご覧の通りステージ写真とリハーサルの様子があって、当時の衣装が見られるので萌えます。この裏はそのままジャケットのポーズ違いの大型の写真だし。

 昔は気づかなかったのですが、Special Thanksのクレジットを見ると「KARYOBIN、NICO、N.S.P」の名前があります。KARYOBINはご存じ上田知華+KARYOBINとして活躍していた方々の弦楽カルテットの名前であって、当時石川ひとみさんのステージで演奏してたという話があります。(この辺詳しくないのですが) またN.S.Pの方は「納豆・そら豆・ピーナッツ」でも「なんと・素敵な・プロみたい」でも「ヌード・ストリップ・ポルノ」でもなく、「夕暮れ時はさびしそう」でお馴染みのフォークグループです。

 このアルバムにも収録されているシングル曲「ひとりじめ」と「君は輝いて天使にみえた」の作者が天野滋さんですから、その関係でしょう。天野さんというと「ごめんごめん」とか「つぶつぶの」とかいう妙な曲を作るというイメージでしたが、あれはあくまでもN.S.Pとしての芸風であって、「君は輝いて天使にみえた」のように素晴らしいアイドルポップスも書ける優れたソングライターだったのが今考えるとよくわかります。

 こうやってジャケットと歌詞カード眺めてるとやっぱりレコードはいいですね。「今まで持っとらんかったんかい!」と言われると「すんまへん!」としか言えませんが、これで所有しているのは8枚中5枚。8分の5というとポテトチップスみたいなので、いっそのこと全部集めましょうか。とはいえ、次は「キャンパスライブ」が欲しかったり。(って、ここで書くとライバル増えそうだけど)

 いやまぁ今日はいい夢を見られそうです。フッフッフ。

新幹線が爆破されるとサンチャゴに雨が降るらしい

2020年05月13日 | 映画
 昨日NHKBSで映画「新幹線大爆破」が放送されてました。何年かに一度はテレビで見かけるので、なかなかの人気作なのでしょう。私も何回か見てますが結構好きです。「新幹線が走行速度80km/hを下回ると爆発する」という設定なので、出演者全員で「止まると死ぬんじゃ!」と言いながら駆け回るシーンが見どころです。(なのか?)

 同じ時期に公開された、やはり新幹線が出てくるクライムサスペンス映画で「動脈列島」というのがあって、こっちも面白そうなのですが何年か前にたまたま出先で目にしたことあるだけで、ちゃんと最初から最後まで見たことはありません。

 そして列車を舞台にした作品では「皇帝のいない八月」というのもあって、これは自衛隊反乱分子によるクーデターをテーマにしており、こちらも面白いです。さらにややこしいのは、「新幹線大爆破」に出ていた山本圭がこっちにも重要な役で出てるんですね。

 ここでは山本圭とその元カノの吉永小百合が以前にチリでクーデターに遭遇しているという設定で、その回想シーンには実際の記録映像の他に「サンチャゴに雨が降る」という映画の戦闘シーンが流用されているそうです。

 私は何年も前からチリ・クーデターに興味を持ってるのですが、調べたらこの「サンチャゴに雨が降る」はまさにそれをテーマにした映画でした。これは1975年制作のフランス・ブルガリア合作映画で、DVDも出てますが今は中古しかなくてちょっと高いのでパス。代わりに「サンチャゴに降る雨」という単行本を注文したのですが、サスペンスものなのでどうやらこの映画の原作ではなさそう。一応クーデターは関係あるようですけど…。

 ちなみにチリクーデターは、Wikiによると1973年9月11日にチリの首都サンティアゴ・デ・チレで発生した軍事クーデターで、世界初の選挙により選出された社会主義政権を、米国政府および米国多国籍企業による主導のもと、ピノチェト将軍の指揮する軍部が武力で覆したというもの。「もう一つの911」とも言われるので、911テロがあの日を選んだのはこの意味もあったという説も見たことあります。

 そんなこんなで関心を持ってるわけですが、このチリクーデターをテーマにした作品としては、人形劇「プリンプリン物語」や、アニメ映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」がありますが、詳しく知りたい方はこちらの「本当は怖いプリンプリン物語」という記事をご覧いただければと。ルチ将軍の元ネタはピノチェト将軍だったということで。

 以上、「新幹線大爆破」からの数珠つなぎでチリクーデターに辿りつきました。それにしても、チリクーデターの話は調べてみると色々関連作品はあるようですね。プリンプリン物語を極めるためにも探してみようっと(?)。

ジャズ やれません…

2020年05月12日 | スペクトラム(ブラスロックバンド)
 


 この9月に予定されていた仙台での第30回「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」について、本日その代表の方から開催断念が発表されました。もちろん新型コロナウイルス感染症の影響ですが、来年2021年に第30回「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」として開催するということなので、1年延期ということですね。

 このジャズフェスはどんな感じかというと、毎年9月に土日の2日間で定禅寺通りや勾当台公園を中心に街中のあちこちにステージを作り、東北はもちろん全国から多くのグループが参加して演奏し、それを見る人も数多く集まるという大変エネルギッシュで楽しいイベントです。昨年は9月7日(土)、8日(日)の二日間で、参加バンド:710グループ、参加者数:5,131人、ステージ数:92ステージ(2日間延べ)、観客数:77万人だったそうです。この二日間は本当に街中に音楽が流れます。

 私もReSPECTというバンドをやっており、昨年の5千人超の参加者の一人であり、観客でもありました。(画像は昨年の演奏の様子です) 参加するにはビデオによる審査があり、もちろん落選したこともあるのですが、これまで2008年に初参加して以来、2011年、2012年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年と合計8回出場でき、今年も応募はしてました。

 上記の通り物凄い数の人が集まるイベントですから、今年は多分厳しいだろうと思ってましたが、やはり正式決定がなされると寂しいものです。私も普段はライブハウスで演奏することがほとんどなのですが、ここのステージは野外なので開放的だし明るくて気持ちいいし、何より通りすがりで観覧は自由ですから毎回数百人の前で演奏できるという凄く貴重な機会でいつも楽しみにしてました。野外の特設ステージなのでPA機材とかモニターの環境は恵まれてないのですが、それを差し引いても言葉にできないほどの喜びを感じながら毎回演奏してました。

 今年はまだ参加受付が終了したばかりなので参加できるとは限らなかったのですが、とにかくあそこで演奏できないのは確定してしまったのですっかり気が抜けて…。毎年参加決定の通知が来る6月末くらいには「ジャズやるべ!」という記事を投稿するのが恒例だったのですが、今年はそれもありません。ま、元々ジャズはやらないのですが…。

 1年後にこの騒動がどうなっているのかはわかりませんが、とにかく状況が改善してあそこへ行けるようになることを祈ってます。しかし残念だなぁ。