清原果耶さんは、2019年のNHKの時代劇「螢草 菜々の剣」の主演を努めた際に注目したのですが、あれだけ若いのに着物も似合うしセリフもしっかりしてるし、何よりも目力があって立ち居振る舞いが凛々しいのに驚きました。
これまで朝ドラでも結構重要な役で何回か出てますが、今回は主役で登場ということで期待は高まります。
ただ、現代劇でなおかつ主演女優が注目の若手というと、2015年の「まれ」の悪夢がよみがえってしまうので、そこは期待しすぎないようにしないと。「まれ」はというと、主演が土屋太鳳さんで、なにより舞台が私の出身の石川県ということで地元も盛り上がってました。キャストも豪華だったのでワクワクしてたのですが、盛り上がったのは最初の1ヶ月くらいで、終了時の私の感想は「大山鳴動して…」の一言。(その際のレビューはこちら)
それで、この「おかえりモネ」の第一週はどうだったかというと、かなり良かったです。子役時代が無く、いきなりヒロインの清原果耶さんが出てきたのもポイント高いですが、家族も就職先の人々もなかなか楽しいし、風景も綺麗だし、何より明るい役柄での清原果耶さんの笑顔は凄く可愛いです。竹下景子さんのナレーションもいいですね。気になるのは夏木マリさんの方言がわざとらしいくらいですが、あの役はそれくらアクが強い方がいいのでしょうと解釈します。
あとは脚本ですが、安達奈緒子さんはもちろん朝ドラの担当は初。私の好きだったドラマも手掛けてた事があるので、なんとか半年間興味を持続してくれることを期待します。実は現在の舞台の登米というところは、私が35年前に就職した時に初めて出張で連れていかれた場所だったりします。それもちょうど5月の今頃だったので何か縁を感じますが、そういう点であまり期待しすぎるのはよくないと思われ、まずは様子を見ましょうと。
今後時々話題にするとは思いますが、朝ドラは半年間続けて見られるかが一つのハードルですので、全体の評価はその際にあらためて。